衣さん家のまどからは
港のクレーンがよくみえた
なにげなく衣さんのはなしを聞いていたときも
その絵がらはあらゆる方向に
広くまぶしかった
ぼーっとしたまま椅子の上でクミレナートン ...
ゴミみてえな奴もいる神 篩分け
神々の戯れていて「ユリシーズ」
生の風ホロスコープ見て思う
夏の風 星星の波動 鮮やかに
光と影の間を
スルスルと潜って
逃げ出した
緑と風が
そよそよと呼ぶ
鬼さんこちら
尖った角を
清らかな川で洗えば
解けて流れ
両手を広げて
迎えてくれる青い空へ
飛 ...
例えばこの世界に
神様がいるという
仮説をたてて
僕らは願う
救って下さい
助けて下さい
自分勝手を主張して。
僕らは憎む
失敗したこと
自分の欠点
神様のせいにして。 ...
甘い香りに全てを奪われ
何から伝えたらよいのかわからなくなった
不意に瞳に触れるのは
隅に佇むすべりだいと
少し汗ばむわたしの右手
人の手では作ることは出来ない
きっと生ま ...
よく晴れた日の午後
麗らかな春の陽射しの中を
黄色い砂が飛んでいく
連綿と空を漂う砂の靄を
裂くように降る大粒の顔面
頬の脂肪を震わせて叫ぶ男の声
行き交う人の群れから
少女が一人顔 ...
酷い映画は
暗くて見えない部分が多い
もしくはカットが早過ぎる
吐きそうなほど空は酒に塗れてる
内臓は太陽だ
吐く息は言葉で
お前は出来事の中に没しろ
Go
一気に滑り落ちて帰 ...
ちょうどたまたまリアルタイムでPOGE氏と話している最中にこのことを知った
[13:49:05] ぽげ の発言:
ま、俺は発言は
[13:49:12] ぽげ の発言:
加工しなくてもいいで ...
『逃げるな』と
言うのは簡単。
『負けるな』と
言うのも簡単。
それは
私があなたではないから言えること。
口先だけの言葉をかけられたって
誰も喜ばないって事は知ってた。
...
浅いゆめ 逃げた夢
水色の風のリボンをなびかせて
真昼のおもいから逃げた夢
白い影を引きどこへゆく
テーブルの紅茶の冷めないうちに
その舌の根の乾かぬうちに
お前のアリスをごまかして
...
城をあとにした。
大きな湖
山々の壮大なる
景色
もう王冠や彫刻や壁画は
うんざりだ
幼稚園生には
苛酷だ
レストランのチーズも
嫌いだ
クロワッサンを
ココアにつける事 ...
ぼくのいなくなったあとのことを
湯煙のほしぞらに語りかけ
実は会話はうわのそらに
あの娘もこの空の下 眠っているのかな なんて考えて
寂しさがこみ上げるかといえば嘘になり
...
モンスーンでぶちまけた紫のペンキを着たいと彼女が言うから
僕はアトモスフィアを切り出した、すぐに発酵物の腐った匂いと腐った脂がしみだした
すべて見えていた少年の僕は
隠すことも知って ...
自分に疑問を生んだ時
遠い記憶の波が
涙をさらっていく
なつかしむように
現在
の私を被せて
頭の中はひたすら
ちく たく
白い霧をすすむ
...
そう思い込ませているうちに、お前ソコは放っておいちゃダメだろ?
ってトコまで考えなくなってる。俺は考えるのが好きじゃない。
このままじゃイケナイなあ。
でもそんな事とはカンケー無 ...
薄気味わるいすなおさで
日中のきたかぜがご機嫌をなおした
築山の庭樹はようやくねむりについた
ただ秒針だけが働き続けている
ふるぼけたメトロノームのように
...
「夢の言葉」
わたしはあなたに声をかける
あなたは静かに両手を広げる
わたしはあなたを見つめる
あなたは見られることに慣れている
わたしはあ ...
私は弱虫
だからいつも笑ってます
悲しい事があっても
苦しいトキでも
私は笑う事をやめません
馬鹿にされたって
下げずまれたっていいんです
笑 ...
吐魯蕃{ルビ=トルファン}の葡萄のつるの銅{ルビ=あかがね}の
錆びた砂地に水底{ルビ=みなそこ}の痕
☆
吐魯蕃の葡萄のふさの たましづく
漠野の果てに ほむらゆらめく
...
深く眠りに就いた帳の中で
返す返す考察の波が
やってくるであろう祖母の死である時
私は汚く泣くのだろうか
それとも優しく微笑めるか
ついに答えられぬ朝は
こんなにも冷たい
その針は何時でも人の貌をしていた
歩くようにして
ついに見る事のなかった
一枚の葉のようにして
ここであると思う
重なった露が目になれば良い
次に見る時には
ここではないと思わぬよう ...
血の色は紫
ここには受け入れられず
また次へ向かう
血の色は紫
昨日を終えないままで
また朝日を見る
撃ち落とされた鳥の羽は
紫に染まり始めていた
...
