もはや、苦々しい毒薬を飲むような、痛みもなくなっていた。たった1本2〜3mの縄が、この世の一切の苦しみから救ってくれる。これ以上の薬があるだろうか。なのになにが悲しくて涙を流すんだろう。大好きな音楽を .... 人々の戸を二度引くと日々になる




あのころをころっとこころはわすれたい




その日々は日記の内側で生まれた




待っている舞っている魔っている魔王

 ....
開いた本の頁が
ほんのり茜に染まる頃
太陽は傾きながら爆発し続け
西空はやがて色彩渦の奔流となる
わたしは本から顔を上げ
地上の夕べの目眩く一瞬を
遠退く意識に刻み込む

夜闇が忍び込 ....
幾重にも重なったチャコールグレーの雲模様
ハッヒフヘホー
バイキンマンが登場する定型場面みたいな
重すぎて緞帳になれなかった布地みたいな
そんな今朝の空を額縁にかける

やがて大粒の雨
 ....
特別、僕のことを大切にしたりはしない

特別、僕のことを粗末にしたりもしない

毎度、ふぅん、という相づちの

そんな友達がほしい


約束なんかしなくてもいいような

午後 ....
青空に白球が高く高く沈み
二度と落ちてこないような気がしていた
外野手は優しく恋人に触れるように
右手をフェンスにそっと添えて
これから起こる無常を背中で伝えている
ぼくはといえ ....
観葉植物を真似るクリームソーダが
夕焼けに溶けていく
散々

カフェインに浸れた
町角で
段々
赤い花を咲かせた
砂漠の
あるいは密林の植物がひけらかす
肉厚な葉のように
ク ....
弥生近し忘るなとばかり揺れ来たる 愛し過ぎてもいけないし、冷め過ぎてもいけないし
煮込み過ぎてもいけないし、ちょうどいいのもどうかしら?
私の恋人ハンバーグ

追いかけ過ぎてもいけないし、ほっとき過ぎてもいけないし
ジューシ ....
二〇一五年六月一日 「こころに明かりが灯る」


 以前、付き合ってた子が遊びにきてくれて、二人でDVD見たり、音楽聴いたりしてた。世界いち、かわいい顔だと、きょうも言った。「きっと、一週間 ....
顎がいつ発生したのか、謎らしい。
顎がなければ、哲学者といえども
《ト・ティ・エーン・エイナイ》
とは発語できはしない。
アリストテレスは古典である。
《ト・ティ・エーン・エイナイ》 ....
昨日、冬季休暇の残っていた1日を、
2月までに取らないと消えてしまうということだから、
本当はもっと後にしたかったけれど、取ることにして、取った

貴重な、自由な日だから、やりたいことを、
 ....
一富士二鷹三茄子

一富士二鷹三茄子

親の意見と茄子の花は

千に一つの仇もない

春新月

花爛漫と

曇天の夜
(歌という文字から可と欠を引くと可なので)不可欠な歌は、可だ。



何かへとお支払いしてるみたいな動作の入るお祓いだった



両片思いって現実で起こる可能性のある現象なのか?

 ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
赤ちゃんを引っ張りだすように大根を抜いていくかあちゃん
タオルを風に飛ばされても大根の泥をはらいしなやかに太陽にかざすかあちゃん

袋売りの切り干し大根にしか興味のないあたしは中立を気取る麦 ....
ふたありは互いのカムパネルラでした
過去を封じた絆創膏が{ルビ愛=かな}しくていまも剥がせない
太陽が煮崩れてゆくよ

