首をたれたる山の猫
尾っぽを幹にまきつけて
上目遣いに梢を見やる

たわわに茂った緑の葉
あまねく陽射しに当てられて
葉脈をちろちろ光らせる

峠のふもとの静かな林
暮れるにつれて霧 ...
水色の空に
橙の太陽に
白い雲に
透明の春風



今日も世界は美しい




だから僕はこの世界が憎くも
好きだよ


恨めしいくらいに愛しているんだよ
...
私がいた
先輩がいた

私は先輩の背中に頭をつけて下を向いていた
先輩の顔は知らない
私は両腕で先輩を掴んでいた
先輩の顔は知らない

先輩がいて
私がいて

灰色のアスファルト ...
さぁ死刑執行だ
右足と左足
我先に行かん!と競り合っていた彼らは
今は一番自分が愛しい
譲り合いの精神なんか糞食らえ
何よりも自分が好きなだけだから

ロープに託す 貴女の全て
こんな ...
 時期遅れの花見
 
 とっくに散った花びらのかわりに
 輝く緑
 若き季節の息吹


 青空には
 果てを知らない鳥たちが舞い 謳う

 みなの真似する花見よりも

 散った ...
車窓から

いなかのひとなにしてる

いろんなことで時間つぶしてる

人類と娯楽

そのおっかけっこ

人類と仕事

いろんなひとなにしてる

いろんなことでひまつぶしてる ...
山々を裂いて生まれたのはすいけんの水でした
あの時のかぜをおぼえていますか
暴風が吹き荒れ わたしの前に立ち
少しずつさがっていくわたしのせなかを撫でたのはあなたでしたか
日がおちて朧 ...
そうして
いつのまにか
遊園地に入ってしまった
空は青い
コンクリートは白い
わたしはピンクのワンピースを着て
風船を持ってる
歪んだ観覧車
戻って来ないジェットコースター
馬の首が ...
  もう静かに語る
  ひとつながりの都会



  夜の新宿を見つめながらきみは笑っていた



  その手のひらで
  やわらかい声がふくらむ



  どこへゆく ...
庭に日の差す縁側で
かげろうにゆらりと手をかざす
つかめないな
銀のコップが透き通って
細く光る指先の丸み

着られなかった
紺の制服をまとって
うっすらとたなびくおまえ

好きだ ...
ずっととおく
あちらのほうへいってしまった人が
てをふりつづけているようにおもえる
そのしろいすきとおったてのひらが
やみのなかできょりとともに
うすくなっていきながらも
きえずにまだみえ ...
都市の夜を
救急車のサイレンが
次第に近くなり
点滅する赤いランプが
尾を曳きながら
架空の領土への
搬送車のように
ゆっくり 遠ざかる
このまま終るはずだった
今日

昨日の ...
            090415

ちょうの付く字は
ちょうだよねと
幼児のような返事を返す
分かったつもりの会話です

お父さんは
会社
お母さんも
会社
お兄さんも
...
初めましての笑顔は
上手くできたかなぁ

傾きかけている空に
問い掛けながら歩く

いつもと変わらない
赫く星を見つけた時

うっかり
故郷を思い出し

張り詰めた気持ちが
...
親たちは言ってみればオリムポスに座する神々であいつらはつまり神話の時代に今も生きているさらにその親の巨人族を打ち倒して手にしたその高き山々の頂で毎日飽きることなく饗宴三昧俺たちと言えば神々のおこぼれに ... ゆびさきは
そこで動くのをやめてしまった

