{引用=きえない
ぼくは
かたちなく
きえない
ぼくは
かたちあるもの
きえない
きみは
かたちなく
きえない
きみは
かたちあるもの
きえない ...
やわらかに色紙の花園で
子猫が蝶々を追って駆けて行く
{ルビ淡紅色=ときいろ}の薫りを放つ花たちは
自慢の花びらを踊らせることにいそがしく
まるでそれは雨のように降りしきり
この花園を埋め尽 ...
うつつの中の独唱
ただ完璧な迄に白く
それは愛の形を持って
目覚めれば消えてしまう程に淡く
七重八重と夢を織る
まず思考が積もり、
湿った言語が積もり、
牢獄のような会話が積もる。
(一人の自分として生まれたからには)
(一人の自分として死なねばならない)
...
音もなく
扉を開けて
君はどこへ行こうとしているのか
山の谷間にひっそりと
古桜
君は黙って立っていた
浅い夜に着替えるため
うつろに沈んだ夕闇に
青と ...
雨の降る夜更け
窓の外に誰かが立っている
カーテンの隙間からこちらを覗いている
俺にはわかっている
覗いているのはお前だろ?
びしょびしょに濡れたヤッケから
しずくが滴り落ちる
...
いつまでやってんの?
一度留保したものを
あとで思い返し
取り上げするようなものが
果たして何人いるだろうか
すべてなあなあにする生き物だろう。
君、蛸とサブレおどりたまえ
きみ ...
ぬぎすてる
春の衣の
きらきらり
ひかり散らすを
むねに刻んで
一社しか面接を受けていないのに
不採用の通知や電話が毎日のように届く。
大して入社したかったわけじゃないから別にいいけど。
なんでこんなに頑張るんだろう。
イミなく傷つくことを繰り返し ...
寄せては返す波の連続
満ちても荒れても
規律正しい
君の横顔を思い出す
海みたいな塩からい
あたしの涙
飲まないでいい
優しい笑顔でいて
正しいということを
身体で感じて ...
ポツリ ポツン
ポツリ ポツン
真新しい黄色の長靴
真新しい空色の合羽
先を急ぎながら慎重に
ヨタヨタと…
次々と
落ちてくる妖精
不思議そうに
空を見つめ
手を ...
トン トン
トン
どうしてキミは
オオカミの皮をかぶっているの?
オオカミの皮をかぶったデリー
ウ〜 ウ〜
オオカミのマネして
うなり声
羊は首をかしげて
トコトコ
歩いてく
...
見えているもの
それが少し
へんなものであっても
僕らは生きることに
必死だ
街ですれ違う人たちが
冷蔵庫だとしても
見えているもの
それが少し
へんなものであっても ...
発音は銀色に
ぎらぎら光る手すりの曲面だとか
ビロードの毛羽立つ座席の
柔らかなスプリングだとか
陽射しを受けて鏡のように
ホームに立つ自分を映してしまうような
ガラス窓だかに当たって
...
海へ飛んでゆきたい
青い、ど真ん中、未開の海の底を目指して
太陽の光が届かない底にへばりつき
飢えた獣のように砂を舐め、食らいたい
私はあなたの塩分が欲しい
ありふれた水分ではなくて、
...
眠たくて仕様のないのだろか
土か埃り被っている
言葉が掌を離れてれから
びっこの野良犬の顔が父親の顔で
「まさこ元気か」と語りかける
精神科の待合室で半狂乱し押さえつける人を噛みちぎる老婆
これが妹
段ボールの下に新聞紙を敷き詰めてネズミたちが家族のよ ...
ああ あんなぜ太ももの方が爪よりながいのかしら
現代詩手帖の最新刊を
焦点があわないまま
一枚ずつやぶっていった
細かくていねいにちぎれていったが
それらがポエムであったり
論文であることをやめることはなかった
ゴミ袋の中で
ゴミ収集 ...
孤独
君は本当の孤独を知らない
だから「寂しい」なんて言う
君は本当の孤独を知らない
だから「死のう」なんて考える
君は本当の孤独を知らない
本当の孤独を知らな ...
アルハンブラ、上空二百メートル、風力ゼロ
涙
出そうになるよ
あの頃を思い出して
そんなにしあわせでもなかったはずなのに
懐かしすぎるんだ
ぼくは君のこと ...
今日(四月十二日)はキリストの復活の日だそうです。
復活の日だから彼女に愛のポエムを書けと
神は言うのです
彼女って あの猫の?
