すべてのおすすめ
草むらかきわけて
棒をしゃぶり倒した
俺達に明日はなかった

空は
晴れ渡っていた
六月の木漏れ日のなかで

いちばん得意な遊びは
棒遊びです

モットモット 遊びをしようよ
 ....
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ

 漂い始める大気の最中
  ゆるやか解けながら
 四散していく意識の慄き

思考や感情や意志や感覚や
 ....
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降り ....
爪を切ろうと思い立ち
爪切りを探す
スフレを焼こうと思い立って
泡立て器を探すように

引き出しの二番目
わたしを待っていたかのように
すぐに見つかった
それは切った爪を受け止める装置 ....
私という存在は

水面を浮遊するカゲロウのように

不確かな命の現象なのです

帰る処はありません

やがて透明に吸い込まれてしまうでしょう
涙の夜に沈んでしまいました

何かを伝えようにも声がでません

銀盤の月だけが頬笑みをくれました

冷えた肩を抱き締めながら

暗い{ルビ闇路=やみじ}をたどります
冬の兵士達の隊列続き凍り付く恐怖に郷愁の感情麻痺し
灼熱の貴女の胸に投擲した憧憬の念の次々燃え尽きまた投擲し
高くなる空に濃くなる青に密やかな恋慕を抱き自らを見入る、

 鎮まる静かさに ひと ....
あの頃のぼくたちは
激しくて とても激しくて
激し過ぎて
互いに深い傷をつけあったね

きみはとても純粋で
長い黒髪が似合っていた

ぼくは酔って想い出話しをすると
きみは少女のよう ....
無とは最も偉大な肥大だ
捗りはいらない
そこに佇む視線があるだろう
姿勢ではないのだ また思想でもないのだ
まだ予測にしがみつくのか
言葉で表す前の無が轟音を立てる
明るみや順調に飲まれる ....
キキョウの花弁、
染める青紫
 、
沈黙の一音
凝縮され、
見る見る染み渡り拡がりゆき
あゝまた段々と色褪せては
色付き輝き湧き出で来る

此処に貫かれて居る力、
異様に哀しくも歓 ....
雑な言い回しになるけど、レベル1の遊びの程度でダンジョン攻略するにせよ、パーティーを組んだほうが良いとギルマスは言っていた。アーチャーの俳人と戦士の歌人とタンク(盾)の詩人の組み合わせがベスト。

 ....
光の矢となり走る魂、
響き迸り灼熱帯び
光の海から沸き立つ言の葉 、

 何も観えぬまま魂の死を待つのか

死者たちの魂が問い掛ける

美貌のまま自らの肉を引き裂き 
滝に呑まれる君 ....
 
 肌にヒリヒリとした
 痛みこそ忘れ去られた闇は
 東の、明けきらぬ雲の幕に覆われている

 耳にのこるICUの輸液ポンプのモータ音
 蛍光灯で煌々と照らされる空間は
 ただ白っぽく ....
窓から見える小高い山
緑生い茂るその腹に
数年前の豪雨災害で
怒涛の如く樹木はなぎ倒されて
深くえぐられた大きな傷は
年月をかけて
少し目立たなくなった
人のからだのように
山のからだ ....
羽根が送られてきた

ご丁寧に封蝋で綴じられている差出人を書いてない封筒 ここ何日かこの羽根の事ばかり考えていた
アーク森ビルの陸橋を渡る途中 ピーポ君の看板が立っている ここに漂う虚無は人生み ....
荒縄で首を吊るされて、
いつでも蹴とばせる踏み台に立っている
渇いた唇には砂粒がひっついて、
処刑を見るために大勢の人だかりだ

この町を仕切る保安官に
貴様が法律ではない! と怒鳴った
 ....
人は無量大数より多くの素粒子からできています

その刹那の明滅があらゆる行動となり

言葉も生まれます

解き放たれた言葉は素粒子を振るわせ

共鳴しながら滅びては生まれ

新たな ....
風が吹けば緑葉も揺れる、
緑葉が揺れれば風も吹く、

今日は陽光いっぱいの
さはやかな秋の日です。

 東空に昇り輝く
  おほきなまぁるい太陽の
   解き放つ黄金の放射こそ
   ....
うつろいを風で知る
突然キンモクセイの香りが通り過ぎて
ふるさとのまちなみをおもいだす

大切な人を喪って
もう何十年と経っているのに
まだちゃんと立ち直れないの と
彼女は言った
あ ....
                               



