赤ちゃんを引っ張りだすように大根を抜いていくかあちゃん
タオルを風に飛ばされても大根の泥をはらいしなやかに太陽にかざすかあちゃん

袋売りの切り干し大根にしか興味のないあたしは中立を気取る麦 ....
ふたありは互いのカムパネルラでした
過去を封じた絆創膏が{ルビ愛=かな}しくていまも剥がせない
太陽が煮崩れてゆくよ

刻一刻と、取り返しがつかない程に

肉じゃがには男爵ではなくメークインだと

そう母は教えてくれたのに

きっと僕が買い間違えてしまったせいだ

だから ....
個人の貧困は妄想なのだろうでも
あるいはこの国が貧困なのだろうか

いずれにせよもう描かないだろう
ベランダで洗濯物を干すwifeみたいな詩
僕的にだけれどね

アンチテーゼがつきるころ ....
中華街で食う

春節の肉団子は旨い

肉をこねて

揚げて

煮込んで

茶色の大きなかたまりに

春の息吹が押し込まれてる

たっぷりとした汁の中で

白菜やら

 ....
夜の街に女性を買いにいった
それは悪じゃなくて
必要な悪

もちろん真っ当に恋愛して
両性の合意に基づいてお互いの性を共有できるなら
何の問題も発生しない
かも知れない

だけど現実 ....
訪れる
時はじんわり
湧き出づる
そうして私は橙の
脳裡の懐かしい光に包まれ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、 ....
『貸した金、返せ〜。』
って、がなってる(あ、がなる、って、わかる?まぁ、わかんなかったら、ググってね?)歌があって、たぶん、関西発信で、トータス松本っぽかったので、ウルフルズだと思うけど違ってたら ....
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった

元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ....
春が来るらしい

誰かが

わたしの肩を

抱きしめているような温みがあり

天と大地の鼓動が聞こえる
雁首が








洞穴の奥




火を熾し










冷たい指で何度も死んだ ....
 赤でも
 黒でも
 茶色でも
 青でも
 水色でも
 水色の体験
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ

べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ

子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ....
蕾さえ開かなくなったこの部屋であなたがいなくてどうして眠るの


なぜだろうマフィンが今日はすごくかたい あした世界がおわるからかな


刻まれた時間のそとで落ち合おう 蕾、マフィ ....
昼も夜もない屋敷に独りの老人が住んでいる。
彼は日めくりカレンダーと唯一の会話をする。
愛くるしい動物や癒しの風景が語りかけてくる。
そんな彼が穏やかに息絶えていた。
今日見つかった時はもう腐 ....
夜になって風が
冷たくなってきた
お前の薄手のコートだけでは
風邪を引いてしまうだろう
俺のレザーのハーフコートを脱いで
お前の肩に乗せると
お前は小さな声で
「大丈夫?」と耳元で囁く
 ....
家に帰ったら

つぼみが

いくつか咲いていた

とてもさみしい
影を、焚べてしまいたい、なんて思いながら、
森で、火を囲んで、物語を聴いた。
そのとき、焚べられた影が今、街をうろついている。
私を火刑に処そうとして。
あの焚木はとっくにない。語部もいない。 ....
銀輪の
跳ね返る
光の束
眩しくて
ガクンと揺れた
視界の先
道行く人の
後ろ背に
未知悠久の
時、踊る

あゝ何もかも
渦巻いて
異郷となって
迫り来る
この懐かしい
 ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
白銀
静寂

足音

足跡
「ざわざわ」と潮風の音 髙い空。 お晦日の夜から元旦の朝までラブホテルで過ごした
事がある
事前にその事を彼女の家に電話したら
母親が出て
 お嬢さんを今夜こっちに泊まらせて明日そちらに送ります
と伝えたら 電話口で母親がこ ....
1.蜂蜜

海のむこうの国から
はちみつを買うきみに
くたばれと思っても
しようがないね

トースト

冷めちゃって、

可燃ゴミにて
代謝する
えいえんに腐らない日々 ....
歌声が聞こえていた
夢のなか
濡れるようなヴィブラート
君の弟だと紹介された
いがぐり坊主に白のTシャツ
別世界の住人みたい
僕たちはすぐに打ち解けた

萎れいく花々
目醒めてみれば ....
次の街灯までを何とか生きる

あの小さな光までを生き繋ぐ

何億光年先の?後の?心底の?天上の?

分からないけど、今はただ歩く

一夜一夜を、一歩一歩と

ふくらはぎのヒラメ ....
夜、

暗緑色の

霧に覆われた

小さな凍った湖に、

静かに霧を割って

一羽の

羽の弱った小鳥が

落ちてきました。

すると湖は音もなく割れ

やさしく
 ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
まだ ....
私って
良い人ですか?それともきわめてワルイ人
そんな質問
誰かにしてみたくなった

その日
たまたま入ったファミレスは空席が目立っていた
ランチタイムと夜の混雑する時間帯ではなかったと ....
ここは、森であることを、許されてはいない。
しかし、森でなかったことはない。

森について、何も知らない。
しかし、森のすべては、予め知らされている。

森を、思いだすことは、できない。
 ....
道草次郎さんのおすすめリスト(1084)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大根狩り- 末下りょ ...自由詩3*21-2-12
カムパネルラ- 福岡朔自由詩221-2-12
太陽が煮崩れてゆくよ- クーヘン自由詩6*21-2-12
逃走- 梅昆布茶自由詩721-2-12
肉団子- 黒田康之自由詩321-2-12
血反吐吐いた事はなくて- こたきひ ...自由詩421-2-12
イキテイル- ひだかた ...自由詩821-2-11
森会長を、擁護しそうになっちゃいました。- 秋葉竹散文(批評 ...321-2-11
風の匂い- こたきひ ...自由詩621-2-11
冬の終わり- 黒田康之自由詩221-2-10
雪月花- TAT短歌321-2-10
_- 雨へのダ ...自由詩221-2-10
出勤前の即興詩- こたきひ ...自由詩421-2-10
蕾、マフィン、そして明日- はるな短歌721-2-9
死めくり- 宣井龍人自由詩9*21-2-9
言い出せなくて- 花形新次自由詩121-2-9
つぼみ- 黒田康之自由詩321-2-9
- かとり自由詩5*21-2-9
異郷に揺れて- ひだかた ...自由詩521-2-9
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
気配- ヨロシク自由詩221-2-9
つまらん刻- 足立らど ...俳句221-2-9
見えないところで見えない形で- こたきひ ...自由詩321-2-8
ひとところにわたしのための愛をあつめる- 平井容子自由詩621-2-8
メタモルフォーゼ- ひだかた ...自由詩421-2-8
次の街灯- クーヘン自由詩3*21-2-8
ある凍てつく湖の話- 由比良 ...自由詩5*21-2-7
記憶喪失- ひだかた ...自由詩521-2-7
曖昧な正解と確かな不正解- こたきひ ...自由詩521-2-7
生物- かとり自由詩5*21-2-7

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