前置き
僕の詩には声が必要だ。この事に関しては繰り返し、今までいろいろな場所で述べている。多分、僕の詩自体にまだ、力が足りないからなのだろう。文字の力だけでは足りず、音に頼っている。そんな自分な ...
大統領となって
お正月の街を歩いていくと
忘れていく番号に
いつしか 人に会いたくなる
近くのスーパーへ向かうと
浮浪者が今日の日差しを浴びている
両腕を上げている
本を読む人たち ...
朝十時二十五分の職場にて憂鬱な春なに想う春
哀しみはもう青空に投げ棄てたなんにも知らない顔して快晴
リズムを壊すように
相槌をうってみると
何故だか無性に
胸が痛んだ
そんな気がしたけれど
顔は笑ってるんだ
あいつはいつだって
誰かを殴ってる
実はその、逆
ではないかと ...
カレー・ライス
ながいことかけて
カレ―をつくった
カレーカレーカレー
カレーはおれだ
今日一日は
このカレー・ライスが
すべてである
何も分からない
普通の女の子も
カレ ...
てがみがきたれ
てがみがきたり
おかねも
おはなも
ひとも
まるでダイア
むくちな
あにいに
あってきた
...
出てこい重力!おまえを踏んづけて地面から引っこ抜いてやる。
千夜一夜の夢の中ぐうぐうぐうと引きずって恋の罠。
今夜いっぱい重力禁止!あいつに引かれる気持 ...
変なにおいのする夕方
集団下校の小学生
電信柱に一礼
黒いランドセルがあいてるよ
当たり前に中身が散らばって
三列後ろの女子が走って拾って
そのまま ...
トタンの錆びた廃屋
人が落ちる
洋服の埃が落ちるつかのまに、
膝小僧を剥出し少年がひらくカバンのなかに、
乾いた血の乾いた土鳩の羽
きりきざまれる少年に、弟の、
さいごって、なによ
...
空が降ってきた
その瞬間
青色になった彼女を
教室の窓から
眺めていた
粒の分裂音に合わせ
足踏む
泥だらけのローファー
センチメンタルに響く
ひらり、と揺れ ...
消しゴムで消してしまうと
虹が出来てしまうから
それ以上描けなかった
あなたの顔は
スケッチブックの上で
雨後のように濡れていて
小さな水溜りにある黒子は
ゆらゆら揺れながら
...
にせものは灼き尽されて
荒れた野に
芽ぶき伸びたつ 大乗の樺
☆
明け空に
大きな青い星うかび
償はれぬ恋
しづまらぬ風
☆
みたされぬ青い抱擁
萱 ...
黒い漆黒の夜に二人で輝る。
貴方と私は、月。
支えあっているつもりで、お互いを見ないふりをした。
もやの片すみにぼやけてる。
そんな夜。
...
クチナシ鳥よ
俺を祝福してくれ
ベルツノアマガエルよ
俺を祝福してくれ
あの雨の一筋も
俺のこの歪みも
かき消してしまうよな
でっかい鐘の音を
鳴らせばいい
鳴らせばいい
...
テーブルの上に世界をひろげても
あなたの森羅万象は
私の目には写らない
それでも世界をひも解こうとお考えであれば
椅子に座って陽が沈むのを待てば宜しいかと
あ ...
張り詰めたラップを着て
新しいキャベツが店頭に
テカテカと並んでいる
両手に乗せて天秤になるひと時に
良いキャベツは感覚で選ばれる
冷蔵庫で
一枚ずつ身包みを剥がされるのを待つ間に ...
溶けた琥珀が持つ日差しの輪郭は
枯れるまで4年かかった
ひび割れ
すっかりプラスチックのような風合いで
昼の駐車場に薄い影をもたらす
車も看板も、大きなビルも
割とありふれていて
...
ゆらゆらと歩く空中で
カメラのフラッシュでできた影が
一人で先にあるいていった
僕は世界の呼び声で起きる
僕はここにいるけど
世界は何処にある
昨日の事 ...
いつだって
泣きたい時に 笑ってた
笑ってないと ダメな気がして
にこにこ してないと
心のおくそこに隠した゛なにか゛を見られてしまいそうで
押さえつけていた 本音が ...
河原で石を拾う
黒いの白いの茶色いの
丸いの尖つたの小さいの
堅いの脆いのあとそれから?
両手一杯引っつかんで
胸に押し込む
そうしてどぼんッ
水の中は静かです
...
