日曜日の
台所
きみは皿を洗う
その手はぼくから見えない
春の水はきっと
未だつめたいだろう
形のないものは
流れる
痛いほどの ...
いま、にも、
花弁の粒が零れ落ちそう、です。
この花の名前は何なのですか?
知りません。
いつもこの時期に咲くのですか?
わかりません、
が、
一つだけ言える事があるならば、この花は涙の粒で出来て ...
故郷再訪
車窓より比叡の山に霧立ちて緑濃くなる朝十時
傍らの妻は平家の物語読みつつわれは景色をおいぬ
五歳より三十五まで住まいせし京はなつかし心はやりて
春景色浮き立つ志賀は通 ...
おはなの香りは麻薬のようです
やっと離陸した春たちは
いっせいにビルから飛び降りて
女の子たちの透明な鱗に
好んで住まうらしい
ちょうちょが飛んでいくのを見て
銃に撃たれてしまわな ...
頭がカオスで、
メタファーで、
ファンタジー。
ゲームの事は、よく知らんが、
ファイナルファンタジーは8以降滑ってんじゃねぇか?
頭がカオスで、
メタファーで、
ファンシー。
...
転生
お前が
風に吹かれているのを
見ていると
時間が
逆に流れているのに
気付く
薄緑の繭が
光に透けて
若草の宮内卿の
おもかげが
重なる
天蚕(ヤママユガ)が吐き出す糸 ...
よるがやみかげやひあがるこころかな
町中の人に嫌われた気がする。たかがゴミ出しの日を間違えただけなのに
けれどこんなにも気になってしまうのは父親がA型だからだ
私はO型だから混じって神経質で大雑把なんです。だから私の所為じゃないんで ...
埃の海に生まれたもの
きらびやかに手放されるもの
岸から流れつづける景
底をすすむもののかたち
褪せた光の降る路地の
さらに褪せた色の扉の
入るものもない静けさ ...
全て嫌な訳じゃないよ
捨てた訳じゃないよ
守るものは護るよ
恋しい者を無理矢理近くに置かないよ
護るよ
季節が終わるよ
急ぎ足
学習能力有りますか?
何 ...
不器用な指で傷を撫でて
君の演技を思い出している
下手糞な君の嘘も
確かに僕達は見詰め合っていて
でも君は何処も見ていなかった
とっくに何も感じなくなった夜には
生きていることすら忘れ ...
あなたには魅力が満ちている
この花は
告げている
星は再び巡ってくると
あなたは
告げていた
いつかまた
この道で出逢える日まで
私は花を
摘み続けていよう
星が降るまで ...
秋というには、まだ早い
風は乾いてきたけれど
地下鉄を降りる
ホームに残る夕刻の熱気
東急『Food show』
とくに欲しいものも無くて
檸檬を買った
「そのままで良いから」
手 ...
見下ろすと わたくしに所属するのは
ただぼつぼつとした腹だ
テンキー
布団を背負う
じゅうたんを背負う
フローリングを背負う
芝生を背負う
自ら有する全ての接地面から垂直に作用 ...
心が嗤っている
春の青い空の下
千切れ飛びながら嗤っている
蒲公英の綿毛の飛ぶ空間を
瑕つけながら嗤っている
燕の飛び交う空間を
罅入れながら嗤っている
ああ 眩暈がする
...
執拗にケツを追い回すホモのパトカーを振り切るための
逃げ道としては最適だなと思った。
百足のように枝分かれする住宅地を抜けて
僕は夜空を染める工場に立ち寄った。そこに
自転車に乗って見回り ...
優しい君は
別れを告げて少し泣いた
困った笑顔で頷く私に
強いはずの君は泣いた
蘇るのは
初めて手を繋いだ夏の終わりの秋の始まり
気付か ...
単純に切なくて苦しくて
心は空へと届きますか?
何時でも何処でも失える
抱きしめただけではすぐに壊れて
冬の波打ち際
引き寄せられて
様々な想いごと
失って消えるだけ
夏に見た ...
どこもかしこも戦場じゃないか
どこもかしこも燃えてるじゃないか
どこもかしこも死体じゃないか
死体すら焼き尽くしてしまったじゃないか
これじゃだめじゃないか
生きられないじゃないか
...
気持ちよく晴れていたから
あいつは起きるなり
こんな日はバイクに乗りたいなんて言った。
毎日 仕事で遅かったから
あたしはもう少しだけ眠っていたかった。
あいつが ...
新月の夜に
世界中が停電して
僕が誰だかも
わからなくて
原初の闇の中に
視界が境界を無くして
僕が誰だかも
わからなくなったら
初めてこの言葉も
線の一本一本をほどいて
かたちか ...
打ちのめさせられる瞬間というものは
いつも予想外にくるものであって
勝手に積み上げていた心は
たとえどんなに軽々しくても
崩れ落ちる音を聞く毎に
馬鹿なのは自分だと思い知る
風が吹いて ...