と僕は訊きました
どうもそのようです
なぜ復活の日 ...
公園にも、土手にも
ビル風の狭間にも
桜ばさみ、桜走り、さくらりって
花びらたちあんなにも舞うので
風が隠れていられません
くるくるとつむじ風
縦に
真横に
春は風の宝庫
...
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日の夜ご飯なーに?」と聞きました
「コロッケだよ」「やったー」
寝そべって漫画を読んでいる息子は
11歳
伸ばした手足や
レゴをしゃがんで組み立 ...
花びらがゴム靴に轢かれるとき
涙とも 汗みずともいえないもので アスファルトを濡らしました
ぼくははそれを見て
胸が詰まることと吸い殻があふれることの 相関性を目にして
黙って ...
真夜中に
足の爪を切れば
へびがやってくるのよと
かあさんに教えられたから
耳をそばだてる
キッチンのじゃぐちから
漏れている
しのび寄る音
あれは雪どけでしょうか
ぱちんぱちん ...
外れない。
ピアスがはずせない。
なんでか。
なぜだろう。そろそろセカンドステージに行ってもいい頃なんだよ。
深爪しすぎちゃうから?うまく力が入らん。
カチッと音がするはずなのに ...
建物を見上げる
人がいる
建物が壊され
人は死んでいく
新しい建物を
見上げる人がいる
人が壊され
建物は死んでいく
この世界で
人に生まれた
私が ...
浅黒い空に陰鬱な虫が踊る、太陽の時間に間に合わなかった雨上がり、そこの破れた靴の中はもうすでに踏みつけた水たまりの記憶で一杯で…アスファルトの上で腐葉土を踏みしめているような違 ...
窓辺に
憂いて、待ちほうけ
きらめく川面に舞い散る
記憶の花弁
流れ、流れて
彼の國までと
届けておくれ
恋慕情
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
きえない
ゆうと
自由詩
2*
09/4/13 14:04
花の森にて
未有花
自由詩
19*
09/4/13 13:05
愛幻夢
オリーヴ
携帯写真+...
3
09/4/13 12:57
ハイライトのある風景
草野春心
自由詩
2
09/4/13 12:37
夜桜の扉
楽恵
自由詩
2*
09/4/13 11:23
影
瓜生嶺人
自由詩
0
09/4/13 9:40
シットマン
udegeu...
自由詩
1
09/4/13 8:39
花舞
柊 恵
短歌
6*
09/4/13 7:07
THE NEET
かのこ
散文(批評...
1
09/4/13 6:02
海馬
〃
自由詩
1
09/4/13 5:37
雨上がり
三之森寛容
自由詩
5*
09/4/13 5:08
羊のデリー
〃
自由詩
4*
09/4/13 4:57
見えているもの
小川 葉
自由詩
4
09/4/13 3:41
桜の花はあまり好きじゃないが
水町綜助
自由詩
3
09/4/13 3:33
死の海
木屋 亞万
自由詩
1*
09/4/13 3:13
どん
十二支蝶
自由詩
0
09/4/13 3:08
野良犬
モリマサ公
自由詩
8
09/4/13 2:58
つるん
十二支蝶
短歌
0
09/4/13 2:36
明るい部屋
モリマサ公
自由詩
2
09/4/13 2:35
孤独
ふくだわらま...
自由詩
0
09/4/13 2:29
アルハンブラ、上空二百メートル、風力ゼロ
〃
自由詩
2
09/4/13 1:48
愛のポエム
杉菜 晃
自由詩
4*
09/4/13 0:58
砂漠の中の砂時計/花びらと風庫
海里
自由詩
1
09/4/13 0:55
コロッケ
ふるる
自由詩
5*
09/4/13 0:41
ブルースが描けないということ
銀ラメ
自由詩
1
09/4/13 0:33
へび
ことこ
自由詩
5*
09/4/13 0:17
イチレベアップのために
つゆ
自由詩
2*
09/4/13 0:05
人と建物
小川 葉
自由詩
0
09/4/12 23:50
ひとつずつ死滅する暮れ方からのアルペジオの残響
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
09/4/12 23:36
女ひとひら恋慕情
オリーヴ
携帯写真+...
6
09/4/12 23:22
4506
4507
4508
4509
4510
4511
4512
4513
4514
4515
4516
4517
4518
4519
4520
4521
4522
4523
4524
4525
4526
4527
4528
4529
4530
4531
4532
4533
4534
4535
4536
4537
4538
4539
4540
4541
4542
4543
4544
4545
4546
4.81sec.