詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり

自分は暇人か
そうじゃない

私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ....
バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか

乗り物を降りると

豆腐屋が通りを ....
梅が香や流るる水に影一つ 死にかけた、でもあとちょっと、もうちょっとなのだ。
なぜ、最後の最後で挫折しようとするのか。
最後の登竜門は、ただ一つ。
「自信」なのだ。
みんなの姿が見えてきた時、その圧巻される様に、言葉を ....
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている

私は寝床を整える
不眠の夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らされ ....
あるとき彼は巨人になりました
大きくて温厚な男でした
巨人になった彼は街のビルディングに鎖で縛られました
ビルディングの下を通る人たちは
彼を見上げながらも早足で駆け抜けました
ビルディング ....
夜は虚ろなくらげ模様
太古の姿に後退し
触手で宇宙と交歓する
共感したり反感したり
寄り添ったり離れたり
形象渦巻く意識の中を
ふわふわふわふわ渡ってゆく

(表象意識は鈍くなり
わ ....
京急のね
蒲田、平和島あたり通るころ
富士山が見える時があんのよ
そしたら何でもない車内で
あぁってじんわり沁みてくる
それが沁みてくんの

朝はもう乗ってるだけで
鬱になりそうなと ....
 寺山修司さん申し訳ない
 お借りいたしました

振り返ると眩しい過去なんて持ってません
くすんだ色のくす玉がいくつか割れたくらいです

恥の多い過去の道筋でした
 太宰治さん少しパクら ....
夜が深まっていく
連絡がつかない、繋がらない
隣室からコツコツと壁を打つ音、間欠的に
遠くの森を手繋ぎ歩いた愛娘は
青春を謳歌しているだろうか、今頃

夜が深まっていく
オレンジジュース ....
 a nuts head plays music and poem

 与えられた奇蹟のなかで互いの不出来を突き合う みながみな見えない軛に支えられて生きるのは テレビジョンの磔刑、そしてイン ....
蓄積した疲労を
貨幣へ変える

子供騙しの
モンキービジネス

ああ、資本主義!


お金にならないならば
ただ、ただ、笑ってろ

拍手で空腹は満たされない

だけど、 ....
物心 コップの水が有限のようにも無限のようにも思った。



音なしで大人しいけど画面から騒々しさは想像できる。



歩くたび無数の宇宙を踏みつぶしている気がして、靴底の黒。
 ....
あなたみたいにゆっくり生きられたなら
そう呟きながら
その細い指先摘まんで額に押し当てる
ひんやりとした感触が
あなたの優しさなんだとわかる

私の指はどうやら幸せを掴むためじゃないみたい ....
助けてほしい
誰にも負けない
力があるのに
誰より何も出来ない無力な
力のある無力な僕を
助けてほしい
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ

いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった

遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
一つの生をたずさえて
一つの詩をたずさえて
赤ん坊から老人マデ
寄り道しながら
僕は行く

)今は何もせずぼうとして
)うねる夏の光を夢見ながら
)美しく深まっていく世界を信じ

 ....
網にかかるのは風に騙され
流れ着いたポリ袋
それとも詩の振りをしたがる風が
書き散らしたメモ書き

アパートの一室で
誰にも知られず
死んだ男の履歴

携帯電話を所持していても
誰 ....
張り巡らされた枝の投網を
小鳥はすり抜ける

月の形に貼られた和紙が
空の水色を透かし

細い絵筆を並べたような
ポプラの ....
よる
あふれる
かなしい
ゆめだけ



あさ
こぼれる
いとしい
ことばだけ



ひる
みちる
うれしい
ひかりだけ
 不思議な男でね。器量の悪い女に限って声をかけ、関係していくんだが、以降女たちは皆、美しく変貌していく。その果てに女たちは真の伴侶を見つけ、そこで男は速やかに身を引く。しかしその後も女たちともその夫た .... どこまでもながされてゆく果てしない旅だ
おみごとに円満する人生でもないし

