キャンピングカーに乗って
行き当たりばったりの旅。
その街の人々を眺め
その街の人々を感じられる場所に行き
一緒の事をして
一緒の物を食べる。
そんな生活をして
暫くして ま .... 
中学校は1年だけで不登校になり、病院にも自らの意思で行ったが、親戚の家に駆けつけてたりもしたが、説明できず。両親や自分の体調との戦いとのなかで、あの時はしのうと思った。というかそのつもりでいた。
 .... 
小学生の頃から、身体(消化器官)を壊している。母は栄養価のないジャンクフードばかり出す人で、父はそんな母から狂ったようにお金を搾取し、夜のゲームセンターで、こどもの私たち兄妹を連れて、パチンコのやり方 .... 
ふたりのいとはどうかせんのように
じりじりとくちてく
あのほしはあおいさかなのめ
いませかいじゅうでなんにんのひとが
かーてんをあけてまどのそとをみただろう
かぜがふく
 .... 
遠くから
常に
私の後ろを雷鳴がついてくる
ただ稲光りは私の身に起きているのであった 
夢の夜空に星々は
巨大に不穏に輝いて
渦巻く星雲が三つ四つ
眩めく明るさに発光し
それぞれの存在を鮮やかに
闇のスクリーンに穿っている
夢の夜空はやがて刹那
一つの艶かしい発光体とな .... 
シラフでいられる奴の気が知れない
アホみたいなことで
大騒ぎしているが
その実何とも思っちゃいない
後から見ると
何にも残ってない
誰も覚えてりゃしない
一体何なんだ!
何がしたい .... 
人ってどんなときに自尊心が危うくなると思う?
「本来ならできることができなくなったとき」
「恥ずかしいとき」他にもあるよね。例えば、「もう幼い子供じゃないのにおもらしをしてしまったとき」とか。 .... 
二〇一五年四月一日 「少年はハーモニカの音が好きだと言った。」
 これは、『ゲイ・ポエムズ』に収録した『陽の埋葬』の一つに書いた少年の言葉だった。ぼくがまだ20代だったころの話だ。なんで思い出し .... 
生きてる事に意味なんて求めて
探し歩いたりするから
苦しくなったり辛くなるんだよ
生きてる事に意味なんてないよ
第一そんな厄介なものいらねぇよ
鶏見てみろよ
卵産まされ
肉は食べ .... 
私は18(もうすぐ19)歳だが、「外に出るのが怖い/人前に立つと緊張する/コミュニケーションが苦手」といった問題……というか壁を感じている。なぜこうなったかといえば、多くの場合において、過去が起因して .... 
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり
自分は暇人か
そうじゃない
私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の .... 
バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか
乗り物を降りると
豆腐屋が通りを .... 
梅が香や流るる水に影一つ 
死にかけた、でもあとちょっと、もうちょっとなのだ。
なぜ、最後の最後で挫折しようとするのか。
最後の登竜門は、ただ一つ。
「自信」なのだ。
みんなの姿が見えてきた時、その圧巻される様に、言葉を .... 
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている
私は寝床を整える
不眠の夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らされ .... 
あるとき彼は巨人になりました
大きくて温厚な男でした
巨人になった彼は街のビルディングに鎖で縛られました
ビルディングの下を通る人たちは
彼を見上げながらも早足で駆け抜けました
ビルディング .... 
夜は虚ろなくらげ模様
太古の姿に後退し
触手で宇宙と交歓する
共感したり反感したり
寄り添ったり離れたり
形象渦巻く意識の中を
ふわふわふわふわ渡ってゆく
(表象意識は鈍くなり
わ .... 
京急のね
蒲田、平和島あたり通るころ
富士山が見える時があんのよ
そしたら何でもない車内で
あぁってじんわり沁みてくる
それが沁みてくんの 
朝はもう乗ってるだけで
鬱になりそうなと .... 
 寺山修司さん申し訳ない
 お借りいたしました
振り返ると眩しい過去なんて持ってません
くすんだ色のくす玉がいくつか割れたくらいです
恥の多い過去の道筋でした
 太宰治さん少しパクら .... 
夜が深まっていく
連絡がつかない、繋がらない
隣室からコツコツと壁を打つ音、間欠的に
遠くの森を手繋ぎ歩いた愛娘は
青春を謳歌しているだろうか、今頃
夜が深まっていく
オレンジジュース .... 
 a nuts head plays music and poem
 与えられた奇蹟のなかで互いの不出来を突き合う みながみな見えない軛に支えられて生きるのは テレビジョンの磔刑、そしてイン .... 
蓄積した疲労を
貨幣へ変える
子供騙しの
モンキービジネス
ああ、資本主義!
お金にならないならば
ただ、ただ、笑ってろ
拍手で空腹は満たされない
だけど、 .... 
物心 コップの水が有限のようにも無限のようにも思った。
音なしで大人しいけど画面から騒々しさは想像できる。
歩くたび無数の宇宙を踏みつぶしている気がして、靴底の黒。
 .... 
あなたみたいにゆっくり生きられたなら
そう呟きながら
その細い指先摘まんで額に押し当てる
ひんやりとした感触が
あなたの優しさなんだとわかる
私の指はどうやら幸せを掴むためじゃないみたい .... 
助けてほしい
誰にも負けない
力があるのに
誰より何も出来ない無力な
力のある無力な僕を
助けてほしい 
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ
いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった
遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も .... 
一つの生をたずさえて
一つの詩をたずさえて
赤ん坊から老人マデ
寄り道しながら
僕は行く
)今は何もせずぼうとして
)うねる夏の光を夢見ながら
)美しく深まっていく世界を信じ
 .... 
網にかかるのは風に騙され
流れ着いたポリ袋
それとも詩の振りをしたがる風が
書き散らしたメモ書き
アパートの一室で
誰にも知られず
死んだ男の履歴
携帯電話を所持していても
誰 .... 
張り巡らされた枝の投網を
小鳥はすり抜ける
月の形に貼られた和紙が
空の水色を透かし
細い絵筆を並べたような
ポプラの .... 
 
 
 
 
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37