車内、を 満たす
爆音、ムスクの 香
それらに
巧みに 織り込まれ、た
幻聴、二百台 目の
サイレン、と 瀕死者 等の
呻き、に 魂、其の、或る種、は
ゆっく り、と 白い
城、 ...
白く大きな建物が倒れ
道に大量の湯を噴き出していた
蒸気と飛沫がとびまわり
離れても離れても熱さは変わらず
自転車を手で引きながら
白いかたまりを見つめていた



...
 朝目覚めた瞬間より疲れている

 カーテン越しの空が青いほどに煩わしい

 早朝からテンションの高いニュースキャスター

 辛過ぎてつけた瞬間に消してしまった

 起きてから30分で ...
また一つ
また一つ
祈りました。
そして叶いました。

しかし満足を知りません。
次々と願い事ができます。
得ると有り難味を忘れます。
そして悲しみができます。

今私の心には大き ...
前にあなたが言った言葉
「おまえ、強いよな」

「そうかもね」
なんて返してみたけど

本当は
ちょっと悲しかったんだ

あなたの前で弱音なんて言わなかったけど
それは
私が強い ...
冬が秋に流れ込むとき

夜に長い雨が降って

切れ味の鈍い刃物みたいなつめたさの水が

体と体の間に滔々と流れた

僕はとある地方都市の道の真ん中で生まれて

都市計画がめずらしく ...
どうでもいい
どうでもよくない

理解されたくない
理解してほしい

なんだか
なんだか

若々しくって
苦々しいわ

気のない振り
でも気がある

すべては手管
すべ ...
電話の音
また仕事の依頼
耳鳴りがする
引き受ける

お客様に
仕事を依頼され
会社に相談して下さい
と返事をする。

話しの輪ができる
皆が寄って来る
でも逃げ出したい
皆 ...
コダマする自然
目を閉じたら
そこは楽園
息づかい
心づかい

命の雫が
落ちる
又落ちる
芽を出す
又芽を出す。

何もない世界
鼓動を打ち
葉に包まれる
{ルビ陽=ひ ...
やさしいひとはすぐに
かなしくなる

やさしいから
かかえこんでしまって
もっともっともっと
かなしくなるのに

だれかのことばかり
おんなじこころに
しまってしま ...
 綱の上を渡るみたいに、
  目を閉じれば踏み外せる。
   誰か息を吹きかけてしまえばいい。
    罪悪感に耐え得るなら。

       落ちるよ さよなら、と
 わたしは ...
ベイベー
外で鯉のぼり
傘でチャプチャプ
電気椅子
高円寺で消えた
あの本は
中野で爆発
水風船
蚤が飛んでる
張りぼてで
モーニングコーヒー
午後の雨
看守の見ている
この ...
「ちょっとお聞きしますが・・・」
生まれて初めて職務質問を受けた。
近所にある、簡易郵便局に寄った帰りのことである。
先日、防災用のごく小さな貯水池で、子供が溺れて死んだのだと言ふ。まだ、事件か ...
窓をひとつひとつ
捨てた
魚のうろこを剥ぐ時のような
つうっとした痛みも無く
部屋はほのかな幸せとともに
凪いだまま夕闇へと
進行していた
それから壁に
偽物の窓を描き
美し ...
 子供の頃に叱られた
 知らないお兄さんの顔がまだ消えない

 蟻を踏んずけて殺してたら
 知らないお兄さんに 
 ひどく叱られた

 今度やってるところをみたら
 今度はお前に同じこ ...
{引用=テーマをくれたI氏に}

大地の恵みそのままに
赤茶けた その色

凹凸のある 躯
むき出しの 白い肌

芳しい香りに包まれ
仄かに色づく

口に含むと
ほろりと崩れる ...
くるくると廻り続けて
絵の具みたいに解けて混ざって光を放って
最後の最後には光も無くなって
そうなれると信じていたよ

あなたと手を繋ぐのはごめんだわ
私の手はあなたと手を繋ぐ為にあるんじ ...
あなたはいつも優しい眼で見ているのに
今日は何だかギラギラしているわ
帰って頂戴


鼓膜を突き破り脳味噌に突き立てられた言葉と
眼球を破り矢張り脳味噌に突き立てられたお前の後姿
湿気 ...
ゆっくりと冷えていく
宇宙の中で
生命が生まれてくる
ゆっくりと冷えていく
心の中で
情熱が生まれてくる
今度こそは明かさない
明かせないと誓っても
詩は生まれる
それは生きようとす ...
風と土の中で
人は人になり
人と人になってゆく

