本のホムンクルスは、ほらね
上手に採集して飼育すれば
こんな風に育ちますよ
真夜中の暗闇
携帯電話・光る・・・
小さなディスプレイ・光る・・・
浮かび上がる顔
ボタンを押すのを少しサボると・弱まる・・・
そっと握って・片手で・・・
ぼやけた塗料がぎしぎしと ...
僕は今
不思議な場所にいる
ここはどこなんだろう
どうしてこうなっちゃったんだろう
涙が止まらないよ
涙が……
きのう僕は一日かけて
古い歌ばかり聴いていたんだ
古い歌は純粋で純情だっ ...
言葉も景色も見失って
君の姿をただ追いかけている自分に気付いたのは
君の姿が影に消えて
僕はたった一人
ぽつりと何処かの森の中に取り残された頃だった
夕立ちに怯えていたのは
君の目が氷 ...
自分からてばなしてしまったので
しかたのないことなのですが
胸がすこしいたむのです
不安をてばなすための孤独に
たえかねているのです
どうでもいいだれかとメールして安心しました
で ...
口にすれば甘くて
甘くて、甘くて、吐き出した。
毒林檎を今、口にした瞬間から
毒林檎を今、地面に吐きつけた。
手にした物、それは何かの近道?
こんな僕をお願い、許して下さい。
口にすれば変 ...
ゴリラは白雪姫しか担保が無かった
百万円で売れるよとゴリラの自慢であった
ところがである。猿の見積もりによると
毒林檎を食べた後の白雪姫は
百億円で売れるよ
との事だった
何ですと ...
終わらない轍を抱えながら
時への妄想を考古していた
時は迷路に曳かれている
命や命の周辺を発掘する
それらは無機物になって
感性や知性に弄ばれていた
終わらない轍を ...
ギッタンバッタン
ギッタンバッタン
揺れる織機に糸は止め処なく流れる
機織りする貴女の家を訪ねた
白髪交じりの老眼鏡に覗くまなざしは
古代の機織の乙女と変わらぬ清楚さで
遥か遠く
白 ...
私の
胸が心が頭が
なにかでいっぱいになったとき
私の指に伝達されて
ああ
それは走り出すのです
夕焼けに染まる空は
残らず紅に濡れてゆくように
火で焼いた皮膚が
じんわりと何層 ...
世を去った友を追悼して
{ルビ一昨日=おととい}の夜、朗読会の最後に
友の詩集を開いて読めば
何処からか、今も僕等を励ますようで
詩友達は密かな約束を胸に、家路に着いた
昨日 ...
気づいたら、すでに私でした。
鏡に映っている、ひとでした。
産声を上げる場所も
時代も
両親も
自分という役を選ぶ間も無く、私でした。
砂浜を往く、亀に憧れ
黙ってそこ ...
誰も喜ばないサーカスが来て、
誰もが白い眼で見るパレード。
お情けで取ってやってる新聞屋が、
朝っぱらから集金に来て、
俺は金属バットで、ぶん殴ってやりたい衝動に駆られる。
ただ ...
空き箱に
飛び火した
それだけなんだ
夜は細く折れ曲がり
ランプシェードのなかにいるみたい
薄い毛布をぐるぐる巻いて
音のないラジオを聴いている ...
古い鉄の欄干と、煉瓦倉庫と、にび色の水面
イースト・リバーに遺灰を撒いてほしい
ローワー・イーストサイドの
薄暗いアパートの1室での最後
(自由な精神は漂う)
過剰に言葉を組み立てる ...
ざわり、心に落とされたものが
ぼくを嫌がる
うるさいものは嫌い
空白を大事にしたいんだ
同じにおいのするものはこわい
ぜんぶ見抜かれてしまう気がして
たすけてほしいと、
声も ...
それは花の匂いのする、
午後だったと思う
{引用=ほんとうに、
さわったら柔らかい}
温かな木漏れ日の音
{引用=壊れてもピアノ
汚れても毛布
いじわるでも大切なひと}
ず ...
くちびるから風を運んで
気がつくとそこにハルがいる
粒子の波が雲の切れ間から
美しいオルゴールのように
血を流したりはしないけれど
人はみなそれぞれの戦場を抱え
ふと息をついたときにど ...
瞼をおろす瞬間を、捉え
コンマの世界は動き出す
1から10までの呼吸で
張り付いたのぞき窓
乾いた風と枯れた土
ささやかな幸せとやらは
この集落ではまだ 咲いては、いない
...
君の警句
僕の警句
絶望をとりなし
軽蔑を含みながら
展覧会は実行された
釘付けにされた赤茶けたタイルに
君は憧憬を隠し通すだろうか
大切な行はしっかりと隠せ
その前後だけを記すが ...