刻一刻と、取り返しがつかない程に

肉じゃがには男爵ではなくメークインだと

そう母は教えてくれたのに

きっと僕が買い間違えてしまったせいだ

だから ....
個人の貧困は妄想なのだろうでも
あるいはこの国が貧困なのだろうか

いずれにせよもう描かないだろう
ベランダで洗濯物を干すwifeみたいな詩
僕的にだけれどね

アンチテーゼがつきるころ ....
中華街で食う

春節の肉団子は旨い

肉をこねて

揚げて

煮込んで

茶色の大きなかたまりに

春の息吹が押し込まれてる

たっぷりとした汁の中で

白菜やら

 ....
夜の街に女性を買いにいった
それは悪じゃなくて
必要な悪

もちろん真っ当に恋愛して
両性の合意に基づいてお互いの性を共有できるなら
何の問題も発生しない
かも知れない

だけど現実 ....
訪れる
時はじんわり
湧き出づる
そうして私は橙の
脳裡の懐かしい光に包まれ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、 ....
『貸した金、返せ〜。』
って、がなってる(あ、がなる、って、わかる?まぁ、わかんなかったら、ググってね?)歌があって、たぶん、関西発信で、トータス松本っぽかったので、ウルフルズだと思うけど違ってたら ....
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった

元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ....
春が来るらしい

誰かが

わたしの肩を

抱きしめているような温みがあり

天と大地の鼓動が聞こえる
雁首が








洞穴の奥




火を熾し










冷たい指で何度も死んだ ....
 赤でも
 黒でも
 茶色でも
 青でも
 水色でも
 水色の体験
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ

べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ

子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ....
蕾さえ開かなくなったこの部屋であなたがいなくてどうして眠るの


なぜだろうマフィンが今日はすごくかたい あした世界がおわるからかな


刻まれた時間のそとで落ち合おう 蕾、マフィ ....
昼も夜もない屋敷に独りの老人が住んでいる。
彼は日めくりカレンダーと唯一の会話をする。
愛くるしい動物や癒しの風景が語りかけてくる。
そんな彼が穏やかに息絶えていた。
今日見つかった時はもう腐 ....
道草次郎さんのおすすめリスト(1101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悶絶句- a i自由詩2*21-2-15
内側の朝- 水宮うみ川柳3*21-2-15
夕べの一瞬- ひだかた ...自由詩421-2-15
そういえばキミはバイキンマンが好きだったよね- そらの珊 ...自由詩9*21-2-15
出掛けなくっちゃ- クーヘン自由詩3*21-2-15
スプリットタン- カマキリ自由詩521-2-15
コーラのちコーヒー、所によりクリームソーダ- 末下りょ ...自由詩5*21-2-14
弥生近し忘るなとばかり揺れ来る- 酔横俳句121-2-14
私のハンバーグ- 妻咲邦香自由詩2*21-2-14
詩の日めくり_二〇一五年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩17+*21-2-13
なぞ- ナンモナ ...自由詩3*21-2-13
休みが終わってしまった- はだいろ自由詩321-2-13
富士山(新年詩2021)- 黒田康之自由詩221-2-13
不可欠な歌- 水宮うみ短歌2*21-2-12
〈根源悪〉の原体験(改訂5)- ひだかた ...自由詩421-2-12
大根狩り- 末下りょ ...自由詩3*21-2-12
カムパネルラ- 46U自由詩221-2-12
太陽が煮崩れてゆくよ- クーヘン自由詩7*21-2-12
逃走- 梅昆布茶自由詩721-2-12
肉団子- 黒田康之自由詩321-2-12
血反吐吐いた事はなくて- こたきひ ...自由詩421-2-12
イキテイル- ひだかた ...自由詩821-2-11
森会長を、擁護しそうになっちゃいました。- 秋葉竹散文(批評 ...321-2-11
風の匂い- こたきひ ...自由詩621-2-11
冬の終わり- 黒田康之自由詩321-2-10
雪月花- TAT短歌321-2-10
_- 雨へのダ ...自由詩221-2-10
出勤前の即興詩- こたきひ ...自由詩421-2-10
蕾、マフィン、そして明日- はるな短歌721-2-9
死めくり- 宣井龍人自由詩9*21-2-9

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