すきな人ができました
くすくす、えへへー
でも、わかれてゆきました。
であいがあればわかれはあるだろう
じゃあ、私が悲しまない方法。
わたしがしぬ、
それだけです
壊れた空には傷痕ひとつ。
草にまみれて手を伸ばし、
嘘ぶく風が吹こうとも、
夢の切れ端 溶けてはなるまい。
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あばらの浮いたこの体
流 ...
お墓の前を薄汚れたスニーカーで通った。
お墓に刻まれた文字は「佐藤」
佐藤、佐藤佐藤
僕には全部同じに見えた。
佐藤家之墓
全部同じに見えるけれど
時々ここに来る彼らの大切な人は
...
それは…
曇り
後朝(キヌギヌ)の
椿の花びらの露に
怨言(カゴト)を残し
鈍色(ニビイロ)のこころ
暖気は彼方から来る
唾液の滴る地平から
巨大な湿地帯を通り
夕暮れの砂漠を抜け
私の肺臓に進入する
絶える事ない暖気は
凶暴な森林を通過し
不安な脇腹をかすめ
ベッドに倒れる私の
...
自動販売機だけが明るく光る
夏でも冬でも
こんな山道でも、ちゃんと明るい
誰もいないのに、ちゃんと明るい
私が買わなくても、やっぱり明るい
ここの景色にはもう、自動販 ...
さくらんぼには
種がなかった
私の穴の空いた歯には
それでもとても痛かった
くだものの話をすると
こうやってなんでも
比喩みたくなってしまうね
痛かったのは本当だけれど
...
月がきれいだった。
ぼんやり見上げた空に
ぽっかり浮かんだ月が
ぽっちゃりで
デブで
まん丸で
黄金色で
満月だった。
寒空の下、月を眺めながらあの日の ...
雑念という名の念力できみをあたまの中からテレポート。
疲れ眠るリモコンの中のひとりぼっちの乾電池としてのぼく。
知られちゃいけないきみの生まれた星まで飛 ...
煮こごりを
あなたが 掬う
のが 見えた
かたまって
ふるふるになる息が
あった
ゆめみたい と
呆けた声だけ
となりに居た
夢は足元と
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
ねぇ、それはなんなの?(謝罪にならない謝罪と僕のポエトリーリ ...
プル式
散文(批評...
7*
09/3/12 14:02
宝くじを見つめる
kiriko
自由詩
1
09/3/12 13:02
憂鬱な春
渡辺亘
短歌
1
09/3/12 10:33
人間役者
琥霙ふうり
自由詩
0*
09/3/12 9:36
カレーライス
生田 稔
自由詩
4
09/3/12 8:19
あにい、よ
北星三天
自由詩
1*
09/3/12 7:38
「 出てこい重力!。 」
PULL.
短歌
1*
09/3/12 6:13
男子+夕方+女子=
カチキ
自由詩
2+
09/3/12 4:48
あしゅら
ふえるわかめ...
自由詩
3
09/3/12 4:33
雨の日のダンス
倉持 雛
自由詩
5
09/3/12 3:45
瑞々しい嘘
小川 葉
自由詩
3*
09/3/12 3:13
修羅を読む(7)
Giton
短歌
1*
09/3/12 1:18
朧月夜
終
自由詩
1
09/3/12 0:22
クチナシ鳥
udegeu...
自由詩
0
09/3/12 0:08
血統
瑠王
自由詩
2*
09/3/11 23:51
瑞々しい嘘
木屋 亞万
自由詩
4*
09/3/11 23:35
白昼夢
しべ
自由詩
2
09/3/11 23:23
白紙の辞書
こめ
自由詩
6
09/3/11 22:59
にこにこの理由
BOC
自由詩
0
09/3/11 22:52
どぼん
亜樹
自由詩
0
09/3/11 22:50
しんでしまった、しんでしまった、
きるきすみー
自由詩
0
09/3/11 22:08
壊れた空には傷痕ひとつ。
雨野六也
自由詩
4
09/3/11 22:05
さとうさんちのおはか。
きるきすみー
自由詩
0
09/3/11 22:05
痕跡
フクスケ
自由詩
1
09/3/11 21:37
かなたから
非在の虹
自由詩
1
09/3/11 21:31
自動販売機だけが明るく光る
雨野六也
自由詩
4
09/3/11 21:28
瑞々しい嘘
因子
自由詩
1*
09/3/11 21:26
きらきらぽわー
つゆ
自由詩
1*
09/3/11 21:24
「 きみのあたまの上の電波塔がすこしぼくに傾いた物語。 」
PULL.
短歌
6*
09/3/11 21:04
煮こごり
因子
俳句
0
09/3/11 20:28
4491
4492
4493
4494
4495
4496
4497
4498
4499
4500
4501
4502
4503
4504
4505
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4508
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4510
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8.2sec.