あの日 蹴りそこなった石が
かさぶたの裏でうずくまっている
擦り切れたテープが空回りする速度で
まばたきを繰り返す
ほんとうはもう 暗算だってできるのに
指折り数えてしまうのは
駅 ...
悲しいアニメが
なんだか僕の人生より悲しいのは
僕だって少しは切なさを感じれるから
悲しさに溢れた主人公が最後に救われるのは
僕だってそこそこ優しさがわかるから
僕が途中 ...
きみのいない部屋で
わたしが鳥になる
透明を匂わすそらが
手招きをしているから
わたしは、どうしても
行かなければならない
窓を開く前に
おにぎりを作って
...
何で 彼女は
私の感情をこんなにも 逆撫でするんだろう
彼女がある日突然切った髪
あれは私が奪ったのじゃないのよ?
なんでも一生懸命に考える彼女
少ぅし文句を言えば
簡単に 傷つく ...
「痛そう」
ゆぅちゃんが
私の手を指を爪をささくれを見て、そう言った。
そう言われて
なんだか、「私」が痛い思いをしているみたいだと言われている気がした。
私が
私の体が
私の心 ...
わたしたちは、
とても多くのものを、
知りすぎてしまったと思うの、
彼女は言った。
短い晴れ間に雲がさすこと
宇宙は青緑に澄んで
見えない星をあるものにした
わたしたち ...
このように天空の街に風吹いて
光満ち風吹く街のラピュタなり
風強き空と一体地の街は
空の街 地の街 境いこの大空
地の街を吹き抜ける風 空の風
地の街 ...
古代ではしばしば吟遊詩人の虐殺が行われた。吟遊詩人の言葉は「水鏡より真実を語り、猿より虚偽を述べる」とされたからである。しかしこの事実は吟遊詩人の言葉を後代に書き記した文献から判ったのであり、とすると ...
とんぽとんぽ、とん
排水溝へおちてゆき
プールの中へおちてゆき
海水の中にまぎれてゆき
バラバラになりました
わたしは 雨です。
いいえ、雨でした、
ともだちも形をかえ
知らない所 ...
男を犬のように扱って
動物愛好家の悲鳴が聞こえる中で
サーカスの猛獣ショーの如く
今日も鞭を振るって
痛々しい愛の言葉を吐いてあげる
逆らうものは皆 処刑される
涎と精液が混じる ...
雲一つない真っ青な空の下で僕が激しい嘔吐と戦っていたあの日
どうして誰も助けてくれなかったのかなんて愚問
みんな自分が大事で 自分の世界を守りたくて
それには僕の存在に構ってる余裕なんかなか ...
夜の満月は探せても
昼の満月は探せない
空の誘惑に騙されて
雲の誘惑に邪魔されて
雨上がりの
悩ましげに
そろそろと晴れた
空に耳を澄ます
赦しのア ...
津軽塗り独特のエナメル、の
これらに心臓や、指が断続する。
そしてこの呼吸が震えては、
「黒い女の子を求めた!」のだ!
プラスチックケースに、
ものごとに、人形にさせられていくことの
...
あの日
あなたはひとりだった
わたしも
あの日ひとりだった
今はあなたはふたりで
おなかには
もうひとりいるのだという
わたしも今は
さんにんだ
...
俺の側に来てくれ何もしないでいいから
理想の自分と現実の自分があまりにも違う事に絶望して
俺は今まで何回脳内拳銃自殺をしただろう
面接で死にたいと思った事はあるかって聞かれたら答えてやるぜ
...
おくではおまえの子が寝ている
いつつの子の眠りには
わたしたちの情事は聞こえていなかった
おまえの朱い下着は
すぐくしゃくしゃと棄てられる
おまえは風呂場にひざまづき
...
幻想的な世界は
常に頭の中で回っている
いつしか幻に見せられて
気づいたらもうそこは知らない
隙間から見つめられている世界
回る地球は常に球体
まだあま ...
君は歩いてゆく
お気に入りのハットをかぶって
お気に入りの傘を片手に
街の路を 野辺の道を 森の径を
誰かに出会うと
とまどったような ためらったような
微笑みと共に挨拶を交わす
そ ...
ああ
おまえはおれよりも
捨て身の位置にいやがった
セックスのあと
おれのちんぽから出る
二本のしょんべんを見て
2!、と言って喜んだ
おまえのことが好き ...
彼とあう
身繕いして心整え
おびただしいメモを
トランプのように並べたら
墓石に コツコツ名前を刻んでたみたいで
ひっくり返しても 朱はなくて
どうしてだぁれも呼ばなかったの?
箱庭から ...
