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夕暮れ時の後ろ影が何か言ってら
後ろ影、紆余曲折の果てに
辿り着くべき場所を
わたしと云う意識が
わたしではない
本当の私へと
辿りながら

バカっタレが
貴様がワタシはワタシだと
 ....
岸壁に腰かけて

オレンジ色に光る波を見てた

足踏みしかできない私たちが

束の間 癒された時


こうなる前に

どうにかできただろうに

選択権は私にしかなく

 ....
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送

なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり

くすりと ....
あめのやみ
あおのひろがり
ひびくもの
どこもかしこも
あるものあるもの
ひびくもの

もの哀しくも可憐な相貌
開いて結んで打ち下ろす

ときのじんわり
ひろがりいき
いきづく ....
171号線を

バイクで走る

奇跡的に壊れずにいたから

赦されたのだろうか


色々なものを振り切って

走る走る


道がずっと続いていて

色んなところに繋 ....
心の均等が崩れてしまいそうで
何もかも亡くしてしまいそうで
独り震えてた
君の優しい眼差しが天から降って来て僕は救われたんだ
捨てられた仔猫みたいに

その場その場を頼りなく生きて来たのに ....
ひさしぶりにかえってきた娘が
玄関を開けて
いえのにおいがする、といった
ずっとこの家にいるわたしには
そのにおいがわからない
いいにおいかどうか
よくないにおいかどうかも
わたしが息を ....
 この朝に 、この夕に

しとしとしとしと雨降り続け
私と云うものに込められた
深い想い 、時の広がり
受け容れさせる愁雨の静かさ
朝に夕に浅く慰められる憂鬱と
自ら汚したこの魂の刺抜き ....
幼子の眼に映る淡い幻(ゆめ)

揺らめく色彩が鮮やかに通り過ぎ
輝きは更に強さを増して心の奥に強く刻み込まれてゆく
焼き付けられた記憶が勇気を与えてくれるから
握られた手のひらが光を集めて涙 ....
おぶわれた彼女は彼に傘をさす

耳と耳をくっつけて

時折 顔を見合わせて

どうか神様 この二人が

このまま幸せでありますように


あの日 竹林の小径

傘の縁から ....
{引用= 夕暮れに、きょうもひとは、 めいめい帰ってゆきます

 その中のだれも きのうのゆめの つづきを読んでいる調子です

 まっさらな気持ちで空を飛ぶ はじまりのページにまき戻る

 ....
五月五日、
なかば強制されている春、
どうしてもせざるを得ない、
タイヤこうかん、
いっぴきの蜜蜂はわざわざ庭先にまで見学に来て、
となりの家の庭では、
紫と白、ツツジがいつの間にかもうす ....
人間の細胞はおよそ37兆個の細胞からなるという
元素は酸素・水素・炭素・窒素・カルシウム・リン
手元に残るのは焼骨のリン酸カルシウムくらいだけだ
残された者はそれを後生大事に故人を偲ぶ
大空に ....
消えていく
響キの
残り香から
また
発光し生まれ来る

未完成を自ら導く意思、

なんの計画もなく
企図だけ澄み
この世この次元に
生きて息ある限り
意識ひろげ続け

器 ....
■同じ少女■同じ男の子■同じ世界■同じ場所■同じ小路■同じ国■同じ地方■同じもの■同じ言葉■同じ見方■同じ人間■同じ問題■同じ階段■同じ手段■同じ方向■同じドア■同じ形■同じ理由■同じ意味■同じ場所■ .... 近くの公園で
詩集を読んでいると
小さい虫がページのうえに

無造作に手ではらったら
簡単につぶれて
ページにしみがついてしまって

すぐに部屋に戻って
消しゴ ....
あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、
目の隅で、何か動くものがあった。
歩く速さを落として目をやると、
結ばれていたはずの結び目が、
廃棄された専用ゴミ袋の結び目が
ほどけていくところ ....
開かれるドア
巨大な時の
ひろがり
担い抱え持ち

