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僕のぽけっとの紙片には
最新のもっとも無駄な解答が記されている

人生に必要なものの殆どが木箱にしまわれて
博物館の収蔵庫の奥深くにおさめられているとしたら

菫や蓬の花のように路傍にさり ....
そこの誰でもが背びれや尾びれをもっている
幼年時さかなだっただけなのだけれどね

そこの誰でもが哀しみを抱いている
それは
すでに干物になるまで
のこるのものかもしれないんだが

 ....
かつてこの星には100万の
小世界があった

1億の集落と1千の都市国家
黄金の旗がなびくここちよい風が

すべてのサーガがいまでも生きている
きみは英雄でもなくパーティーもなく
大河 ....
ちょっと寂しいけれど熱っぽい宇宙
ワンダークールな時間の始原をゆめみる

いつも隙間だけで君を愛せたのだろうか
それともそれはただの幻想だったの

いつも反論がむなしいように
そのひとが ....
大好きな女と離島で暮らす
大嫌いな奴と仕事をする

愛情たっぷりの野菜を食べる
つまらないことでも悩むのだけれどもね

まあ確かにいいかなって
とても酷薄な人生のやり口だ

計画経済 ....
個人の貧困は妄想なのだろうでも
あるいはこの国が貧困なのだろうか

いずれにせよもう描かないだろう
ベランダで洗濯物を干すwifeみたいな詩
僕的にだけれどね

アンチテーゼがつきるころ ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
どこまでもながされてゆく果てしない旅だ
おみごとに円満する人生でもないし

きみのいる風景にぼくは入って行けない
俯瞰するわけでもなくぽさっと眺めてる

ぼくはコイン電池のCR2032で動 ....
海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む

誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて

優しくて透明なものだけを感じようとしてみる ....
かつて僕らが古代人だったころ
山々は鳴動し天は雷をなげおとし

血は逆流して生命というものを
からだで感覚していたものだ

かつて僕らは父母を畏れ慕い
よるべない人生の光と思った

 ....
ぼくと直交するものすべてが好きなのだ
遮るものが弾き出す座標に抵抗して
鉛直する何かがあれば良いのかもしれない

古い団地の一階の北向きの僕の寝室
書斎でもありギター2本とキーボード

 ....
酔生夢死

僕はちいさな日常を積み重ね
彼女の愛を貯金して
彼女はこがねを貯金している

ぼくは 字が下手で絵も下手で
おまけにろくな詩もかけないのんだくれ

ほぼ一直線でレールもル ....
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ....
この瞬間にこの音楽を聴けるのは生きている証なんです
ちょっとだけ仙境を垣間見てそれでもやっぱり現実を改革する生命なんです

誰かを愛する合間に沢山仕事をしたいのですね
余計なことばっかして罵倒 ....
遠くまで行く事にどんな意味があるのかは知らない
知る必要もないことがたぶん僕の人生を埋めていたって

愛の不毛に踏みだす為の飛翔でさえ
保障の無い冒険のはじまりだったり

誰もぼくのじゆう ....
どうせ狂ってるなら詩人ぐらいが適当だ
アメリカは暫くは大変な様子だろうけど

妻は何時も歳時記をかたてに句をひねり
僕は使いっぱで夜金を稼ぎ汗をかくんだ

でも良いこともいっぱいあって内緒 ....
豊饒の海に浮かぶ僕の不毛

回想の店が改装するので
僕は暫く不漁だった

恋の意味がわからなくて
むりやり女史に懇願して
いまはとりあえず一緒だ

すぐに飛び去りそうな 小鳥に
な ....
とても間違った言いまわしが
ひとに伝わってしまったとしても

とてもお気に入りの財布が
型崩れしていくように
しょうがないことだ

人はエンジンのまわる間は
やすみなく動き廻って

 ....
ぼくたちはいつも何処かに落ち着こうと

ぼくたちはいつも誰かに愛される為に
莫大なエネルギーをつかいながらも

それでも
せめて自分だけでも保持しようとしている


腸内フローラと循 ....
君の吐息はちいさな部屋の空気を揺らし
君の想念はだれかのベッドにしのびこみ
不思議な夢を紡ぐだろうか

ヴィトゲンシュタインにも小さな教え子に
猫の骸骨を組み立てさせたり
社会実習を経験さ ....
道草次郎さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆっくりと解凍する日々のうた- 梅昆布茶自由詩1321-5-25
えくぼ- 梅昆布茶自由詩1621-5-18
サーガ- 梅昆布茶自由詩1021-4-25
うた- 梅昆布茶自由詩1521-4-20
天文少女のうた- 梅昆布茶自由詩1321-3-8
逃走- 梅昆布茶自由詩721-2-12
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
CR2032- 梅昆布茶自由詩921-1-25
窓辺- 梅昆布茶自由詩1020-12-30
- 梅昆布茶自由詩920-12-28
minimum- 梅昆布茶自由詩720-12-7
秋詩譜- 梅昆布茶自由詩620-10-25
スパーク- 梅昆布茶自由詩1420-10-18
きみのスカートの裾について- 梅昆布茶自由詩620-9-23
Stormy__Monday_- 梅昆布茶自由詩6*20-9-13
トリフィドの日- 梅昆布茶自由詩620-9-11
豊饒の海に浮かぶ僕の不毛- 梅昆布茶自由詩620-9-6
むき甘栗食べながら書いているのでごめんなさい- 梅昆布茶自由詩1120-9-6
仮説- 梅昆布茶自由詩720-8-10
君の宇宙- 梅昆布茶自由詩720-7-22

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