寄 る 年 波 に 勝 て ぬ ウ゛ ェ ニ ス の 後 藤
フ リ ス ク 45 粒 分 程 度 の 運
香 る ア イ ス に 魅 せ ら れ 地 球 二 周
金 銀 そ ろ う ニ ...
涙は流れ続けた
僕らの頬や
そうでないところを
やがて涙が川になると
一人の少年を飲み込んだ
凍える夜の川底から
母さんを呼び続けていた
僕らの知らないところから
悲しいニ ...
〈mixi日記より。2006年のポエケットの時のことです〉
そして会場に到着。
まだ開店前だったのですが、蛾兆ボルカさんの詩誌ロゼッタをまずはゲット。今回の特集は「祝祭」です。
...
あの光るのがカシオペアなのだと
教えてあげたいのだけれど、この葉蘭は軽すぎて
そこまで遠くへは飛べないだろう
時系列順に吹雪に襲われて
髪の先が針のようになる
瞬きする間に
雲居の空をも染め尽くす
薄紅に酔う{ルビ桜人=さくらびと}
天与の美を{ルビ愛=め}で わが世の春と
思い違いの浮世を謳歌
浮かれ騒ぎの脇を抜け
{ルビ遠=おち}の ...
川を見て我思う
その源の遠さを
時を隔てゝ巡り会う偶然と
この足で立つ大地の必然
水面の耀きは一瞬たりともとゞまらず
似て非なる形を繰り返す
遠くの雨の記憶
人々が流す汗や涙の記 ...
心には
降りしきる夜のイメージ
いつものことだけど
黄色い笑い声
まだなお きみは白く やわらかく
ぼくには 敵いそうにはない
散らかった部屋が語ってい ...
旅は最高の女である
何人もの女を旅してきた男もいるが
俺はいくつもの旅を女にしてきた
旅人が新幹線に乗るのは間違っている
旅はゆっくりいくから楽しいのである
普通列車の車窓から眺め ...
冬鳥の啼く声も掠れ
野火煙る薄闇に
遠い鐘の音とともに
虚ろに舞う、
まばゆい欠片たち
山颪(おろし)の風に攫われる
か細い梢の一瞬の落花、
土に眠る豊かな彩りと
ひややかな水の命 ...
心がザワついて言葉にならない
ノイズ
情動はまだカタチにならなくて
いやカタチにすると
自分が惨めになりそうだから
カタチにしないのかもしれない無意識に
思わぬ出会い
僕は少し離 ...
もし僕がこの恋の気持ちならリンゴのように赤くなりたい
ミツバチに運ばれるようなこの恋はあなたのトコロへ届くのかしら
バラは多分ただただ赤くなりたくて青くなんかはなりたく ...
春眠の枕もとに 暁は詩を覚えず
花はいよいよ爛漫
スモモの愛らしさ
ライラックの芳しさ
春風の便りが運んできた
あの人に恋人ができたみたい
女ざかりの湖に
三日月をぷかぷ ...
消防学校の倉庫に
翼を外したタイガー・モス機が
あったね
あれで飛ぼうよ
元どおりに組み立てて
ジプシー・エンジン廻して
最高のお天気の朝に
最大視程のはじまりに立って
グラン ...
みさいる
飛んでく
どこまでも
みさいる
飛んでく
いつまでも
爆発なんて
忘れたよ
墜落なんて
知らないよ
みさいる
飛んでく
いくらでも
みさいる ...
信頼は財産だ
黙っていても
信じてくれる。
助けてくれる。
涙は川に流れ
貴方は図太くなった。
不純になると
強くなる。
ガラス細工を
壊さないで
鋼鉄には
なれないから ...
黒は一才
生温かい
混沌
の中で
暗闇
の綻びを
手繰り寄せる
青は二才
ヒモつきの
自由
の底で
意識
は成層圏を
突き破る
黄は三才
幸せな
惰性
の ...
午後、雪がちらついたので
積もらないと知りながら
見知らぬ人の痛みと
繋がりはじめる
指先ならばよかったけれど
溶け合うようになじんで
本当の痛みなど
知りもしないのに
まるで火を潜り ...
学寮の{ルビ公孫樹=いてふ}のみどりたかだかとそのてっぺんの知恵深き鴉
「{ルビ去年=こぞ}の雪」ルフラン低くつぶやきつ絶交の友をおとなふ
悪徳も美徳もありき若さかな支離滅裂の理論 ...
間違えずにきているのだろうか
なんて
正解を気にしている
所詮くだらないなんて
どうでもよくなっている
いとしいと大好きと
一緒にいたなら
しあわせなの、なんて
しあわせの ...
この野郎、ピンポンダッシュしたろかな
マンションだと言われればそんな気もするアパートの角部屋
レースのカーテン越しに人の気配が行ったり来たり
どうやら生きてることは間違い無さそうだけど
...
惜花
東風颯颯歩黄塵
句句閑吟愁色新
花影連綿湖畔夕
詩人鬱勃故園春
芳枝百囀能迎客
悪酒千言不動人
酩酊弄花花不語
呑声空臥夢花頻
花を惜しむ
東風 颯颯 黄塵を ...