眠りの最中遡行し
肉身の破滅に
何れ成就す

人に込められた想い
白髪の上から浮き立ち
羽ばたき飛び立つ
光の蝶たちの群れ
苦痛に苦悩に鈴の音鳴らし
生あることを祝福しながら

雪峰の高みの白銀の響と
光に織り込まれる身を
そのままそのままに
虹彩 ....
かけがえのないちいさな命
ちいさな手が僕の袖を掴むよ

お日様が笑ってる
柔らかな時間が僕たちを包むように

温かな風が僕たちの頬を撫でる様に
優しい日常が過ぎてゆく
写真を見て

昨夜は現実だったと知る


宵の口

光る田圃の中を走る

四方八方から蛙の声

紫のカーテンに囲まれて

きっと どこかに神仙がいるはず

豆のような ....
春に恋して
夏に遊んで
秋に耽って
冬には眠る

人生、そんな風に
四季を巡りたいもの

とりあえず
春を振り返ると

新しい教科書
風が捲ったページから立ち昇るのは
影を煮 ....
五月の緑が伝い合い
誰かが消えた満月のよる
なみだとずっとの約束を結んで
いくつもの場面を通り
ためらいなくわたしは生まれた
認知されない臓腑が新しい叫びを欲しがっている、変化を求め続ける限り俺は変わらないで居られる、初めからわかっていたことだ、なにも失ってなどいない、一生を自分のまま生き続けられる人間だって中には居るっ .... ひとね ひとね 
鳴り響く
この世界に
耳澄まし
じっと佇ずみ居れば

引き裂かれ引き裂いた
あなた方の
あの肉身の輪郭すら

胸の奥の
うちそこから
りんと 
ひとなり ひ ....
僕は荒んでいたんだ
何もかも

隠れてタバコ吸って
バレないのを面白がってた

高校生なのにね

君とテキトーなアパートの裏側に忍び込んでさ
アパートの住民に激怒されたね
タバコを ....
なにやら
胸の奥が粟立って
仕方がないから
五月を
描こうと思った

ところが
緑の絵具を切らしていて
仕方がないから
青と黄の
絵具を混ぜてみたが

五月にはほど遠い

 ....
明日は家出予定

ライブの帰り道

坂の下がまるで海

バイクごと突っ込んでいった


後にも先にも

街があんな水浸しになったのは知らない

大嵐の夜

腰まで浸か ....
吹く風と
包まれ包む
静かさに
触手伸ばし
響く聲 、

夢幻の現ヲ遡り

浮き立ち在るもの
輪郭ノ確かと
吾(あ)と繋がり
あれまなんぞよ
未だ体験せずと
破顔一笑 、
 ....
細い月は
つややかにしろくひかる
両端はするどく研がれて
夜を切り裂く
しずかに
きれぎれてふってくる
夜の
はぎれ

地上の犬たちは
それらを
おもいおもいに選んで
てんでに ....
海さんの自由詩おすすめリスト(2639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
呼び声- ひだかた ...自由詩4*25-5-9
密々- 花野誉自由詩425-5-9
断章・〉運ぶ時、時の運び〈・章断- ひだかた ...自由詩6*25-5-8
オアシス- ひだかた ...自由詩525-5-7
京都へ- 花野誉自由詩6*25-5-7
僕の太陽- 栗栖真理 ...自由詩225-5-7
いえのにおいがする- そらの珊 ...自由詩17*25-5-7
雨の刻示- ひだかた ...自由詩625-5-6
幸せの記憶- 栗栖真理 ...自由詩225-5-6
雨宿り- 花野誉自由詩325-5-6
zero- ryinx自由詩13+*25-5-6
初入道- 本田憲嵩自由詩13+25-5-6
生命- レタス自由詩6+*25-5-6
フェイドアウト、フェイドイン- ひだかた ...自由詩425-5-5
SAME_OLD_SCENE。- 田中宏輔自由詩10*25-5-5
100人のダリが曲がっている。__- 田中宏輔自由詩13*25-5-5
THEN。__- 田中宏輔自由詩15*25-5-5
夜夢に目醒めて- ひだかた ...自由詩425-5-5
ロータスフラワー- ひだかた ...自由詩5*25-5-4
優しい日常- 栗栖真理 ...自由詩125-5-4
藤山- 花野誉自由詩7*25-5-4
おみくじ新芽- まーつん自由詩325-5-4
初めて泣いた夜- 唐草フウ自由詩13*25-5-3
curse_of_days- ホロウ・ ...自由詩3*25-5-3
霊を迎ふる汀の響- ひだかた ...自由詩625-5-3
不良界隈等の嘆き- 林 理仁自由詩725-5-3
五月- 夏井椋也自由詩14*25-5-3
家出前日- 花野誉自由詩325-5-3
迎ふる- ひだかた ...自由詩625-5-2
はぎれ- そらの珊 ...自由詩10*25-5-2

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