ひらり ひらり
それは春風が君をもてあそぶ音…
真っ白のワンピースが揺れて
まるで白鳥のようだ
ほころんだ笑顔が張りついて
君はとっても嬉しそう
いついつまでもこんな日が続くと ...
背中に生えていた
光の羽が
ふたつに分かれながら
ずれて
鳥のからだだけ
ひとつのまま
あの空へ消えてゆく
羽がひとつになって
あの空を
自由に羽ばたいていた
そんな季節 ...
べつにいいよと許した日から
別に毎日がはじまって
別な毎日はべつに終わりを迎えることもなく
別々にいきてる別なわたしは
べつにごはんも食べてるし
べつにあんまり悲しくもない
べつに雨でもか ...
眠れないたった独りの夜に
ふと両手を伸ばし
君の顔の輪郭を確かめる…
そのまま抱きよせたくなったとしても
君はいないと腕の空間が僕に教えてまた空しくなる…
嗚呼! あんな ...
化粧水をたっぷりふくませたコットンを3枚ご用意下さい
それを
おでこ 右ほほ 左ほほ
に 1枚づつ
丁寧に重ねて
15分ほど
お待ち下さい
ほほを触ってみて
...
砂浜に いつの間にか 小屋があって 人形劇の 幕が開いている 夕方 かわいい衣装に包まれた 人形たちが 泣いたり怒ったり でも最後には幸せになる そんな物語が 何度となく 繰り返し上演されて その度に ...
赤い満月が暗い密林を包む
琥珀の毛並みの一匹狼は
この本能がうずく世界で獲物を探す
純白の毛の一匹兎は
本能のまま世界を飛び回る
この世界で狼はどん欲な男
...
八日月
しろきひかりの
勇むるを
映し足らぬ身
吾に重ねつつ
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。
今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。
−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ...
今度こそ、さようならー
給料削減に、残虐さを
恋人はどこいっちまったのかと 僕、は
そして 唐揚げに問いかけながら
たべられていくため息で
そんなふうに、
「自分自身」をしてい ...
始まりに全てが生き絶えることで
ようやく中身に潤いが満ちてくる
雪が蒲公英(たんぽぽ)の種子のように
大地一面に真白に根づく
かつてのたぎりを冷まして
それらが大 ...
オメエ、死ぬのかい
――だったらよう、
せめて逝く前に鮨食おうぜ
肝っ玉据えて、俺と鮨食えよ
粋な麻暖簾くぐってさ
どうぞ勝手に席へ就いちまいな
捌いたネタと酢飯の匂い、
舎利の温( ...
きみがいなくなって半年たった
3ヶ月目まではめそめそしてたぼくも
今じゃすっかり立ち直った
だけど
キッチンの換気扇の下で煙草を燻らすきみが
今でもすぐに思い浮かぶよ
煙草 ...
乳房が熱くなって
きみの鳥肌が湿っている
きのう出会ったのは
地方都市の中華屋でだった
客はふたりしかいない
そのあとカラオケに行った
十五の夜を歌う
きみは ...
さえぎられた道で、端的に
もう
ここには何もない、
きみもいない、雪の
においが
わたしに見ることを教える、でも視力は
もう必要ない、きみが
いないという
ことを見る、その ...
彼女の手は優雅極まりなかった。
注がれたグラスを指だけで持つのも
差し出された手に手で応えるのも
様になったし、僕はなんとかしてその手をとろうと
やっきになった。
トラン ...
キーボードの手を止めて
受話器を上げる
懐かしい声が僕に呼びかける
同じ社宅に住んでいた近所の小母さん
親父にきた年賀状の返礼に
僕が出した寒中見舞いを見て
驚いて電話をしてきたら ...
真新しいアスファルト
塗り潰された十字路は
雨が降った後みたいに
黒く鈍く光っていた
始終さえずる信号機は
花壇の花と愛想笑い
白い平行線の上を
鉄の固まりが走り抜ける
...
髪を整えるクシが見つからない。
このままじゃクセがついてしまうから、
僕はパステルカラーで彩られたつま先でフローリングをぺたり、ぺたりと歩きます。
濡れた髪はうざったいほど乾きにくい。
先 ...
湖の底へ
放たれた奇跡の魚
あれは
わたしたちの祈りの具現化
世界から
あらゆる災いが
あらゆる争いが
あらゆる飢えが
なくなりますように
*
盲目のやさしさを
温 ...
あお を群にして わたし に忍びこんでくる
あさ を潰して 広がっていく
わたし は地べたに吸い込まれていく
そうして 土になって
寝転んだ 土のわたし
あな ...