雨の中を走る
新幹線がトンネルに入れば
水滴が、ひとつ
曇った車窓に一筋の
線を、貫いてゆく
旅帰りの僕の
手元に開いた「窓」という本から
語りかける、{ルビ古=いにし ...
この運河は行くあてもない
この運河が運んでいくだけだろう
水たちはやがてセーヌ川に注ぐのかもしれない
そうしてセーヌ川に注いで 誰かの元に届けられる
水色のボトルキャップを外しているのを
そ ...
灰色がいとしかった
軒先の粗雑な植物がいとしかった
産業道路はいつも混んでいた
アスファルトの平地にはチャリが湧いている
ラブホテルやコンビニがいとしかった
おまえの家で ...
LIVEとは、つまり
生きるということであり
生きるとは、つまり
食べるということであり
食べるとは、つまり
殺すということであり
殺すなら、つまり
殺されるかもしれないぞと ...
テーブルの上に
こんにゃくがある
窓の外では
桜の花びらが少しずつ
風に散っている
白い磁器の皿にのせられたまま
誰に忘れられたのか
いつまで忘れられるのか
蒸発し ...
今日は
素敵な
夏休み
こんな日には
水遊び
今日は
素敵な
日曜日
天気も
良いさ
夏の午後
おいで
遊ぼうよ
素敵な
休日
みんなで
騒ごう
...
今日は
とても
暑い
夜風に
吹かれて
風鈴が鳴る
「チリーン、チリーン」
家の窓につけている
風鈴は
風に
あおられて
くるくる
回っていた
夏も終わろうとして ...
もしも
翼があったら
大空
高く
飛んでみたい
もしも
翼があったら
自由に
空を飛んでみたい
鳥のように
人間も
自由に
空を飛べたら
どんなに素敵だろう
どんな ...
{引用=
外惑星からきたあのこ「わたしは人間をぶっ壊す道具として、役に立つと思います」だって。
}
ついでに誰かを殺してみせて、果実の細胞は銀河を愛し、それからそれから、タワ ...
貴女の部屋に
転がり込みたい
貴女の色した
貴女の香りの
貴女の部屋に
転がり込んで
三面鏡なんかない
調味料すら揃っていない
お玉も私が買おうかな
フライパンも新しくしたほうがいい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ジョジョと二乗の奇妙な冒険
海里
自由詩
2
10/1/25 0:39
蛍光灯より薄い白
なき
自由詩
3*
10/1/25 0:32
思ったよりも明るいですよ
真島正人
自由詩
2*
10/1/25 0:15
振り返らない
智鶴
自由詩
1
10/1/24 23:49
てばなす
水中原動機
自由詩
2
10/1/24 23:07
毒林檎
逆鱗社長
自由詩
1*
10/1/24 22:30
白雪姫
間村長
自由詩
3*
10/1/24 22:26
終わらない轍
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/1/24 21:44
織布
楽恵
自由詩
8*
10/1/24 21:26
触発
朧月
自由詩
2
10/1/24 21:22
春の薫り
服部 剛
自由詩
2
10/1/24 21:15
灯のひと
〃
自由詩
7
10/1/24 21:05
パレードとオアシス。
菊池ナントカ
自由詩
3
10/1/24 20:34
ランプシェードの夜に
ねことら
自由詩
2
10/1/24 19:39
ギンズバーグが教えてくれた
……とある蛙
自由詩
17+*
10/1/24 19:03
白い息、切望
ゆず
自由詩
1*
10/1/24 19:00
ピーナッツ
依
自由詩
2*
10/1/24 18:56
今そこにないものを確実に意識しながら
瀬崎 虎彦
自由詩
5
10/1/24 18:26
戦場カメラマン
窓枠
自由詩
4*
10/1/24 17:07
警句
真島正人
自由詩
2*
10/1/24 15:49
詩人のレンズ
服部 剛
自由詩
3
10/1/24 15:45
ボルヴィック
番田
自由詩
0
10/1/24 15:12
寝屋川のおんな
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/1/24 15:04
小舟がプカリ
仁惰国堕絵師
自由詩
1*
10/1/24 13:26
こんにゃく(いち)
たもつ
自由詩
8
10/1/24 13:22
池のほとりで
そよ風さん
自由詩
4+*
10/1/24 10:51
風鈴
〃
自由詩
5*
10/1/24 10:45
もしも・・・。
〃
自由詩
6*
10/1/24 10:41
0.2秒
嘘而
自由詩
1
10/1/24 10:38
甘い恋の誘惑
ふくだわらま...
自由詩
2
10/1/24 10:23
4136
4137
4138
4139
4140
4141
4142
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
4151
4152
4153
4154
4155
4156
4157
4158
4159
4160
4161
4162
4163
4164
4165
4166
4167
4168
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
加筆訂正:
ひかり
/
番田
[10/1/24 15:02]
あ
4.68sec.