どうでもいいことばかりに躓きたくなる
そういう趣味ではないのだ
「そんなもんだろう」と飲み込んでみせる

あなたを見ている人が、どれ程いるだろう
疲れ果てて掘った穴よりも空は深いというのに
...
何も残せないと分かっていたとしても
踏み出すべき一歩はあるはずと
遠い雲に問いかけてみる

僕が目指すべき地はまだあるのか
戸惑いながら歩いていく

朝に夕に
呼び掛ける人の声の暖かさ ...
絵の本を使う。
本が勉強になる。
いろいろな人がその街を壊す。
映画館を作る。
いろいろな音楽を作っていく。
映画館にいろいろな人が映画を観に来る。
映画のある道路を歩いて勉強をする。
...
 
 
海の匂いがする
わたしが産まれてきた
昔の日のように

テレビの画面には
男のものとも女のものともわからない
軟らかな性器が映し出され
母は台所の方で
ピチャピチャと
夕 ...
実家の外に片付けられていた
三十年近く前 他界した祖母の鉢植えの鉢達
捨てようと思っているが
欲しいか と母に聞かれ
年々 花作りに目覚めていく夫へ
古いものだが 洗って綺麗にすれば
買わ ...
その掌は
緩慢に
闇を
押し拡げる
最後の
夜明けのための
祈り
を捧げる
祭壇には
いつのまにか
わたしがいて
わたしを見ている
疲れた体に
すすむ一杯の酒
もうダメもうダメと言い
漕ぎつけた週末

漏れるのは溜息ばかり
すすむのは医療費のみ
体はもう空中分解寸前
ギシギシ悲鳴を上げる。

来たのは救命技能認 ...
   龍のみち
  風のかたち




  青より高く 
  のぼってく




  うろこ きらり
  こころ ひらり




  わたしも翔んで
   空をつか ...
母へと語られる
おもいは
いつもことば少なで

ずいぶんと幼い頃
学校へ行きたがらなかったわたしを
ぴしゃりとしかりつけた
あなたの手のひら
たった一度
手を上げたのはその一度
...
真ッ暗な夜道を車で遣り過ごしていると、夜空に白い物体が。
何だあはれと車を止め、フロントガラス越しに目を凝らすと、スーツ姿の男が宙に浮いていた。
白く見えたのはワイシャツ、靴下。其れよりも白い男の ...
やがて雨がふり
話はつき


花のひとひら
散るだろう
ひとつの手の中にある

ひとつの手のいとしさは

距離と時間を忘れさせる

どこまでを忘れ

いつまでかを知らずに



ひとつの心の内にある

あの日の記憶に見えるのは… ...
ニューワールド建築中。
ニューワールド建築中。

ふざけたオールドワールド、リタイア。
嗚呼、今なら入水自殺も、お前となら可能さ。
ふざけたオールドワールド、リタイア。
嗚呼、深く潜るなら ...
予報どおりに
夜半から雨
街灯に照らされた水滴の連なりは、
白く
夜の一部をかたちにしてみせる
舗道の片隅ムスカリは
秘密を蓄え
雨に味方する
さわ、わ
さわさわ風に
雨糸揺れて
...
では ここで分岐
右 or 左?

わたしは分厚いコートを着ていて
それは寒いからじゃない
かすり傷だって負いたくないから

物事は余裕を持って
でしょ
勿論!

その質問には
...
告げれば赦されない

雨がまだ止まない

わたしは
わたしのために生まれてきたのだと
抜かせばづうづうしい

ならば
人のために尽せているのかと
問う

答えはいつも二通り
...
風に触れて自分を感じて

肌に吸いつく肌寒い春

そっと抱き寄せた小さな花は
君が見るまで潰さないよ

呟いた言葉は君に届かずに
ただひと時の夢となる

僕と君とは共有結合
気持 ...
灰色の空 雨の日は憂鬱
窓辺で雨粒がご挨拶
ご機嫌いかがと親しげにいわれても
あいむふぁいんと返す気分じゃない


めくり忘れたカレンダーに並ぶのは
反芻した日々
雨の匂いが染み込んで ...
あさってが明日になって、
明日がきのうになってゆく
雲がごうごうと音をたてて流れる

ぱたぱたと急ぎ足に雨、が
足もとに水溜りを創っていく
あの透明感と少年、
紫陽花の色が変わり始める
...
彗星が氷塊だということを
私はわりと気に入っている
いいとか
わるいとかいう話ではないけどね

