ため息も聞こえず
足音も途絶えた
この都には夜しかない
都 命を包んで静まる場所
がない 女や男はうごめき
悲しむ
私は伝えなければならないだろう
これは悲劇的なことだ
私が知 ...
わかちあう わたしは
みんな わたしたち
花をわかち
春をわかつ
街をわかち
ふるさとをわかつ
笑い声をわかち
淋しさをわかつ
本をわかち
音楽をわかつ ...
下を見て
地面を踏みしめ歩いているのか確かめて・・・
上を見て
太陽は輝いて道を示しているのか確かめて・・・
左を見て
今いる場所に幸せがある ...
1.
十年前に読んでいた国語の教科書を見つけて
ぱらぱらと捲っていると
ふと、過ぎ去った時間の重みに圧され
ぱたりと表紙を閉じたのです
その拍子に
群青色の背表紙に描かれた黄色い三 ...
春の川のほとりには
ようかいももあらい侍が
やさしい男が
ひとり
きせつを憂いていました
そこでは
なにもしらないだけの
赤ちゃんももばかり
むじゃきに
きゅっきゅとながれて
ゆき ...
これ以上哀しいことを言わないでいいように
これ以上醜い言葉を吐かずにすむように
硝子の石を頬ばった
口いっぱいに 頬張った
鋭く尖ったそれらは
僕の口いっぱいに血を溜めるだろう
脈打つ ...
結局
無いものは流せないのだ
光る丘で寝転ぶような、広がりを
繋ぎ止めておくことは、
思い出に縋るようにして歩き
引き摺るようにして、眠る
東京は優しかったよ、と言ったあの人は ...
{引用=ここには
なにも
ないから
花を
摘んで
帰ろう
意味は
なくていい
理由も
なくていい
そばにある
海はとおく
星々と
同じように
...
みんな心の上にただれを置いている
しー 口元に一本指を
私やわらかいものほど噛み砕けない
ではあなたはどう 私はね明日よりも今日が好き
柔らかな光の筆先で
なぞられた街並は
おぼつかない輪郭から
あどけなくはみ出す
水彩絵具の色合い
目の前を行き交う人々の
心なしか和らいだ眼差しは
古いアルバムの内側で
セピア ...
草木も眠る丑三つ時には
言の葉寺の鐘も鳴らない
小粒の雨が纏わりついて
糸を引いている女の
肩から背中から人形を
操る天空の指のような
月の傾き、梟の
抑え気味に笑う声とか
つがい ...
練習方法1 『単語法』(仮名)
・準備物
画用紙などやや厚手の紙,はさみやカッター,筆記用具,小さい紙袋,詩作用ツール(紙と鉛筆,パソコン,携帯電話 等)
・手順
(短気な人用 ...
見えないものに
僕らは希望と名づけることがある
風に混じる木の匂いに
少しだけ笑うことを思い出すみたいに
十億分の一
あまりにも無防備な
僕らの想像力と
精神 ...
いいかげんにしろ。
どっちなんだよ。
ころころ結論を変えては
やっぱりどうしよう…と。
自分の決めた道を
ひたすら信じて進む、
それが一番難しい。
信じ続ける ...
八重桜愛で
歩くスーツの肩寂し
早く帰って ビールのみたし
四季を彩るは
地と
そこに根付く木々や草花
呼吸を彩るは
空と
そこにたゆたう陽や月
鼓動の中に記憶は流れ
五感の中に今が記される
起こり続いていくだろう全ての事柄に
無意味は存在しないと言うが
...
貴方と居ると 詩が書けなくなる
そう言って 私は泣いた
お前が居れば 言葉はいらない
そう言って 君は泣いた
わたしとあなたで
せかいを延ばそう
ーーーーーーーーーーーーーーーー(ノバシボウでも構わない)
熱めのおふろ に
つかるとき ちょっと
ドキドキする
そんなかんじ
守ってるいつも ...
失ったところに立っている
父さんと僕が
二人で写真をを撮った後
ふと思い出したように
西の空を見ている
あの日と同じ
今日という一日も
その一部分に違いなかった
...
運動会のリズムダンスの練習で
女の子と
腕と腕を組んでスキップする
回りだす小学校の校庭
小柄で
勉強ができて
やさしくて
笑顔のかわいいきみと
ぼくは組になって跳ねる
音楽 ...
あかるくひかる空の雲は氷点下である。
なにを恐れているかしらないけど
きみはあかるい空をあおぎおびえる
わきあがる雲をみてふるえる
ゆらぎさる風にふれておののく
きみを
ちょっとだ ...