足元の空が、溢れるビールのやうに廻転してゐる
新しい笑顔を求めて、またさり気ない人生の表面を踏んで歩くのか
複写された私自身は永久にほころびぬ
無碍な命を久遠の先々まで保つてゐる、私といふ私
...
空気は澄んで
皆心ここにあらず
旅立つ若人は靴紐を何度も結び直し
浮浪者の群れは一夜で勇者の行進へと変わり
神経質なウエイトレスは口紅の色を三度も変えた
余命幾ばくもない老人は震える ...
指先に載るほどの大きさの過去を
テーブルの上に置いて目を
閉じたら 重い
液体の粒が眼窩と眼球の隙間に
散乱した
そのとき夢で見た雪深い森の中を
毛の長い野良犬が歩いているのではないかと
...
川上未映子さんが受賞した今年の中原中也賞の候補だった
小川三郎さんの詩集、『流砂による終身刑』の詩を読むと、自分の理解している世界の見え方に、りんごの切り口のような割れ目が見つかります。
短い ...
冷え切った水が緩み
地球の表面に蟲が蠢きだす
そんな時
不意に腐臭がする
今年もまた
春が甦ってしまった。
通勤路の途中のうち棄てられた畑に
めい一杯オオイヌノフグリは茂る
...
青空が
あまりにも
蒼くて
壊れそうになるとき
きみに会いに行く。
二十歳のきみは
屈託のない笑顔を
光のように
笑って
みんな包んでくれる。
雲が
あまりにも
鈍色で ...
まいにちが
わかりやすいしあわせに
みちた日々であれば
ぼくらはそれを
しあわせと呼ぶのだろうか
春のかおりが
夜にひびいている
ぼくらは
さびしく ...
稚き珍獣を背に浦浪をのぞむ岡辺に
がんぜない甲の稚児の自瀆を睥睨しながら
老婆の
痴呆た癇声に
方位を
とる錨で均斉のとれた
煙管の 雁首で烙印つけた軒板の
蔵に
入り
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クミレナートンノ
えりくさちえ...
自由詩
2*
09/3/18 16:47
「ユリシーズ」
アハウ
俳句
1
09/3/18 16:37
生まれ変わる
未完
自由詩
2*
09/3/18 16:18
かみさま
ナ ヲ ト
自由詩
1*
09/3/18 15:45
ばらいろ
あ。
自由詩
5*
09/3/18 15:24
厚顔無恥の日
木屋 亞万
自由詩
1*
09/3/18 14:55
荒れた若者の皮膚を採取
狩心
自由詩
4*
09/3/18 14:54
POGE氏の発言停止処分について
構造
散文(批評...
5
09/3/18 14:09
ことば
とわ
自由詩
1
09/3/18 14:04
浅いゆめ 逃げた夢
石瀬琳々
自由詩
7*
09/3/18 13:42
豚に真珠
ペポパンプ
自由詩
4*
09/3/18 12:39
湯煙のほしぞらに
短角牛
自由詩
3
09/3/18 12:38
モンスーンでぶちまけた紫のペンキを着たいと彼女が言うから/d ...
satyri
自由詩
2
09/3/18 12:21
迷った先に
琥霙ふうり
自由詩
1*
09/3/18 11:14
余計なコトは考えるな
BOOKEN...
自由詩
4*
09/3/18 10:29
孤影(二十)
信天翁
自由詩
2
09/3/18 8:57
男一人女一人幽霊二人
ヨルノテガム
自由詩
6*
09/3/18 7:11
独り笑顔
優飛
自由詩
4*
09/3/18 4:53
時の屈折
Giton
短歌
1*
09/3/18 4:33
一時の夜
doon
自由詩
0
09/3/18 3:45
草原ではない
井岡護
自由詩
0*
09/3/18 3:18
別物
蟹太郎
自由詩
0
09/3/18 3:11
硬直したネクタイと額の皺を結ぶやさしさ
蘆琴
自由詩
1*
09/3/18 2:50
チャウシェスクの赤い色
桐野修一
自由詩
2
09/3/18 2:07
思い出
noman
自由詩
6
09/3/18 2:01
自分を見つけてしまう色分けされた世界 書評『流砂による終身刑 ...
イダヅカマコ...
散文(批評...
8*
09/3/18 0:49
春のゾンビ
亜樹
自由詩
2
09/3/18 0:16
引き出し
草野大悟
自由詩
3*
09/3/18 0:14
春の夜
吉岡ペペロ
自由詩
20
09/3/18 0:04
陰の器
アングラ少女
自由詩
1
09/3/18 0:00
4482
4483
4484
4485
4486
4487
4488
4489
4490
4491
4492
4493
4494
4495
4496
4497
4498
4499
4500
4501
4502
4503
4504
4505
4506
4507
4508
4509
4510
4511
4512
4513
4514
4515
4516
4517
4518
4519
4520
4521
4522
5.83sec.