氷塊なら
何だかひょうきんそうだし
つまらぬ誤解も氷解しそうだ

彗星がもし岩塊だった ...
海鳴りが聞こえたら、それをただの空耳だとは済ませずに海のなかを覗いてみるといい。数枚のレンズが折り重なって一つの層を形成しているのがわかるだろう。波紋はそこを潜り抜けるように細密に広がって幾つもの触手 ... aiというものは
四つ葉のクローバーのようなものなのだろうか。
お互い相手にはバレてないつもり。
ホントはそんなことないけど。

言葉の端々、何気ない仕草をチェックし合う。


勝手に深読み
膨らむ想像


この子には負けたくない。


...
せっかく森を着せてあげたのだから
木漏れ日のように微笑みなさい
せっかく草原を着せてあげたのだから
そよ風のような声で話しなさい

あなたはアミメキリンであり
トムソンガゼルであり
...
   日本の小説を読み比べて

「詩羽のいる街」を読んだが、詩羽の説明が長くなり理屈学問っぽく、小説本来の味、完成度が損なわれたような気がした。
 
 宮部みゆきの「おそろし」の最後が個人的に ...
ごっこ遊びに飽きた日

まったなしの連続を

戦うことに決めた

でたらめな今日の延長に

譲れない未来を描くまで
綺麗ごとが染みに見えてしまうのならば
綺麗なもので世界中を埋め尽くせばいい
それが当たり前になるように

両手を広げられることを
抱きしめるべきものがあることを
美しいものを認めるこ ...
流れ往く雲に

人を見て
自分を見て



気がつくと

薄い天幕を破って透過する粒子が

浅い深呼吸を促す




何てことのない
モールの吹き抜け




何てことのない
ありふれた日常
...
早い朝の
透明な風と
柔らかな
乳白色の
朝日の中で
眠っているひとへ
もう 夢の終り近く
名残惜しむような
やさしい寝息と
微かな頬のさくら色
起こさなくっちゃ
いけないけど
...
斬新に
新しいを
感じるは容易いか

斬新でないに
新しいを
感じるは難しいか




感じる人


また斬新を生み出す
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
someone霜天自由詩109/4/25 18:31
何も残せないと分かっていたとしてもkauzak自由詩7*09/4/25 18:24
経済の本の歌。寝る話。自由詩0+09/4/25 17:13
誕生日たもつ自由詩909/4/25 15:36
捨てられないもの 鉢植え砂木自由詩7*09/4/25 15:22
祭壇フクスケ自由詩209/4/25 14:13
皆、皆、大変なんだペポパンプ自由詩5*09/4/25 12:03
りゅう夏嶋 真子携帯写真+...10*09/4/25 6:31
おもい出すかんな自由詩15*09/4/25 5:26
シャボン玉id=523...散文(批評...109/4/25 5:25
水中花佐藤伊織自由詩2*09/4/25 2:22
無題一平123自由詩009/4/25 2:05
吾が輩は猫である、筈もなく。菊池ナントカ自由詩3*09/4/25 2:03
雨の日のおるすばん銀猫自由詩12*09/4/25 1:57
分岐藤原有絵自由詩309/4/25 0:55
花散る蒼木りん自由詩309/4/25 0:21
春風ark-ey...自由詩009/4/25 0:08
春玉ねぎことこ自由詩5*09/4/25 0:03
it was the longest vacation.aidani...自由詩309/4/24 23:42
彗星、わだつみの聖母小池房枝自由詩409/4/24 23:34
The first impressionaidani...自由詩409/4/24 23:19
愛についての一考察。 すぬかんなが...自由詩009/4/24 23:00
むふふな関係つゆ自由詩4*09/4/24 22:13
おしきせnonya自由詩8*09/4/24 21:40
日本の小説を読み比べて里欣散文(批評...009/4/24 21:13
ハードボイルド衿野果歩自由詩009/4/24 21:06
望遠鏡の向こう側あ。自由詩9*09/4/24 21:06
天窓のため息オリーヴ携帯写真+...1109/4/24 20:59
眠りフクスケ自由詩109/4/24 19:58
憧れ北星三天自由詩009/4/24 17:41

Home 戻る 最新へ 次へ
4493 4494 4495 4496 4497 4498 4499 4500 4501 4502 4503 4504 4505 4506 4507 4508 4509 4510 4511 4512 4513 4514 4515 4516 4517 4518 4519 4520 4521 4522 4523 4524 4525 4526 4527 4528 4529 4530 4531 4532 4533 
加筆訂正:
救われない命とその後遺症について/涙(ルイ)[09/4/25 15:54]
4/25 大幅に改編しました
愛についての一考察。 /すぬかんながぐつ。 [09/4/24 23:29]
麻理乃さんごめんね。少し修正中です。思いは一緒ですけれども。 
7.18sec.