きみのいる風景にぼくは入って行けない
俯瞰するわけでもなくぽさっと眺めてる

ぼくはコイン電池のCR2032で動 ....
机の上に延びる
湯呑みの影が
お地蔵さんの姿に視える、夜

――もしや

目に映る風景の
あちらこちらに宿る
心というものか
気が遠くなる
丸い三角や四角が浮かぶ
この静けさに包まれ
気が遠くなるよ
やがて深く沈んでいくんだ
この静けさに呑み込まれ

静けさの
深淵が奏でる
 全て諦めたとき
静けさが
 ....
豆は洗わない
100均の鍋に卓上コンロ
量も時間も適当
色と音とにおいが頼り
頃合いを見計らって火を停め冷ます
ハンドピックもしない
寝かせたりもせずすぐ粉にひく

私のコーヒーに失敗 ....
{引用=あなたにとってはつまらないものでも
わたしにとっては宝物なのよ}
二〇一五年三月一日 「へしこ」


 日知庵で、大谷良太くんと飲みながらくっちゃべりしてた。くっちゃべりながら飲んでたのかな。ケルアック、サルトル、カミュの話とかしてた。へしこ、初体験だった。大 ....
今朝は雨雪にならずに安堵した今年の冬は無口貫く

冬枯れの樹木に山が覆われてさびれた村に私ため息

我が子より年下なのに熟れているおんなの尻に目を奪われて

寒すぎて真っ裸になれないよ必要 ....
間違いなく
誰一人
物心ついた正確な日時を記憶してるなんて
不可能だ

それ以前に時間の認識と言う
重要な鍵を握らなくてはならないのだから

物心を手にした頃なんて
遥か遠くでかすか ....
 御可視屋  Visualizer


 音の様  Touch of Sounds


 黒輪さん  Mr. Kurowa


 込めんと、乱。  Unless filling, W ....
道草次郎さんのおすすめリスト(1084)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
文学だなんて思わないけれど- こたきひ ...自由詩821-1-31
豆腐のうた- 自由詩17*21-1-31
微吟- 酔横俳句121-1-30
登竜門- a i自由詩2*21-1-30
静けさ、ちょこんと- ひだかた ...自由詩11*21-1-30
ある巨人の話- 由比良 ...自由詩4*21-1-30
幻視くらげ2_夢我- ひだかた ...自由詩521-1-29
富士見- AB(な ...自由詩621-1-29
燐寸するそのつかの間に- こたきひ ...自由詩321-1-29
繋がらない夜- ひだかた ...自由詩721-1-28
詩劇- 中田満帆自由詩521-1-27
チャールズ・チャップリンなんて知らない- 死紺亭柳 ...自由詩121-1-27
手紙が飛んだこと。- 水宮うみ短歌6*21-1-27
ペイスリー- 妻咲邦香自由詩9*21-1-27
- リィ自由詩2*21-1-27
最寄り駅から電車に乗って- こたきひ ...自由詩721-1-27
一つの生を、一つの詩を- ひだかた ...自由詩621-1-26
変死- Lucy自由詩7*21-1-25
光の春が- Lucy自由詩8*21-1-25
推移- ひだかた ...自由詩521-1-25
Fish_&_Chips,_and_Beer- 墨晶自由詩3*21-1-25
CR2032- 梅昆布茶自由詩921-1-25
ひと影- 服部 剛自由詩821-1-24
後もう少し- ひだかた ...自由詩821-1-24
Not_sophisticated- 六九郎自由詩2*21-1-24
おまもり- 津煙保存自由詩4*21-1-24
詩の日めくり_二〇一五年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-1-24
冬のうた詠む- こたきひ ...短歌321-1-24
耳元でポエムが囁きだした頃から- こたきひ ...自由詩521-1-24
小亜空間- 墨晶自由詩2*21-1-24

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