あと5センチ
だけなのに
どこまでも遠く

つまさきは
石ころさえも蹴飛ばせなかった

当てることが出来たら
振り返ってくれるかと
...
例えば


目が覚めて 君が ほんとに許しきった顔で寝てるのを偶然みつけたり

暗い夜道の先の薄明るい街灯の下で 君が不安そうに僕を待っていたり

お魚を一尾だけじゃなくて二尾入ってるパ ...
別れてもあなたがくれたメッセージ記憶の中で影響力持つ

路地裏の官能的なポスターに僕ら重ねる恋愛旅行
うつろな目
うな垂れた首
放り出された四肢
君はいつから
そんなサカナになったの

キラキラ光るあの星も
実は銀紙だって
嘘だらけの世界に住む僕らは
いつだって騙し騙され
それを真 ...
摘みながら歩く
生まれたばかりのあなた

小さな口笛


素足のまま大地を踏みしめる

蔦草はやがて乗り越えられ


くちびる

まぶた

ひとさしゆび


どちら ...
高校三年のある夏の日の昼下がり。
あの日、僕は最高のロックンロールに出会ったのだと今でも信じて疑わない。

鋼鉄のミサイルに乗り込んで、流れるような景色の中で、色々なものを見つけてきた。
見た ...
むくわれない想いに
身を震わせて


とまどう心に
もてあます春風


真っすぐにそそがれる
あなたの視線さえ


拒む理由を
淡い紫の吐息にかえて




ひとり、うつむいて ...
ここの夜もやがていつか眠るだろう
時が満ちてくずれ落ちる頃だろう

ただのFreeway Drive 昨日の続き
ただのFreeway Drive 気の向くまま

肩落としてないで
...
確かにそうだろうね、
僕の中のぼくは呟き
僕が被るボクの振る舞いに
否定という肯定を認める

ボクが前を突き進む中、
ぼくの居場所を探していたら
いつしかボクの皮の手も引かれ
笑えない ...
悲しくないように、パンを食べて

悲しくないように、体をよく洗い

悲しくないように、朝になると起き上がる


焦がしてしまった情熱の抜け殻

いつかを通して言葉が落っこちる

...
足下の花びらが
しきりにバトンを渡そうとする
あなたも咲いたらいい
そう言っているのかもしれなくて
ただただ季節はめぐるから


がんばれない
そううつむくあなたの額にも
舞って ...
 床に落ちたパンを摘まんで
 埃のついた面を水で洗い、見えてくるのは
 荒野の戦場
 二つに折って頬張る

 味は
   胸糞悪い
       嫌悪と
       平和の
  ...
 
 
あの夏の日の
電話ボックスの中
受話器を持ちながら
あと一桁ダイヤルを
回せば届く
思いがあった

あの夏の日は
静止したまま
僕は僕の海に溺れ
窒息している

何 ...
 
 
人は
その人の型に
はまるようにして
生きてるのではないか

はまってないから
という理由は
当然ではないか

僕は
今さらのように
君の型になってみる
すると君は ...
キャンセル待ちの
救急車には
今日も乗れそうにない

釈然としないまま
習慣化していく
消防車移動という形式

茶を濁すような車体の
駐車方法は入射角に対して
直角な感じで

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
森閑凪目自由詩209/4/16 2:06
炭酸colorpino自由詩209/4/16 1:44
今日見た夢。wister...自由詩009/4/16 1:43
未成年東京カラス自由詩009/4/16 0:23
散り花見山崎 風雅自由詩609/4/16 0:14
車窓から吉岡ペペロ自由詩309/4/16 0:06
思い出のはなしRe.自由詩1*09/4/16 0:02
きぐるみチアーヌ自由詩409/4/15 23:55
草野春心自由詩109/4/15 23:25
庭に日の差す縁側でオイタル自由詩9*09/4/15 23:19
彼方岡部淳太郎自由詩309/4/15 22:08
架空の領土フクスケ自由詩009/4/15 20:50
超躊躇あおば自由詩4*09/4/15 20:47
疲れた日未完自由詩2*09/4/15 20:16
オリムポスrabbit...自由詩209/4/15 19:48
超躊躇あ。自由詩3*09/4/15 18:38
新しい幸せウデラコウ自由詩1*09/4/15 18:29
別れても夏川ゆう短歌009/4/15 18:24
サカナ浅井実花自由詩409/4/15 18:13
楽恵自由詩2*09/4/15 16:57
エイトビート風見鶏自由詩109/4/15 15:06
佇みの午後オリーヴ携帯写真+...809/4/15 11:48
Wednesday TomorrowBOOKEN...自由詩2*09/4/15 11:38
雪城的邦秋自由詩009/4/15 10:15
悲しくないように猫のひたい撫...自由詩409/4/15 5:30
咲くら舞うかんな自由詩6*09/4/15 5:16
落ちたパンdoon自由詩109/4/15 4:45
超躊躇小川 葉自由詩5*09/4/15 4:32
人の型自由詩109/4/15 3:44
超躊躇木屋 亞万自由詩0+*09/4/15 1:17

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