足の方から冷たくなっているように
もう一人が羽を乾かさない
煙か瞳か開いたままを揺さぶって
片言のこのおにしかぶれないのなら
固まる前にまだして切って
足先から冷たくなっているよう ...
顔のぼやけた数人を認めないことで
自分の価値をあげようとしてる
仮面ばかりが豪奢になったこの星で
どうして素顔を人に受け入れてもらえるなんて
思うの。
君がつむいだ言葉と嘘 ...
「好き」だとかちっさく砕いて捨てたからちっさく砕いて捨てたのだから
「好き」だとかすっと呟けるくらいな人できみがいてくれたらいいのに
「好き」だとかお前何様? 今更のプロポーズくらいちゃん ...
校庭にあるバス停。しまった。韻を踏んでしまった。さっきから余計なものまで踏んでいる。タイムロスだ。燃やすか避けたほうが速い。けど校庭にバス停がある学校は確かに存在する。サッカーゴールの向かい合ってる ...
計算ずくで来てよ
営業かけて来てよ
そのほうがスキよ
昔の歌を焼き直したみたい
でもちょっと違うのね
たぶんすごくスキになっちゃうけど
溺れない自信はあるかもしれない
から
胸 ...
呼吸は細く、長く
ゆっくりと繰り返す
名前もないような草がざくざくとしげり
時折ぽつぽつと色が見える
それは例えば蓮華草であったり
ぽこぽことしたシロツメクサであったり
小さく眩しい菜 ...
神に捧げる慰めの唄
悪魔がつかさどる哀しみの歌
天使が身にまとう憐れみの唱
地球が歌う亡びの詩
そしてせかいはうたでみちて
君の声が聴こえない
生野菜
生で食べたら春の味
恋歌に憧れていた僕は
物語に紛れ込みたかった
ある日、ふと気付く
僕は目になりたいのだ
彼らを眺め続ける透明な視点
春が来て
僕はあなたに恋をした
立っているだけで精一杯
好き ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ウ゛ェニスの後藤
kawa
川柳
6
09/4/1 6:20
悲しいニュース
小川 葉
自由詩
2
09/4/1 1:32
永遠に帰するポエジー 〜蛾兆ボルカ「はちみつぶた」について〜
白井明大
散文(批評...
4
09/4/1 1:23
In ictu oculi
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/4/1 1:03
叙景〜花海棠〜
朱雀
自由詩
0*
09/4/1 1:02
川の源
遊羽
自由詩
3*
09/4/1 0:53
春酔い
山崎 風雅
自由詩
5
09/4/1 0:17
旅
新守山ダダマ
自由詩
1
09/3/31 23:38
雲肌の襖 ★
atsuch...
自由詩
15*
09/3/31 23:35
情動/ノイズ/嫌悪
kauzak
自由詩
6*
09/3/31 23:30
五人の恋模様
うみとゆう
短歌
2*
09/3/31 23:29
花のエイプリルフール
楽恵
自由詩
1*
09/3/31 22:33
創書日和【透】 スカイ・キッド
大村 浩一
自由詩
8*
09/3/31 22:33
みさいる
楢山孝介
自由詩
2+
09/3/31 22:18
ハリガネ入りのガラス窓
ペポパンプ
自由詩
6*
09/3/31 22:10
青二才
nonya
自由詩
10*
09/3/31 22:05
(無題)
キキ
自由詩
5*
09/3/31 22:05
学寮 五首
非在の虹
短歌
1
09/3/31 21:57
なんて幸せ
ひとあめ
自由詩
3
09/3/31 21:40
ピンポンダッシュは二度ベルを鳴らす
恋月 ぴの
自由詩
22*
09/3/31 21:18
漢詩 惜花
三州生桑
伝統定型各...
3
09/3/31 20:19
春
十二支蝶
自由詩
0
09/3/31 19:56
今宵はあなたの舞踏会
水島芳野
自由詩
5
09/3/31 19:35
1kgあたり200円の春
国産和風モモ...
短歌
1+*
09/3/31 19:02
超真理男兄弟[場面1−3]
〃
自由詩
0
09/3/31 18:44
営業大好き
チアーヌ
自由詩
2
09/3/31 18:42
春を呼吸する
あ。
自由詩
4*
09/3/31 16:47
そしてせかいはうたでみちて
花音
自由詩
3
09/3/31 16:28
むしゃむしゃ
つゆ
俳句
2*
09/3/31 16:07
恋詩木
木屋 亞万
自由詩
4*
09/3/31 15:28
4521
4522
4523
4524
4525
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4529
4530
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4554
4555
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4557
4558
4559
4560
4561
加筆訂正:
学寮 五首
/
非在の虹
[09/3/31 21:59]
ルビ付加
1kgあたり200円の春
/
国産和風モモンガ
[09/3/31 21:08]
最後の一句を詠み直しました。
5.78sec.