あの日とあの人が
ひとつだった
あの頃を知っている

お父さんはおれで
お母さんはわたしだった
そしてぼくは
いつまでも
ぼくのままだった

もう戻れないかも
しれないけど ...
あたしの町は線路の東
昔は深い森だった
ママが子供の頃だって
森が消されてしまったの
今は わずかに細長い
防風林か残るだけ…

夏休みまで あと少し
たいくつ過ぎる昼下がり
ぶらぶ ...
どこかの知らない住宅地で流れている

いびつなサウンド

それはまだ若い男が夢をあきらめず

努力ということをしている

それでも夢という狭き門に

自分は通れない事はし ...
しゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわ

山奥の合掌造りで
祖母は暮らしていた
冬は深い雪に閉ざされ
ひっそりと
何もないところだった

祖母がまだ少女だった頃
屋根裏では
蚕を飼っ ...
本家の従姉妹3人が集まって
一年忌の手伝いのことを話していた
はずなのに

気が付いたら彼女たちの話題は
秋にみんなで行く旅行の計画に変わっている

機関銃トークは女子学生の専売特許
...
強い光は、痛みも苦しみも照らし出す。

眩しい。

でも、見たい。

自分の心に、光を思いっきり打ち込んでやりたい。



いつまでも闇に隠れていては、絶対に損をする。

光は、本来とても暖かいものな ...
鏡のふちに
霜が降りている
唇のはしが腫れはじめ
痛みがやむころに
枝先から影が落ちる
おもむろに声をあげようとして
言葉にならなかった音の破片が
ガラスを震わせる
あなたが
どこか ...
雲まで黒くて
月にはみえない

霧の畑に古いデミオが
案山子の山を見てまして
ワイパーもまあ静かです

株価がどうとかラジオが煩い
国道横の欅ちかく
電信柱がくすんでる

そろそ ...
A:およそ名前というものには実体がない。
 ぼくらの有限の時間の中で、やって来るものに対し投げつけられるのは、小間切れの仮の名であって、真実の名前は、去ったあとで、はじめて附けられる。だから、いつも ...
石鹸は 清潔感の象徴であるにもかかわらず


汚い手にその身をもみしだかれ その身を徐々に徐々に削り取られ


自らの一部が 汚らしさの象徴である下水道に 徐々に徐々に流れていくのを

...
放浪中の乗り合いバスで 
旅の鞄を開けたら 
電池の抜けた 
目覚まし時計が 
ぴたりと時を、止めていた。 

2本の針が指す時は 
午前5時30分 

あの朝旅を始めた僕が 
心 ...
猫公園にて奇妙な男を見る。

その男は私の隣りに車を停めると、後部座席から猫のエサを取り出し、群がる野良猫たちに与へ始めた。ドアを開けた時、私の車にガツンと当たったが、男はまったく知らんぷり。とて ...
時計屋さんって
何を売ってる?
もちろん時計を
売っている

時計と一緒に
何を売ってる?
時間じゃなくて
時刻かな

とどめておけないものに
名づける
時刻も
ことばの秘密 ...
夜道に浮かぶ洋燈は 
硝子の裡から暗闇を 
今夜も仄かに照らし 


人の胸にぽうと灯る 
たましいの面影です 
一昨日の朝食で
僕の耳に
ピーナツバターを
こびりつかせたまま
サニーレタスと一緒に
皿の隅っこに追いやったのは
誰だ

昨日の朝食で
僕の耳を
ホットミルクに
浸しこんだま ...
今月の「ぽえとりー劇場」のオープニングでは、 
一年前に世を去った詩友の快晴君に 
生前Ben’sCafeで会った時にもらった 
ホチキスで束ねた詩集から二篇の詩を朗読しました。 

...
もう帰るね、とあなたは行ってしまった。今度いつ会えるかもわからないのに。
アスファルトが光っている。どうして光っているのだろう。
夜空よりも綺麗に輝いているものだから、あたしはきっと今、逆さまに生 ...
灰色の雲の切れ目から見えた月みたいに
夢のような現実と夢みたいな過去が覗いた

その儚さは孤独にも似ていて大嫌いな言葉を想い
夢ならばさて何処へと迷いこむ


さてあの時よと想い泣くのに ...
風に乗り運ばれる香りに
鈍感なわたしは気付かず
考えているようなフリをしながら
本当は何も考えていなかった


下校している小学生が
ランドセルをかたかたと鳴らしながら
跳ねるように歩 ...
僕は逃げる
戦うことは好きではないが逃げるからこそ戦っている
君に持たされたああ剣だ僕のことをよく知られていく
剣は光っているとても光っている…

