あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった
差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ...
先が折れ曲がっても
まけるナ がんばれ
先が枝分かれても
まようナ すすめ
先を舐められても
舐め舐め返してやれ
キモチだ キモチを出していけ
え ...
学生時代の友人が
送ってきた絵はがきを
冷蔵庫に貼りました
今、私たちは
いろいろの途中
見栄や意地や
肩書きや、妬みを
貼り付けたり、はがして
あたしだって
とか
...
遥かここまでやってきた
僕は僕を忘れそうになって
雨の中
立ちすくむ
胸に渦巻く想いを
吐き出したくて
葬りたくて
だけど言葉が足りなくて
そしていつも
恋にすがろうとするけど
今の僕は
...
ヨークベニマルはいい所だ
昼には良いものがたくさん売っているし
にんじんじゃがいもたまねぎ99円だし
夜には
昼に手が出ないものが安くなっているし
駐車場には心地よいBGMが流れてるし
み ...
めぐすりの一滴
まるい瞳を覆うように
濡らして
顔を上げ
二本の指で広げ
くりかえす
くりかえす音
地下鉄は走りつづける
窓から漏れる明かりだけに
照らされる壁が
ながれる傍線 ...
雨がふります
風がふきます
さくらの帯が
蒼ざめたアスファルトに
朽ちてゆきます
自動販売機をまがります
白猫がかまえます
大気が雨に洗われます
大気を ...
こんにちは ハートフル・ケアです
あなたのすべてを包みこみます
あたたかに やさしげに
風邪を引いてるんですね
ほらあったかーいあったかーい
さみしいんですね
...
手の中で息絶えていく
鮮やかな言葉や夢が
何の意味もなく
何の意味もなかったもののように
僕の中で沈黙する
その、瞬間が。
雨音のように僕を黙らせる
だから、かなしくて。
...
春の夜の行列です
やわらかい新芽を踏んで進む
無表情な行進です
一歩二歩と踏みしめるたびに
つま先からそろりそろりと熱が逃げます
だので皆
のたりのたりとあるくのです
冷たくなれ ...
一
退屈と虚無が蓄積された日々
人生という大それた響きが
重くのしかかるから
あたしはかしいでいく
日々が圧縮されて
密度を濃くして体積を狭めていく
その重みは保っ ...
自作詩と写真のサイトです。
詩はボールペンとノート、或いはテキストエディタ、
写真は父から譲ってもらったNikon FEとロシアの玩具カメラSMENA 8Mで撮っています。
平熱より冷めた目 ...
ゆるい陽射しの中で
体温のぬくもりの
風に吹かれながら
冬の風に思いをやる
春の余白には
冬の物語を
書こう
たまには冬の風を
吹かせて
震え上がらせる
恋物語には
波乱はつ ...
ラクダ
ラクダ
ラクダは
ラクだ
ラクじゃない
ラクダも
ラクダ
ラクダ
この国ではだれも好きなことを言えない
七つの会話は検閲にかけられ
八つの集会は監視されている
若者は万里の瓦礫を隠匿し
絶え間なく幼児化する
アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン
新しき ...
脳内のエデンの園を越えていった先に
失楽園はあった。
気を狂わすような黒雲
首を絞めるような灰風
そして
大きく
黒く
怒りを纏った
彼
{引用=―サ ...
淡淡と靴を鳴らして
いつもの裏通りを歩く
何も企てず何も自慢せず
ゆっくりと風景を進める
淡淡とキーを叩いて
いつもの物思いに辿り着く
答えを出さず確信を持とうとせず
おずおずと ...
花盛り 彩り豊か 杯よ
花盛り 酒の杯 彩りし
花盛り 酒宴の席を 彩りし
花盛り 杯の花びら 色々と
花盛り お酒を飲みて 夢心地
青空に いのち輝く 花盛り
次々と 花は変われど 花盛 ...
腕に
注射器の後
レニー・ブルースは
裸で死んだ
多弁で
雄弁で
皮肉なスタンダップ・コメディアンの口を―
死だけが塞いだ
かれは
言ったものさ
―こうあるべき ...
電気代が高いとか
家賃がどうとか
お金よりもからだが大事ですから
いくらお金があっても不健康だと
人生は楽しくすごせなくなります
良い言葉を聞いて
良い空気を吸って
良い食べもの、の ...
陽の光まだ胎児には見えなくて母親の愛光となりぬ
雨の中口づけしても流される感触だけをその場に残し
キリンのキリコさんは一年生
新学期の係ぎめ
だれよりも遠くまで見わたせるので
背の高いキリコさんは
学級委員になりました
大好きなカモシカくんは
うさぎさんと保健 ...