それは幾千年も繰り返し
人が変わることがあろうとも
風は常に人を押し
土は常に人を支える

光と水の中で
人は人を学び
人と人が ...
ちょっと長めの旅行を終えて
ベランダに出てみると
大切な鉢植えのミカンの葉が
全部無くなって
大きなさなぎがぶら下がっていたのです

街ではもう、見かけることも少なくなった
アゲハチョウ ...
空  そ ら
雲  く も
風  か ぜ
雨  あ め
柔らかい心もちで呟けば
優しく響き
美しい思いで見上げれば
ああ
こんなにも
こんなにも


土  つ ち
水  み  ...
青くかわいた微笑が枯れている
丸められた角を
階段とする
素数が熱せられながら
現象をのぼっていく

さようならは一度きりであって
すがすがしい光ならば
いつであろうともやわらかく待っ ...
{ルビ紅葉=くれは}散る田舎の家の軒先は夕焼け色を纏ったカーテン


ばあちゃんが甘くなぁれと魔法かけ吊るった柿はほっぺが落ちた


寒いから嫌いという子に干し柿を冬だからこそ良い事も ...
なにがあろうと
時間はすぎてゆきます。
けれど
私はいまでも青年、少女
夜空の星をみあげるとき
風にゆれる花をかぐとき
山の小川で口をすすぎ
鳥の声に耳をすますとき。
そのとき、
こ ...
あしもとの
そこかしこをみわたす
鳩に
私は
いったいぜんたいを
みつくろって
千切って
やる


くるぽー くるる くっくるる


いつだって
傷つくものは
二 ...
紀伊国屋書店にいって、ぼへらーって立ち読み。現代詩手帖。詩学。詩と思想。MY詩集は、パス(笑)。

きれい。
きれいだけれど、プラスティック。

たとえば。選定された野菜のように。
きれい ...
誰かが言っていたが
誰もおれを救えないそうだが
おれはいったい、しかも自分以外の誰に
なにから救われねばならないというのか

救い

を、必要としない人間にも神を売りつけるために罪と ...
女にふられたので、
向かいのビルへ行って死のうと思った。
なんどか、もう忘れた!とか、
俺は立ち直った!とか、
あんな女なんて!とか、
吹っ切ってみせたけれど、
だめだった。
きのうあの ...
朝起きて
自分が権力者であることに
また
憂鬱を覚える

従属されたし者は
勝手に集う
募集をかけずとも
勝手に集う

更なる批判
とりあえずの反論
分刻み ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
カー.ト六崎杏介自由詩6*06/11/25 20:56
ノート(ひろく 白く)木立 悟未詩・独白506/11/25 20:39
月曜の朝。もののあはれ自由詩9*06/11/25 20:08
ささやかなる祈りペポパンプ自由詩6*06/11/25 19:51
イメージチェンジえりす未詩・独白1*06/11/25 19:45
体温水町綜助自由詩5*06/11/25 19:41
ぁーあ実夜未詩・独白106/11/25 19:33
重圧ペポパンプ自由詩4*06/11/25 19:31
森(4)自由詩4*06/11/25 18:52
やさしいひとlazy自由詩22*06/11/25 18:19
:横断歩道:自由詩3*06/11/25 18:13
シンデラァkei99自由詩206/11/25 18:04
ラムネ瓶の夢三州生桑未詩・独白506/11/25 17:41
戦火たもつ自由詩1706/11/25 16:28
知らないお兄さん。もののあはれ自由詩8*06/11/25 15:48
喜劇月焦狼自由詩0*06/11/25 15:45
そうなれると信じていた日虹村 凌自由詩5*06/11/25 15:35
いつかギラギラしなくなる日自由詩1*06/11/25 15:08
生命渡辺亘自由詩406/11/25 14:31
生への繰り返しぽえむ君自由詩11*06/11/25 13:09
あげはちょうたりぽん(大...自由詩18*06/11/25 12:18
秋晴れの日にさち自由詩13*06/11/25 12:07
その雪原こしごえ自由詩17*06/11/25 12:07
太陽のカーテン十六夜短歌3*06/11/25 11:56
おどるときこしごえ自由詩13*06/11/25 11:48
大嘘のおおよそtiki自由詩1*06/11/25 10:46
詩化粧uminek...自由詩10*06/11/25 8:46
救いゼッケン自由詩106/11/25 7:45
向かいのビルへ行って死のうしゃしゃり自由詩1506/11/25 7:38
権力者の憂鬱なかがわひろ...自由詩1*06/11/25 7:22

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加筆訂正:
大嘘のおおよそ/tiki[06/11/25 10:56]
行間修正。ままならぬ。
大嘘のおおよそ/tiki[06/11/25 10:53]
校正、文挿入
一枚の地図/umineko[06/11/25 7:59]
ちょっとだけ061125
5.95sec.