掲げた白い蓋の全方位に
彼らが
それらの一部が金属で構成された雄鹿が
二つに選択された音声を取り戻すのを見る為に
「階段の喉頭は半日前とは異なるでしょう」
また
同じ物は ...
ぬるい風がおびきよせるわたしたちの蜂
甘い匂いのする夏の終わり
なにもかもが蒼くて
中心の一片だけが白く冷め
わたしたちが目指す蜜
羽音はまだ遠いというのに
わたしたちは耳をふさいでう ...
透明な煙が
流れている部屋の窓を
右手で閉じる
閉じた手の
余った時間が虚しい
煙の足跡の風が冷たい
こころの温度を
回復するまでの間が
夜を登るように苦しい
...
窓を 開ける
太陽が 沈む
もう 一寸 ひとりで
眺めて もしも
藍と朱が交差する沖の向こう側に
寝そべって小さく閉じた夢を見れたらなあ
ああ
盗塁王 扱ける
蜜蝋が 融ける ...
都市にプリーツが回って
ラベンダーの匂いが空に
それで平日には
うなだれながら握手をしましょう
私が巡回する
キアロスタミの映画
かつて、話題にのぼったことのない見た目に
方向を示唆 ...
{引用=
吐き出したい、吐き出したい。
不安を全部、吐き出したい。
のに、あたしには口がない。
}
この口は、よく動く。
ほらね、
上下の唇が、くっついたり離れたりとせわしない。
よそ ...
もし ぼく が かんじょう を ポリぶくろ に つめて
すてる ことが できたとしたら
どうだろう
まいあさ しゅうしゅうしゃ が やってきて
あちこち で ふくろ を つ ...
雨あがり電飾のにじみ道てらす
霧雨の傘もささずに歩みゆけ
水溜りビルを映して揺らぐかな
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす
小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている
それでも
待 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
見守る人
麻生ゆり
自由詩
2*
09/2/24 2:36
光の羽
小川 葉
自由詩
0
09/2/24 1:48
べつに明日も早く起きられる
この子
自由詩
1
09/2/24 1:43
空気
麻生ゆり
自由詩
0*
09/2/24 1:12
たぶんミニスカートとか履いてる。
ゆきちゃん。
自由詩
9+
09/2/24 1:09
メロドラマ
砧 和日
自由詩
4
09/2/24 1:08
ウルフ&ラビット
こめ
自由詩
3*
09/2/24 0:41
上弦
柊 恵
短歌
1*
09/2/24 0:33
雪の手紙
夏嶋 真子
携帯写真+...
10+*
09/2/24 0:29
ちゃぶ台は桜の下
K.SATO
自由詩
0*
09/2/24 0:28
冬春夏秋
瑠王
自由詩
3*
09/2/24 0:07
逝く前に、鮨だ! ★
atsuch...
自由詩
16*
09/2/23 23:59
FATHER&MOTHER
poco
自由詩
1
09/2/23 23:41
逆算
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/2/23 23:00
さえぎられた道で
こもん
自由詩
6
09/2/23 22:01
預言者
Anonym...
自由詩
1
09/2/23 21:42
午後八時に鳴る電話
kauzak
自由詩
5*
09/2/23 21:33
模る
ことこ
自由詩
1*
09/2/23 21:25
無題
きるきすみー
自由詩
2
09/2/23 21:08
ブルーデビル
ことこ
自由詩
2*
09/2/23 21:07
よるのふち、あおのとり
こだま千鳥
自由詩
2
09/2/23 20:58
通り過ぎる鍔の草
井岡護
自由詩
0*
09/2/23 20:06
(無題)
キキ
自由詩
4
09/2/23 19:40
『決意』
あおい満月
自由詩
6*
09/2/23 19:38
見入ってくれよこの刺されよう
aidani...
自由詩
5
09/2/23 19:15
プリーツ
捨て彦
自由詩
3
09/2/23 18:33
口がない。
百瀬朝子
自由詩
5*
09/2/23 17:44
ゆめのしま
コーリャ
自由詩
9*
09/2/23 17:01
街に霧雨の降る・・・
アハウ
俳句
4
09/2/23 16:31
まもなく
乱太郎
自由詩
15*
09/2/23 15:51
4517
4518
4519
4520
4521
4522
4523
4524
4525
4526
4527
4528
4529
4530
4531
4532
4533
4534
4535
4536
4537
4538
4539
4540
4541
4542
4543
4544
4545
4546
4547
4548
4549
4550
4551
4552
4553
4554
4555
4556
4557
5.82sec.