全てのモノやコトは
当たり前じゃない
当たり前じゃないんだ
生命の顕れ
歓喜の顕れなんだ
だから私は感謝する
私たちは「縁」に因って成り立つコトに
胸のいちばん平らな場所に
風が吹いていた
髪の毛を斜めに分けるような優しさで
朝を迎えたのに
格好つけて整えるから
人はそれぞれの姿になる
過ぎていく時の中で
忘れないでと願っても
僕 ....
時給900円
一日八時間
週五日
一日当たり150円のガソリン代
その他に何もなし
あるのは

半年ごとの契約更新

以上から年金健康保険等など引かれる

私の年収は幾ら何だろう ....
望んだのは平凡で退屈な人生
波乱万丈な日常はいらない
つまらない毎日と嘲笑されようとも
何も変わらない日々が1番の幸せ
食べるものに困らない
布団で眠れる
それだけで十分満ち足りている
 ....
神は死んだ
もうとっくに
世界は空っぽ
空っぽのまま
秋は進んで
やがて冬が
寒い冬がやって来る

世界が私が在ることの
謎は謎のまま浮き上がり
時は静かに過ぎ去って
でろんとあ ....
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ....
土間に転がる
わたしはじゃが芋
眠っているようにも
死んでいるようにも見えても
頃合いを待っている

話し声が通り過ぎていく

ある朝
蓄えた力で
にょっきっと
芽を出す
やが ....
不安という重荷をおろせば
溢れてくるのは感謝
恐怖という重荷をおろせば
溢れてくるのは喜び
危機は去り
つかの間の平安の中で
天使たちの声を聞いている

新たな火種がすぐに来る
死神 ....
 八月中旬から十月初旬まで、延べ十二日間の登山道や古道整備に出向き、そこそこの賃金を得た。夜明け前にヘッドランプを照らし、山道に分け入る時の締め付けられるような嫌な感じを幾度か重ね、ようやく解放された .... いずれ俺もたつヒトになる
から
ならざる得ないから

それまでに人生の収支を零にしてから
尚かつ足し算をして
遺したいと家族に宣言したのは
つい昨夜の事だった

先月無事に住宅ローン ....
この世界には
見えるものと
見えないものとに分かれている。

授業と授業の間の休み時間
便所に小便を垂れに行ったら
偶然隣りの便器に立った上級生は札付きの悪だった。
いきなり声をかけてき ....
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでも灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄い膜の内 ....
餓鬼の時に
投げた筈の石ころがいきなり飛んで来た

 痛い!
俺の頬をかすめて皮膚が切れた感覚があった

果たして血が垂れたか垂れなかったかは
それを確かめる鏡がこの世界の何処にもない代 ....
つい口ごもる
あなたの前では
それはもっと本当の
もっと本当のままで
いつかきっと話せるから
そんな顔をしている楓があった
……無口な楓

もう帰らない
ここには二度と
冬を待たず ....
真に苦しいとき
人は詩などに
救いを求めるだろうか?
戦場の兵士が
詩集をポケットに忍ばせていた
とか
一編の詩を口ずさみながら
敵に突進して行った
とか言えば
そりゃあカッコいいだ ....
視界の青が揺れている
鰯雲が流れてゆく
遠く遥かな半球を
地球の自転に呼応して

そこから此処が
見えますか?
青い青いこの球体が

視界の青が揺れている
鰯雲が流れてゆく
(ひ ....
風のようにたくさんの場所を通ってきたから
ぼくらの言葉に、風景が滲むことがある

暗くなっていく夕方や遠い電車の音に、あなたを思い出すのは
あなたの声が、その景色を映していたからなんだろう
 ....
家庭を持って
家族が二人から四人になって

家を持って
車に乗って
可愛い猫を飼って

それでも
それでも
それでも

しあわせを100%迄
感じる事のない私は
何かが何かが ....
人が其処に居て、
此処に居て、
その空間を占めているということが
何もしなくてもただそれだけで
美しいんだ凄いんだ

明日へと影伸ばし歩む人よ、

ゆめゆめそのことを忘れるな


 ....
頼りまくっている

添削はミッちゃんに
イラストはヨシ子ちゃんに

(無論!わたしは椅子の背もたれにもどっかり倚りかかるタイプ)

自分を押し殺して生きる人を見て学んだ
倚りかかり倚り ....
線路の脇の赤茶けた砕石の荒野
そこに芽吹いてしまったジシバリ
細長い茎のてっぺんに
ちいさいタンポポに似た花を掲げ

電車が来れば車輛の下に潜り込むほどレールに近いのに
倒れずに
ふらふ ....
窓側の席に座り、夜間部の君はどんな字を書くのですか?
昼のあいだに、秋の陽光をたっぷりと吸った僕の席に座り、
 し
       真清水るる作




だれにでも し は、ある
し を、おそれて 
し を、わすれて
そして し を、読むとき
その し が、 いきているかいきたがっているか
 ....
心も身体も薄ら寒い
まだ、10月も半ばだというのに
秋の長雨はやむことを知らず
晴れの日は忘れ去られた
傘をさすのは好きじゃないから
濡れそぼって歩こう
この道は闇へと続いている

明 ....
毎日気のきいたかんじのようなコメします
あなたのことほめます
ステキねいいます
いいねします
けんきないときはげまします

ひとつ50円てす

火消します
燃えないようにします
や ....
枝葉に付着した
無数の丸い水滴は、
射し込む光に 
光を通し輝き出す

光そのものは決して見えずに

只、
銀の透明響かせます

無垢なる人の魂に
この部屋は狭くて
一人用のベッドだから
一人分の夢を見て
落ちてゆけば良い

明日という言葉が
魚の骨のように
引っ掛かる

ここはどこだろうと
足の指で毛布を探るとき

寒さ ....
人は死ぬと強くなる
毎日死ねたら
一体どれほど強くなれるだろう
しかし私たちは毎日死なずに
ほんのりと生きてしまう

酒が回り
目を瞑ると
周囲の音がガンガン響いて
ぐらぐらして
 ....
眠れない夜
殺してくれと頼んだ
生きることに疲れ果て
自ら死ぬ覚悟もできなくて
無理心中を試みる

死にたくないと泣く子供
現実に引き戻すには十分で
今日まで生き恥晒してる
生きるこ ....
終わりのないものなんてないんだ
終わらないんじゃないかと思うだけで
いつか必ず終わりの時は訪れる
山積みになった書類の整理も
果てしなく溜まった洗い物の山も
手を休めず進めていけば終わりが見 ....
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