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二〇一七年十三月一日 「日付のないメモ」


 彼は作品のそこここに、過去の自分が遭遇した出来事や情景をはめ込んでいった。あたかもはじめからそれがそこにあって当然と思われるはめ絵のピースのように ....
暴力のない家庭で育った子どもたちは幸福だが、おそらく今も昔も世界中の子どもたちが厳しすぎる躾けや暴力の犠牲になってきたのだと思う。そういう心に傷を負った大人たちが、この世界に光を、あるいは闇をもたらそ .... 二〇一七年十二月一日 「みかんの皮」


こんな時間にどうしたの
そう訊くと彼は
考え事をしていて出てきたんです
こんな時間まで起きて何を考えてたの
ってさらに訊くと彼は
数 ....
二〇一七年十一月一日 「年間アンケート」


 現代詩手帖の編集部に、年間アンケートの回答をいまメールに添付して送った。2016年の11月から2017年の10月までに読んだ詩集で感銘を受けた詩集 ....
二〇一七年十月一日 「蝶。」


それは偶然ではない。
偶然ならば
あらゆる偶然が
ぼくのなかにあるのだから。


二〇一七年十月二日 「「わたしの蝶。」と、きみは言う。」
 ....
アルマイトの弁当箱には
頭の焼け焦げたメザシが
白い飯の上に載っていた
梅干しが隅に添えてある
崩れた厚焼き卵もあった
新聞紙に包まれた弁当は
開ける前から魚臭かった
あまりにも見栄えが ....
二〇一七年九月一日 「陽の埋葬」


 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「陽の埋葬」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。


二〇一七年九月二日 「2010年11月19日のメモ 」 ....
二〇一七年八月一日 「カサのなか」


いま、きみやから帰った。ラーメン食べて寝る。おやすみ。

 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「カサのなか」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。 ....
二〇一七年七月一日 「双生児」


 いま日知庵から帰ってきた。きょうもヨッパである。寝るまえの読書は、ここ数日間、読みつづけている、クリストファー・プリーストの『双生児』である。いま、ちょ ....
綺麗は穢い

穢いは綺麗

赤ちゃんのうんこ、
穢いけど綺麗

お尻を拭く、
ママの手も
穢いけど綺麗

お化粧したお姉さん、
とっても綺麗だけど

塵ひとつない
 ....
二〇一七年六月一日 「擬態」


 ジョー・ホールドマンの『さらば ふるさとの惑星』ちょっと読んだ。ちょっと読んでも、ヴォクトの2冊の本よりはよいことがわかる。ヴォクト、非Aシリーズが傑作だった ....
二〇一七年五月一日 「もろもろのこと。」


 だいぶ本を処分したんだけど、またぼちぼち本を買い出したので、本棚にかざる本をクリアファイルで四角く囲んでカヴァーにして立ててかざれるようにしてるん ....
二〇一七年四月一日 「ある注」


 ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
二〇一七年三月一日 「ツイット・コラージュ詩」


 ブックオフで、ぼくの持っている状態よりよい状態のカヴァーで、フランク・ハーバートの『神皇帝』第一巻から第三巻までが、1冊108円で売っていた ....
二〇一七年二月一日 「ゼンデキ」


 徹夜で、イーガンの『ゼンデギ』を読み終わった。うまいなあと思いつつ、もう少し短くしてよね、と思った。まだ眠れず。デューンの『砂漠の神皇帝』でも読もうかな。 ....
二〇一七年一月一日 「なんちゅうことやろ。」


きょうはコンビニで買ったものしか食べていない。


二〇一七年一月二日 「恩情」


 なにが世界を支配しているのだろう。お金だろう ....
二〇一六年十三月一日 「廃語霊。」


な~んてね。


二〇一六年十三月二日 「こんな科目がある。」


幸福の幾何学
倫理代数学
匿名歴史学
抒情保健体育
愛憎化 ....
海の近くに住むって、憧れる
という人
潮風に纏われ
足は筆になってもつれる

不老不死の
いっぽんみちを
歩きつづけたら
捩じれていった

ふくれる心臓
ぽこん
理由は ....
二〇一六年十二月一日 「不安課。」


きょうは、朝から調子が悪くて、右京区役所に行った。
なぜ、調子が悪いのか、わからなかったので、とても不安だった。
入り口に一番近いところにいた職員 ....
二〇一六年十一月一日 「いやならいやって言えばいいのに。」