真実は隠す
嘘の中に隠す
でも本当に語りたいのは
真実、じゃなくて嘘
何もかも嘘
徹底的に嘘
真実なんてみんな
嘘をつくための材料でしかない
信じるなよ、そんなこと
何もかも嘘
徹 ...
兄弟は、私の歩みたかった道を歩んでいる。
私が危険因子だと思って回避していった地雷原を悠々と進んでいる。
それをうらやましくも思う。
なにより、私が恐れているのは、私が危険だと察知し回避したこと ...
大気は徐々に枝垂れ流れ
紫色に染まってゆく
雑踏は過去のものになり
ほのかな灯りも音を持つ
乱反射していた人工のひかりは
次第に少なくなってくる
大気は更に厚みを増し
地上 ...
メキシカン
俺の街には
メキシカンがない
もしもメキシカンさえありゃ
こんな夜は…
どこにもかしこにも
イタリアン
だけどメキシカンは
この街にはない
...
カラスが鳴いて
茜空に黒い斑点
嗚呼
今日も終わる
一日が終わる
さよなら
から出会ったぼくらが、お互いを強く認識したのはたぶん
文化委員の認証書?だったか、に、奴がぼくの名前の一カ所だけ
間違ったからかな?
郎を朗と。
お互いを。えっ、強く。そりゃな ...
この雨降らぬ都の名は何か
私の旅はこの都で終わる
のだろうか むかし栄えたこの都で
「僕の食料は残り少ない
干し肉と一かけらのチーズとわずかな水
深夜 僕はこの都に着い ...
雨
らくだの一群が
ゆったりとした足どりで歩いている
少し重くなった砂は瞬く間に乾いて
黒雲は遠くに行ってしまった
明るく熱い砂は
さらさらと緩い風に運ばれ
風に乗ってあるものは遠く ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日曜日の台所
草野春心
自由詩
5
09/4/19 21:31
口を尖らせる花。
菊池ナントカ
携帯写真+...
2
09/4/19 21:12
故郷再訪
生田 稔
短歌
1
09/4/19 20:58
陽光
アヅサ
自由詩
5*
09/4/19 20:52
キラー・メンタル。
菊池ナントカ
自由詩
1
09/4/19 20:13
転生
フクスケ
自由詩
1
09/4/19 20:04
とおる
十二支蝶
自由詩
0
09/4/19 19:49
『こうもり』
東雲 李葉
自由詩
0
09/4/19 17:11
ひとつ まわる
木立 悟
自由詩
3
09/4/19 17:01
殻
蝶澤
自由詩
0
09/4/19 15:18
君のナイフで、僕を殺して。
智鶴
自由詩
0
09/4/19 15:13
分かれ道で
オリーヴ
携帯写真+...
7
09/4/19 13:04
檸檬
柊 恵
散文(批評...
1*
09/4/19 12:37
計算上の仰向
ぬいとり草
自由詩
1*
09/4/19 12:34
四月十九日 快晴
塔野夏子
自由詩
2*
09/4/19 11:49
Born To Win [ride]
プテラノドン
自由詩
2
09/4/19 10:33
Heaven's hell
ロリータ℃。
自由詩
5
09/4/19 7:18
様々な空へ
流希-Яuk...
自由詩
1
09/4/19 6:18
(仮題のままの数編と決定された一編)ある都へ ⅲ
非在の虹
自由詩
1
09/4/19 5:44
4月11日の懺悔
高杉芹香
散文(批評...
2
09/4/19 4:00
おやすみ
水町綜助
自由詩
5
09/4/19 3:05
等価値にならざる声
松本 卓也
自由詩
1
09/4/19 2:21
嘘
rabbit...
自由詩
3
09/4/19 2:11
道
Tama
自由詩
0
09/4/19 1:13
誰も知らない夜
あ。
自由詩
9*
09/4/19 0:59
メキシカン
ふくだわらま...
自由詩
2
09/4/18 23:10
茜空
cass
自由詩
1
09/4/18 22:22
michi物語二
草野大悟
自由詩
0
09/4/18 22:16
(仮題のままの数編と決定された一編)ある都へ ⅱ
非在の虹
自由詩
1
09/4/18 22:14
砂の上の植物群
かとり
自由詩
3
09/4/18 22:13
4499
4500
4501
4502
4503
4504
4505
4506
4507
4508
4509
4510
4511
4512
4513
4514
4515
4516
4517
4518
4519
4520
4521
4522
4523
4524
4525
4526
4527
4528
4529
4530
4531
4532
4533
4534
4535
4536
4537
4538
4539
加筆訂正:
(仮題のままの数編と決定された一編)ある都へ ⅲ
/
非在の虹
[09/4/19 5:47]
語句
(仮題のままの数編と決定された一編)ある都へ ⅱ
/
非在の虹
[09/4/19 4:42]
句読点修正
5.72sec.