おまえの夢の木造住宅に
俺の影は現れているだろうか
俺は夢のなかをさまよい
どこまでも飛べる幻想を享楽し
なにもかもおもうまま扱えるはずの
おそろしいほどの自由を手にしながら
おま ...
座礁した
廃棄された
和船の上に
鳥は立つ
乳白色の水面を
じっと見つめている
座礁した
廃棄された
和船から
鳥は飛び立つ
船は再び
ひとりぼっちだ
乳白色の ...
ことば には
できない
愛ことば
ふたりの
あいだで
あたためられる
愛ことば
ことばに
できない
ことばを
たがいの
おもいやりで
つむいだ
...
砕けた星が
スウィング・バイしていく
いまにも
純潔は窒息しそうで
そのうえ
日記は白紙で
小説も空白で
そのことにきづけなかったひとびとは
拡散するすんぜんだった
天体 ...
悪い子がいたら えんぴつくんに
目がキラキラの良い子にしてもらうといい
気難しい笑わない偉人たちも
頬っぺが丸くなったり
ヤクザにすぐなれるんだも ...
ぼくは、これから、詩ではない、ひとりの女の子の話をしようと思う。
ひとりの女の子のことを書くのだから、もちろんごくごく個人的な話になる。
奴(いまでも、その子にはこの呼び方が一番似合っている・・・ ...
かなんな
おまえは特別だ
そんなのろいから解き放たれるのに40年かかった
おまえはゴミくずだ
そんなのろいから解き放たれるのに40年かかった
どうすんねん?
...
明らかに
ご機嫌のよい 水色のそら
明らかに
すずめたちも機嫌が良い
洗濯終わった 窓開けた
そよぐ風が部屋の中に訪ねてきて僕の裸の肌撫でた
やさしい母 ...
若草を踏みながら山に入ると唐草が伸びて手足に絡まりそれが目玉を突くので金の目をした子鬼は泣いています。
{引用=
竹林がきいきいと
竹林がきいきいと
竹林がきいきいと}
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
(仮題のままの数編と決定された一編)ある都へ ⅰ
非在の虹
自由詩
1*
09/4/18 22:10
わけあう
夏嶋 真子
携帯写真+...
15+*
09/4/18 22:06
I
kuane
自由詩
0
09/4/18 21:49
月を放つ
結城 森士
自由詩
0
09/4/18 21:23
ももあらい侍
唐草フウ
自由詩
7*
09/4/18 20:14
噤むだけでは足りないから
セシル
自由詩
1
09/4/18 20:09
送別
霜天
自由詩
3
09/4/18 20:08
あおくない地球
ゆうと
自由詩
0*
09/4/18 18:50
_
十二支蝶
自由詩
0
09/4/18 18:22
風薫る
nonya
自由詩
13*
09/4/18 18:14
詩も寝た頃に
木屋 亞万
自由詩
3+*
09/4/18 17:43
詩の練習方法を模索する(1)
ぬいとり草
散文(批評...
1
09/4/18 15:03
ナノ
依
自由詩
2*
09/4/18 13:10
いいかげんにしろ
cass
自由詩
1
09/4/18 12:55
春宵
瀬崎 虎彦
短歌
2
09/4/18 11:40
包まれて
見崎 光
携帯写真+...
5*
09/4/18 10:31
いいわけ
東京カラス
自由詩
1
09/4/18 9:30
どきどきのくに
唐草フウ
自由詩
7*
09/4/18 9:04
古い写真
小川 葉
自由詩
2
09/4/18 8:55
リズムダンスの後で
殿岡秀秋
自由詩
2
09/4/18 8:27
天使の肌は冷たい
佐々宝砂
自由詩
1
09/4/18 7:17
夢路に通え
〃
自由詩
2
09/4/18 4:09
河口の沈船
北村 守通
自由詩
3+*
09/4/18 3:14
愛ことば
Lucy.M...
自由詩
2
09/4/18 1:16
地動説の証明論文
コーリャ
自由詩
10*
09/4/18 0:56
鉛筆くん。
ヨルノテガム
自由詩
3*
09/4/18 0:24
michi物語一
草野大悟
自由詩
1+
09/4/18 0:23
謝罪
山崎 風雅
自由詩
2
09/4/17 23:05
そら
〃
自由詩
0
09/4/17 22:52
小鬼
亜樹
自由詩
2
09/4/17 22:49
4500
4501
4502
4503
4504
4505
4506
4507
4508
4509
4510
4511
4512
4513
4514
4515
4516
4517
4518
4519
4520
4521
4522
4523
4524
4525
4526
4527
4528
4529
4530
4531
4532
4533
4534
4535
4536
4537
4538
4539
4540
5.73sec.