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薄暗い部屋で
ヤクルト戦を見ながら
野球って
こんなクソつまらないものだっけかと
自分の記憶を確かめている
メジャーを見たってそうだ
さっぱり面白くない
大谷だって体格が外人と同じだとい ....
生きれば生きるほど
恥を重ねることになるから
早いうちに
けりをつけた方が良い
とずっと思って来たが
年を取るほど感じなくなって
何とも思わなくなるのも
どうやら本当らしい
恥をかきま ....
久しぶりに神保町に行ったので
ビニ本でも買おうかと思ったが
売っていなかったので
1970年代初期に活躍した
ニューヨークのユダヤ人詩人
ジョージ・ゴールドシュタインの
詩集「一日の過ごし ....
夜になって風が
冷たくなってきた
お前の薄手のコートだけでは
風邪を引いてしまうだろう
俺のレザーのハーフコートを脱いで
お前の肩に乗せると
お前は小さな声で
「大丈夫?」と耳元で囁く
 ....
シラフでいられる奴の気が知れない

アホみたいなことで
大騒ぎしているが
その実何とも思っちゃいない
後から見ると
何にも残ってない
誰も覚えてりゃしない
一体何なんだ!
何がしたい ....
女子高生から
下着を買い取るとき
その女子高生の容姿と
下着の付着物の量と匂いから
その下着の適正価格を割り出す計算式で
黒いパンティのときに
より誤差なく結果が得られることから
この名 ....
例えば夏の夕暮れに
線香花火を眺める若い男女は
それだけで美しいので
そのままで固まっていて欲しい
一歩もその枠組みからはみ出すことも
言葉を交わすこともなく
ずっとそのままでいて欲しい
 ....
自称詩人の自称詩朗読会で
クラスターが発生しましたが
幸運にもコロナではなく
エボラ出血熱でした
朗読会を主催した
自称詩人Mr.chindonyaさんは
全身の穴という穴から
血を吹き ....
三畳一間の
小さな木賃宿
窓の下には鶴見川
日雇い労働者6人
あなたは私の
マスクを見つめ
三密すぎるねって
言ったのよ
若くない私は
何もかもが怖かった
なかでも一番クラスターが ....
三島が自死した歳は
はるかに過ぎ
安吾が死んだ歳も
漱石が死んだ歳すら過ぎた

それなのに
俺は
ピンクローターやイソジン転売について
書いている
都知事のオバハンが福笑い顔だと
 ....
「他者の存在を
心の中から消すことが出来れば
こんなに楽なことはない」
とヨシオさんに話したら
「他者や世界がなくなってしまった
ように感じたらそれは狂った証拠だ
狂人はその孤独に耐えられ ....
ネット詩投稿サイトで
イイねを連発することで
投稿者に忍び寄り
私信で連絡先を入手すると
自称詩の同人誌を作ると持ち掛け
自宅に呼び寄せ
自称詩の朗読をさせている背後から
首を絞め殺害し ....
街ですれ違いざまに
肩が触れたとか何とか
後藤に絡まれた場合
ソニー損保よりも早く
現場に到着して
問題解決に当たります
後藤トラブルキャンペーン期間中ですので
料金は半額となります
 ....
喜怒哀楽は
どれをとっても
ストレスになるので
そのいずれもがなくて
スッと軽くなった状態が
最も望ましいのだが
煩悩の多い
俺の自力ではとても無理なので
マイスリーと
デエピゴとい ....
表面を撫でるだけの言葉では
伝わらないと思うから
激しい言葉使いも
厭わなかったが
もういい加減枯れるべきだと
いう気がして
どうせ伝わらないなら
何も言わない方を選ぶことにする

 ....
どこで聴いたかも
分からない
名前も知らない歌が
繰り返し
頭の中に響く

「あの頃は良かったね
あの頃は良かったね」

女の声が唄う
でも実際はそうじゃない
私の都合のいいよう ....
真に苦しいとき
人は詩などに
救いを求めるだろうか?
戦場の兵士が
詩集をポケットに忍ばせていた
とか
一編の詩を口ずさみながら
敵に突進して行った
とか言えば
そりゃあカッコいいだ ....
私に圧倒的な
能力があれば
世の悲しみに沈む
あらゆる人々を
独り残らず救うことができるのに

障害を持つ我が子の
将来を案ずるなら
我が子以外の
すべての子供たちが
安らかに暮ら ....
他人の痛みを
自分のことのように
感じられる人は
きっといつの日か
銅像が建つだろう

私は幼い頃から
自分のことを
他人の痛みが分からない
とても冷たい人間ではないかと
思ってい ....
私には色々な付属物が
付きすぎていて
もう自分のためだけに
生きるなんてことは出来ない
ただ、死んだ後に
付属物達が
私と共に
朽ち果てるのは
あまりに忍びないので
これからは
そ ....
生まれて
死んでいった
星の数ほどのうちの
たったひとつなのだから

結果的に
何の役にも立たない
どうってことない
一生だとしても
別に気にすることはない
と思います

自分 ....
スマホと
インターネットの普及が
もたらしたものは
人類の誰もが
表現者になり得る世界
正確にいうと
そう勘違いさせる世界

その結果
大量のゴミが
毎日毎日
止めどなく排出さ ....
道草次郎さんの花形新次さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
毎日プロテインを飲んでいます- 花形新次自由詩321-5-18
マイソング- 花形新次自由詩621-5-17
ジョージ・ゴールドシュタイン詩集「一日の過ごし方」- 花形新次自由詩221-3-11
言い出せなくて- 花形新次自由詩121-2-9
鋭い喜び- 花形新次自由詩321-2-1
金融工学入門Ⅰ____ブラック・ショーツ式- 花形新次自由詩220-12-28
人間は美しい- 花形新次自由詩620-12-14
小鳩- 花形新次自由詩420-12-11
あなたとくらすた日々- 花形新次自由詩120-12-8
生きる- 花形新次自由詩220-12-7
ヨシオさん- 花形新次自由詩320-12-2
自称詩人連続殺人事件- 花形新次自由詩220-12-2
後藤トラブル- 花形新次自由詩120-11-15
静かなる心- 花形新次自由詩120-11-8
夕飯- 花形新次自由詩320-11-3
事前準備- 花形新次自由詩420-11-1
最近また石が出た- 花形新次自由詩320-10-16
花形の言葉1- 花形新次自由詩120-10-7
偉い人とそうでない人- 花形新次自由詩120-10-6
横須賀にて2- 花形新次自由詩920-9-26
自分らしく生きて- 花形新次自由詩120-9-20
バイデン- 花形新次自由詩120-8-22

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