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つぎから
つぎに
つめを下にした
指が
降ってくる

ただしいことの
降灰
ただしくない欲は
ロケット花火

高層12000階のすみかに
移り住んでしまって
もどるには
地 ....
光をいただき

空気をいただき

水をいただき

食事をいただき

愛をいただく
アマゾンの巨大魚
ピラルクを釣ろうと思い
ワイヤー製の頑丈な仕掛けを作った
これでは電車に乗れないので
少しコンパクトな仕掛けを作り
1mの鯉を釣ろうと餌を調合した
ひき肉とサツマイモと数 ....
紺碧の空のもと

緑の{ルビ渓=たに}に分け入り

髪より細い糸を頼りに

ときめく胸を押さえ

銀鱗が舞い踊る
{引用=𝘺𝘦𝘭𝘭𝘰𝘸 𝘣𝘪𝘳𝘥}  造花のくきの折れる{引用=(𝘣𝘭𝘢𝘯𝘬)}  いつの日か、眠れる
  錆びていた工具箱   {引用=「𝘣𝘪𝘳𝘥 𝘤𝘢𝘨𝘦}   揺れる 籠に
    御伽話{引 ....
 ジャン・ジュネの『小さな真四角に引き裂かれ便器に投げこまれた一幅のレンブラントから残ったもの』にある、「ある日、客車のなかで、前に腰かけていた旅客を眺めていた私は、どんな人も他の人と等価であるという .... 鉛色の空の下

紫陽花が咲くのを待っている

そこにカタツムリが居たら

梅雨空も悪くはない

四季折々の美しさがある
普段は酒に肴は不要だが

今夜は鰹の酒盗を舐めた

こりゃいけない

酒がどんどんと無くなる

つい 追加購入してしまった
往き往きて

樹となり

水となり

渓に入り

命の重さを知る
瞼の裏側で眠りの松明が燃え盛る
タップを踏む睡魔が天然色の幻へと誘う
大地を俯瞰すれば麒麟の群れが走り
文明は密林のように摩天楼を生やした

水曜日の波が大通りへと押し寄せる
チョビ髭を歪 ....
これから雨の日が続くようだ
10日間の天気予報では来週の木曜日は晴れると
残念ながらその日は月に一度の通院日
{ルビ渓=たに}に入りたいが
増水で釣りにはならない
仕方がないので
髪の毛よ ....
きみという結晶は脆く傷付きやすい
透明な薄緑を纏った蛍石のようだ

ぼくは鈍重な鉛ようなのに
何故か妙に気が合った

初めて出逢ったのは渓流で宝石の魚を釣った夕暮れ
低温で溶けるぼくは直 ....
哀しくも

ぼくは詩人ではなかった

虚実を織り交ぜ

誰よりも大切な人を深く傷つけた

詩人ならば歓びを与えられたはずなのに
悲しいですね

人は誰でも独りで生まれ

独り死んでゆく

後ろ姿を追いかけても届かず

想い人が亡くなっても日々は変わらない


      ☆


楽しいですね

 ....
願わくば

五月の空に浮かぶ

羊雲になりたい

ぽかり ふわり

風に吹かれて


    ☆


強がりな若葉に誘われて

渓谷の流れに身をまかせ

透明な水に ....
風のささやきに誘われて
釣り人は初夏の{ルビ渓=たに}に分け入った
モスグリーンのいで立ちの彼は五月の若葉に溶けて
神経質な魚たちの警戒心を得ることはなかった
川面に近づくには音を立ててはいけ ....
●学校の子供たちに数学を教えている●わたしは●数学の教師●学校が済むと直ぐ帰って●二階へ上がって●二階の書斎で●読みかけの本を読んでいた●やがて●暗くなり●窓の外を●夜の間にひどい雨が降った●その .... 漂泊の時の彼方

  伏せられた栞

緑の草原に風が吹いている
樹木にもたれて読書している
きみは近づいて訊く

 「なにを読んでいるの」

雨粒は草地に落ちて雲間には嵐の予感がす ....
日々豊かに降り続く雨は
山の頂きから川を下って
大地を潤し
海へと流れ
やがて世界の端から
宇宙へと降りそそぐ

波に流されるまま
地球からこぼれ落ちた私
遠ざかっていくのは
距離 ....
初夏の風は柔らかく囁いた

緑の渓谷が呼んでいると

五月の魚たちは強がりだから

下手な仕掛けでは釣れない

明日は三時に起きて行こう
ぼくは森の中に生まれたような気がする

幼い頃から樹が好きで

朝は何時もの森を彷徨い樹を抱いた

今は木目を見ただけで何の樹だか分かるようになって

お気に入りの厚板を何枚も持ってい ....
初夏の風が渓谷の香りを運んできた
釣を止めて十七年が過ぎていた
改めて道具を確かめたら
釣り具には問題なかった

真夜中に車を走らせ
モスグリーンで統一した身支度をして
さぁ釣るぞ! と ....
むかし戦争があったなんて
――きっと嘘だ、

円柱型のチョコレートを
小さな花紋のある包み紙を破って、
贈り物だと信じて食べた
チョコを食べると、熱くなって
自分が強くなるのを感じた
 ....
人は時が薬になると言うけれど

ぼくには効かない

様々な記憶はあまりに生々しく

傷からは鮮血が滴り落ち

包帯を巻いても血が滲む
二回続きのトラブルで

虹色魚は姿を見せず

仕掛けを作る夕方に

二コリと頬笑む

捕らぬ狸の皮算用
人間

空気

原子
あらゆる物質は素粒子から出来ている
素粒子は刹那に生生流転を繰り返し
留まることを知らない
星々の寿命は100億年と言われ
人は100年程度
どうせ生きる ....
虹色の魚を追い求め
大雨が止んだ渓谷の本流に出かけた
午前五時半
何時ものポイントを狙い
腰まで浸かる流れに
そっと歩みを踏み出し
突然足元の石が転がった
私は透明な水流に潜り
もがき ....
今朝四時に家を出て奥多摩に車を走らせた
途中コンビニで珈琲とツナマヨ玉子サンドと
コロッケパンを買い
緑に染まる渓谷を目指した
駐車場で支度をして万全の用意をした
アスファルトの坂道を下ると ....
なんて名前だったかな?
(ロン・ハバート『Battlefield Earth 1 奪われた惑星』第三部・4、入沢英江訳)


そしてそれはここに実在する。
(ロン・ハバート『Battlefi ....
新緑の渓に分け入ると

この姿は透明になってしまい

緑色に染まっていった

宝石の魚はピシャリと跳ねて

日々の雑踏が彼方に消える
海さんの自由詩おすすめリスト(2291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雷のあと- 唐草フウ自由詩6*24-6-7
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- レタス自由詩6*24-5-23
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