えっ
まだ高校生なの
そういえば
なんだか
高校生のときに好きだった
友だちに似てる
あんにゃん
って ....
二〇一六年十月一日 「至福の二日間」


 きのうと、きょうと、ずっと横になって寝てた。お茶をひと缶のんだだけ。いっさい食事せず。ただ眠っていただけ。しかし、まだ眠い。睡眠導入剤が強くなって、し ....
二〇一六年九月一日 「断酒」


 FBで、しじゅう poke される方がいらっしゃるのだけれど、正直、返事が面倒。すてきな方なので、「poke やめて」と言えないから言わないけど。

 9 ....
わたしをくるむあなたの器官を
海と呼んでみようと思う
なまあたたかい夜の渚に
白く浮かび上がるのは
何の兆候なんだろう

わたしは魚になってくるまれる
鱗のない最初の魚
満ちて、引いて ....
二〇一六年八月一日 「胎児」


自分は姿を見せずにあらゆる生き物を知る、これぞ神の特権ではなかろうか?    (ミシェル・トゥルニエ『メテオール(気象)』榊原晃三・南條郁子訳)


二 ....
飾りのパセリは、
最後まで皿にあった
涼しい夏の朝に、
君がはじめに運んだのは
5秒ビシソワーズ。
――トマトジュースと牛乳の、
かんたん冷製スープに、
ちょこっとだけ ふり掛けた
マ ....
二〇一六年七月一日 「ヴィーナスの腕」


コンクリート・鉄筋・ボルト・ナットなどなど
構造物の物質的な素材と
温度や重力や圧力や時間といった物理的な条件や
組み立てる技術や出来上がりの見 ....
詩人たちが眠る森で
私は目覚めた
魔女たちが夜空をとびかい、
光る無数の妖精たちは、
夜つゆを飲んで歓びはしゃぐ
草木の葉を揺らし、
紅いキノコのまわりを
皆で踊り囲んで! 
よいか、 ....
二〇一六年六月一日 「隣の部屋の男たち」


 お隣。男同士で住んでらっしゃるのだけれど、会話がゲイじゃないのだ。なんなのだろう。二人で部屋代を折半する節約家だろうか。香港だったか、台湾では、同 ....
二〇一六年五月一日 「叛逆航路」


 お昼から夕方まで、『The Wasteless Land.』の決定版の編集を大谷良太くんとしていて、そして、大谷くんと韓国料理店に行って、居酒屋に行って、 ....
子供たち

遊ぶ
白い獣、
むき出しの


ビスケット

緩やかな陽射し、
庭の歓声、
他愛ない時の流れの
そのひとこまに、
静止した
笑みは
遠い空に消え

 ....
海さんの自由詩おすすめリスト(1939)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩の日めくり_二〇一七年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-10-11
修羅の星- atsuchan69自由詩3*21-10-5
詩の日めくり_二〇一七年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-10-4
詩の日めくり_二〇一七年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-9-27
詩の日めくり_二〇一七年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-9-20
メザシの弁当- atsuchan69自由詩13*21-9-17
詩の日めくり_二〇一七年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-9-13
詩の日めくり_二〇一七年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-9-6
詩の日めくり_二〇一七年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-8-30
綺麗&穢い- atsuchan69自由詩4*21-8-25
詩の日めくり_二〇一七年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-8-23
詩の日めくり_二〇一七年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-8-16
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-8-9
詩の日めくり_二〇一七年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-8-2
詩の日めくり_二〇一七年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-7-25
詩の日めくり_二〇一七年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*21-7-18
詩の日めくり_二〇一六年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*21-7-11
夜明け前- 唐草フウ自由詩4*21-7-4
詩の日めくり_二〇一六年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*21-7-4
詩の日めくり_二〇一六年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-6-27
詩の日めくり_二〇一六年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-6-21
詩の日めくり_二〇一六年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-6-14
微熱の海- あまね自由詩521-6-12
詩の日めくり_二〇一六年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-6-7
忘却のパセリ- atsuchan69自由詩6*21-6-6
詩の日めくり_二〇一六年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-5-31
残骸とひこばえ- atsuchan69自由詩8*21-5-25
詩の日めくり_二〇一六年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-5-24
詩の日めくり_二〇一六年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-5-17
残光- atsuchan69自由詩10*21-5-15

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