君は異邦人だ
だからああミスチルからやっ ...
もうすこし ふるえていようか
みつけてもらえるように


何を言ったんだろうか
かすかに見える振動の
その残滓が
言葉の残り香を伝えてくるのだけれど

部屋じゅうに張りめぐらされた糸 ...
  ガラス越しに会いましょう
必ずしも世界を共有しない方がいい

わたしはこっちへ
         貴方はあっちへ

  それでも感情だけは疎通する

 わたしが笑えば
      ...
原始すら耳を澄まし彼の声を
聞き入る星の草原

包み込むその中には
われらが赤子
未だ潰えぬ断絶の子供

安定へと至る化学反応を
世界の歩みとするならば
われらが子等は
世界の壁に ...
見えないはずなのに
そのナイフはひどく鋭利で僕の肉を貪った

シルバーとレッドの共演は
思いがけない悲劇となり
観客はひどく興奮して 拍手喝采

ただの幻 見えない液体と見えない刃物
...
声が聞きたい
大きな腕で抱きしめられたい
優しく[愛してる]と囁いて
接吻をして 私のすべてを満たして

叶わない願いは虚しく鳥籠で響く

そばにいない
貴方は遠い異国の庭で
今日も ...
 *
涙と涙の間に
栞をはさみ
今は…
そっと綴じて置こう

開かずに
閉じ込めることなく
いつか
そっと開く日を

空の色を眺めながら待っていよう

 *
春告げの風が運ぶ
柔らかな陽射しの下 ...
山を登っていくと
海のことを知っているかのように
彼は何も知らなかった だから 僕は
空になったつもりでいることにした

プールにはいろいろな魚が泳いでいる
狐に出会ったので/桑田佳祐を聞 ...
ころころ
とことこ
ふむふむ
ぼむぼむ

ぼこぼこ
どろどろ
ぐぶぐぶ
ちきちき

ちかちか
かりかり
にこにこ
ぼどぼど

だばだば
でぶでぶ
ぴかぴか
こそこそ
自分だけが不仕合せだとカン違いしてる人にこれ以上合わせてられないと
ストロベリーチョコレートがスクリーンに横たわる
まるで何時か俺がぶっ放した弾丸みたいに
あなたの弾丸は眼球を突き抜けて
...
なんでもないことのように日々が
過ぎる
実際はなんでもかんでもが
おこる
どうしようもなく失くしたり
左足だけ見えなくなったり
足りないながらも戻ったりするが
一切の感情は描かれず
ま ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あの日とあの人小川 葉自由詩009/2/26 23:32
あたしの町へ柊 恵散文(批評...1*09/2/26 23:13
99%の努力と1%の才能こめ自由詩1109/2/26 23:06
ふるえる糸ことこ自由詩16*09/2/26 23:04
笑う門にはkauzak自由詩3+*09/2/26 22:46
陽光エルメス携帯写真+...609/2/26 22:43
(無題)キキ自由詩709/2/26 22:38
常夜灯しべ自由詩309/2/26 22:31
名辞についての対話Giton散文(批評...2*09/2/26 21:20
悲劇のヒロインエルメス自由詩4*09/2/26 20:12
Dream Land 服部 剛自由詩309/2/26 20:07
堕天使三州生桑散文(批評...109/2/26 19:58
時計屋さん時計小池房枝自由詩409/2/26 19:38
夜道の灯 服部 剛自由詩309/2/26 19:33
王様の耳はパンの耳nonya自由詩16*09/2/26 19:14
風になった友からの伝言 服部 剛散文(批評...509/2/26 19:13
ひかるゆきちゃん。自由詩109/2/26 18:11
まきちぇり自由詩009/2/26 17:24
花言葉は「永遠」あ。自由詩3*09/2/26 17:12
でも逃げずにはいないん、だK.SATO自由詩0*09/2/26 16:41
ふるえる糸因子自由詩4*09/2/26 16:37
ガラス越しに会いましょう瑠王自由詩3*09/2/26 15:47
生意義-セイギ-夜恋自由詩109/2/26 15:10
美咲 華菜子自由詩109/2/26 15:08
愛情自由詩009/2/26 15:00
春告げる風を待ちながら遊佐携帯写真+...5*09/2/26 13:43
山河K.SATO自由詩209/2/26 13:07
ちきちきちき2kiriko自由詩009/2/26 12:59
そこには大きな幸福も災いも無いだろうから虹村 凌自由詩1*09/2/26 11:45
家となりたいふるる自由詩6*09/2/26 9:56

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加筆訂正:
無題/よーかん[09/2/26 21:24]
いつか修正しようと思います。 嫌な部分をデリートしました。
うそ/よーかん[09/2/26 21:22]
デリートしました。 スミマセン。
山河/K.SATO[09/2/26 15:10]
tp
6.68sec.