きっと誰もが忘れてる
小さな真実の中に
埋もれゆく 恋物語
語られるすべもなく
ただ一人のその記憶の中にのみ存在する
確かなぬくもり
桜はいつも 静かにそこに立っていて
幾つもの物語を 彩った
...
隣の家のカナリヤが
萌黄色の羽根を少し震わせ
細長く高らかな声で
ちよちよと鳴いています
向こうから歩いてくるねえさまの
頭に飾ったかんざしには
うすももいろの桜がしだれており
控え ...
涙のようなもの
死んでしまいたい
太陽が
雲に隠れて
貴方は哀しい顔をする
せっかく生まれてきたのに
そんなことを言うんですか?
まあ、気楽にやってみな ...
考えなければならないことが山ほどある。
けれど本当は大事な振りして雑なもの。
人を待つ。嫌いなことではないけれど、
本当の自分が削がれるようで実はかなり苦手である。
傘がなくて往生している。友 ...
不倫、哀しい方程式、直説法複合過去的動詞変化
「なんなのよ
あたしのどこが
悪いのよ
不倫
してるわよ
そうよ、あの男には
妻も子供も
いるわよ」
...
「あの時そう言ったことは、嘘だったの?」と思う
二人で想像した冗談なような
しかし笑えるくらい真剣に祈ったあの語りの将来がほほえましい
君が起きた後の言葉
お出かけの挨拶の言葉
布 ...
お尻を触らせてくれないか
キミのお尻を触らせてくれないか
なぜかと聞かれても
「そこにお尻があるから」としか言えないが
とにかくキミのお尻を触りたいんだ
例えばデパートのエスカレータ ...
スプーン王国とフォーク王国の戦争を、遠くの星から眺めているという物語の本を抱えた女の子がスキップしている地面に生えた花に乗った虫になった夢を見ました
翌日涙と嚔が止まらなくて大変困りました
あまり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私達の美しい獣
千月 話子
自由詩
25*
09/4/15 0:20
鉛筆くん
ヨルノテガム
自由詩
2
09/4/15 0:17
しあわせの、マグネット
うめバア
自由詩
0+*
09/4/15 0:11
雨に消える
ヒロシ
自由詩
4*
09/4/14 23:54
清正美
蒼木りん
自由詩
1
09/4/14 23:41
目薬
水町綜助
自由詩
4*
09/4/14 22:59
さようならの粗雑
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/4/14 22:45
ハートフル・ケア
短角牛
自由詩
2
09/4/14 22:44
白い世界の果てに
水島芳野
自由詩
2
09/4/14 22:42
春の夜の行列
亜樹
自由詩
0
09/4/14 22:18
Days
百瀬朝子
自由詩
6*
09/4/14 21:57
35℃
セシル
おすすめリ...
0
09/4/14 21:16
余白
フクスケ
自由詩
1
09/4/14 21:03
ラクダ
未完
自由詩
2*
09/4/14 20:52
瓦礫づくり
《81》柴田...
自由詩
2
09/4/14 20:12
サタン —憤怒—
セルフレーム
自由詩
0
09/4/14 19:48
淡淡
nonya
自由詩
14*
09/4/14 19:43
盛り&菜の花 (2009.4)
guchi_...
俳句
0
09/4/14 19:32
mischief
Porter
自由詩
5
09/4/14 19:22
健康と安全についての手紙
udegeu...
自由詩
0+*
09/4/14 19:08
陽の光
夏川ゆう
短歌
1
09/4/14 18:39
キリンのキリコさん
夏嶋 真子
携帯写真+...
7*
09/4/14 18:36
桜メモリーズ
明香璃
携帯写真+...
2
09/4/14 18:33
春の歌
あ。
自由詩
3*
09/4/14 17:35
涙のようなもの
ふくだわらま...
自由詩
0
09/4/14 17:04
[待ち惚け]
東雲 李葉
自由詩
0
09/4/14 16:59
不倫、哀しい方程式、直説法複合過去的動詞変化
ふくだわらま...
自由詩
0
09/4/14 16:45
予定は未定のち嘘。
wister...
自由詩
0
09/4/14 14:15
お尻のある風景
智哉
自由詩
0
09/4/14 12:44
病院
噛子
散文(批評...
1*
09/4/14 12:33
4504
4505
4506
4507
4508
4509
4510
4511
4512
4513
4514
4515
4516
4517
4518
4519
4520
4521
4522
4523
4524
4525
4526
4527
4528
4529
4530
4531
4532
4533
4534
4535
4536
4537
4538
4539
4540
4541
4542
4543
4544
加筆訂正:
短歌と文法、詩と文法
/
非在の虹
[09/4/14 13:18]
語句修正
4.77sec.