                             暗闇から暗渠を覗くのものすべてが恐怖に等しく
 その眼が吸い込 ....
宿酔と
けさの夢の残滓を
深い
呼吸のリズムによって
とおく
野を越えて
あの青い山の方まで流してゆく


さくばん
僕はピース缶から一本抜いて
それからトリス・ウィスキ ....
そこ、という扉を開けると
静けさを変えたがる少年の嘆きで覆われる
いずれという名のもとでは、いくつもの野望が彼の手をひく
そしていつものパターンでは、その思考に飲まれているばかりだ
拙くてもい ....
止まり木を探している

橋の上から
水面を眺めながら

欠け始めた月に
追い詰められながら

止まり木を探している

カフェの二階で
雑踏を読みながら

沈みかけた街に
 ....
庭に数式の花が咲いていた。
よく見かける簡単なものもあれば、
学生時代にお目にかかったややこしいものもあった。
近づいて、手でもぎると、
数と記号に分解して、
やがてすぐに、手 ....
のんびりしている時に
突如、このままでいいのだろうか
などと考えて焦燥感に駆られる

なんか、やばいんよ

だから、努力みたいなことをする
それは小学校中学校とはまた違う形の努力
 ....
庭に数式の花が咲いていた。
近づいて手でもぎとると
数と記号に分解して
手のひらのうえですっと消えた。
庭を見下ろすと
数式は、もとの花に戻っていた。

 *

庭に出 ....
きゃりーちゃん、、、、、詩人♡

アンパンマン、、、、、、詩人

ド素人、、、、、、、、、詩人

教育者、、、、、、、、、詩人(ちょっと地響き)

詩人の方を呼ばせていただきます(政府 ....
午前2時40分

潮が退くように彼方へと旅立った

彼女は母のような慈愛に溢れ

ぼくを可愛がってくれた

もうアンドロメダを越えたのだろうか
北の湖の{ルビ畔=ほとり}に

{ルビ春楡=はるにれ}の大樹が唸るように{ルビ聳=そび}えている

その根元にきみを置いて写真を撮りたい

そそぎこむ小川には姫鱒の求愛激しく

やがて ....
 京都三条大橋の側にあった
 六階建の大きな旅館
 非常階段の踊り場から見下ろす
 起き抜けの街の静けさが好きだった

 あの頃は赤のマールボロを一日半箱吸っていた

 廊下の重い鉄扉が ....
海さんの自由詩おすすめリスト(2092)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レインボウ- おまる自由詩6*24-10-16
金木犀の秋に生き- ひだかた ...自由詩5*24-10-16
- 田中教平 ...自由詩7+24-10-16
爪切り- そらの珊 ...自由詩8*24-10-16
五行歌__虚ろ- レタス自由詩9*24-10-16
五行歌_哀歌- レタス自由詩9*24-10-15
狭間の想い- ひだかた ...自由詩6*24-10-15
きみに- レタス自由詩6*24-10-15
詩作- 林 理仁自由詩10*24-10-14
- ひだかた ...自由詩4*24-10-14
パーティー急募!- 足立らど ...自由詩5*24-10-13
絶言- ひだかた ...自由詩5*24-10-13
Heart_beat- リリー自由詩7*24-10-13
鼓動- そらの珊 ...自由詩6*24-10-12
はね- おまる自由詩6*24-10-12
悪いオジサン- atsuchan69自由詩12*24-10-12
シンフォニー- レタス自由詩8*24-10-11
秋日晴天歌- ひだかた ...自由詩5*24-10-11
家路/エバー- そらの珊 ...自由詩9*24-10-11
新月の夜- アラガイ ...自由詩11*24-10-10
酒と煙草- 田中教平 ...自由詩424-10-10
拙さの消滅- 林 理仁自由詩7*24-10-9
止まり木- 夏井椋也自由詩17*24-10-9
数式の庭。原型その1- 田中宏輔自由詩13*24-10-9
大人になっても- 林 理仁自由詩12*24-10-9
数式の庭。─前篇─- 田中宏輔自由詩16*24-10-9
詩人- 林 理仁自由詩6*24-10-8
五行歌__旅立ち- レタス自由詩9*24-10-8
五行歌_秘密の渚- レタス自由詩11*24-10-8
喫煙所- リリー自由詩12*24-10-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70