大きなバッタ
小さなバッタ
みんな前へ前へと
跳ねたり飛んだり
負けていられるかと
人は彼らの後を追う
枯野を
一方向への大移動
虫にな ...
幸せって
ひょっとすると
自分が幸せになることでなく
他人(ひと)が幸せになるのを
見ることかもしれない
自分が幸せになっても
余り実感って湧かないもの
でもね
...
泣きそうになる
のは、何で
でしょうか
これは
苦しくない- から
派生した-- もの なのに
苦しい
と、感じている
確か- な 感覚は
何で
しょうか、
体 ...
雨上がりの
サッカースタジアムで
ボールを追いかける
夢遊病者
ゴール前に
ピンクの象がいて
ロングシュートが
決まらない
タンポポがゆれて
試合終了のホイッスル
パジャマ ...
今日あったことがまた一つ
ことさら寂しそうに去ってゆく
自然と
今日あったことも思い出になり
いずれは、ゆっくり忘れてゆくのも
全部私の中にあるんだ
明日が楽しみなんてい ...
緑の男の子はひどくこわがりで
汚い汚い汚い部屋でいつ来るのかも分からない大地震に怯えてる
外は曇天雨模様
おばあちゃんが手を繋いでる
赤の男の子 ...
みじかく切れてしまった糸を
玉結びするみたいに
ほつれた布を縫い合わすのは
むずかしいことだね
夜のあいだじゅう意識を失わずに
きみを待ち続けられればいいのに
グラスでは焼 ...
クッキーを半分こするときはこっそり自分のが大きい
{引用=意地汚いよくばりさん}
負けた人を慰めてる心の中では豪快なガッツポーズ
{引用=自分が負けたときは思いっきり憎むのに}
自分じゃ無理だ ...
かなしみに
慣れてしまったなら
ほんとうの
かなしみなんて知らない
かなしみが
暮らしになったなら
かなしみは
いつもともだち
ほんとうの
かなしみを
ひた隠しにした ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かさぶた
ことこ
自由詩
3*
09/2/21 19:21
悲しすぎるでしょうと聞かれたらイエスが無難です
短角牛
自由詩
1
09/2/21 19:16
創書日和「塩」 やさしみ
山中 烏流
自由詩
1*
09/2/21 19:02
逆鱗に触れる
佐々倉寿実
自由詩
0
09/2/21 18:31
あそこでさ。
wister...
自由詩
0*
09/2/21 18:23
らいこう24(春の心臓)
れつら
自由詩
3
09/2/21 18:13
ラピュタの風
アハウ
俳句
3*
09/2/21 17:25
偽る人
非在の虹
自由詩
1
09/2/21 17:06
雨の子(2)
唐草フウ
自由詩
9*
09/2/21 16:33
Queen
美咲 華菜子
自由詩
1
09/2/21 15:55
hate
〃
自由詩
0
09/2/21 15:49
『満月』
あおい満月
自由詩
5*
09/2/21 15:23
プラスチックの、リンゴの成分、は
K.SATO
自由詩
0*
09/2/21 14:49
数
小川 葉
自由詩
3
09/2/21 14:44
塩
虹村 凌
自由詩
0*
09/2/21 13:24
愛人たち
吉岡ペペロ
自由詩
3
09/2/21 12:50
手書きの羽
こめ
自由詩
6
09/2/21 12:04
歩行者
塔野夏子
自由詩
4*
09/2/21 11:15
2!
吉岡ペペロ
自由詩
1
09/2/21 10:56
駆け出したい
つゆ
俳句
1*
09/2/21 9:49
変な女の忘れ物
榛原花那
自由詩
1*
09/2/21 9:43
どぼーん
杉菜 晃
自由詩
3*
09/2/21 9:21
幸せ
青い風
自由詩
11*
09/2/21 8:36
ノスタルジアの『の』
この子
携帯写真+...
0
09/2/21 7:40
スポーツみたいな恋をする
かいぶつ
自由詩
4+
09/2/21 6:29
朝昼夜の境界
doon
自由詩
1*
09/2/21 5:45
クラッカー
カチキ
自由詩
0
09/2/21 4:01
motodori
れつら
自由詩
3*
09/2/21 3:09
こんな自分。
cass
自由詩
1
09/2/21 2:17
遠距離バス
小川 葉
自由詩
5
09/2/21 2:02
4521
4522
4523
4524
4525
4526
4527
4528
4529
4530
4531
4532
4533
4534
4535
4536
4537
4538
4539
4540
4541
4542
4543
4544
4545
4546
4547
4548
4549
4550
4551
4552
4553
4554
4555
4556
4557
4558
4559
4560
4561
加筆訂正:
雨の子(1)
/
唐草フウ
[09/2/21 16:26]
口調を少し丁寧にしました。
7.49sec.