ふと見上げると
高層マンションが視界に入る
真っ青な空に
突き刺さる白い壁
屋上に立つ自分の姿が見えた
ああ 飛んでしまいたい
あそこから飛んだら
気持ち良いだろうか
心が穏やかになれ ...
赤ん坊が泣く
抱き上げる

お腹がすいたと泣く
抱き上げる

眠たいと泣く
抱き上げる

えくぼを見せて泣く
抱き上げる

毎日 毎日
抱き続ける

柔らかな頬
ミルク ...
来年も再来年も
あいにきてね
例のごとくうまく
伝えきれなかったけれど
涙が出るほどうれしかったの

こういう時にちゃんと
涙が流せればとおもう
わたしはもっと
あらわせる人になりた ...
もう香りがのこる
残り香が横断する道路の

道路の
広すぎる
歩幅を足がちぎれるほど
振り出し
わたる
わたったあの環状道路
青く雲がたなびくあの
勾配ある町の向こうには
排気 ...
楽しいこと は まわる(こと?)

まわる から たのしい?

わらって

だれでも いいから せなかに のせて

おなじ ばしょを 

おなじ りずむで

ぐるぐるまわる し ...
僕の姉の名前はアンドウユウコだ。
小さい頃、地元のニュースキャスターにアンドウイサオ、という僕と同じ名前のキャスターがいた。
当然、姉はアンドウユウコ、僕はアンドウイサオで、どっちがより有 ...
たぶん私たちは恐れを忘れてしまった

チェスの駒で現実を語り、物語は日々陳腐になる

弾幕で煙たくなった目は配分する力を失っている

大声で吠えるものたちだけが跋扈して

誇りと情緒不 ...
胎内回帰するということは
生まれる前に
だから
死ぬということだ

焼け野原に相応しい
焼死体になって

あの

焦げ付いた口授に
相応しい

呼吸すらしていない
未熟な身 ...
何もないのなら 言葉が必要だろう
何もない心を満たすための声だ
暗い五反田の高架下には立ちつくしながら
山手通りの向こうにある目黒には 見つめていた
五反田のその後ろには僕を粉々にした マンシ ...
世界を言葉で殺しにかかる
(喉元にのびる手) 
無名の、しがらみのない、無名の作品(殺人事件)

一日目、今日で四日目が終わる

三日目、
 お尻をかいてると ...
 
頭ん中
ぐるぐると
 
どんな
未来を想像しても
 
全てに
ピンとこないの
 
 
数え切れない程の
道 を前にして
 
呆然と
立ち尽くしているみたいだ
 
心から溢れ出ん限りの言葉を尽くして
わたしがあなたに言えることはたった一言
短くて、簡単で、誰でも知っている
小さい頃から教わった、単純明快な

そんな一言しか

愚かなわたしをずっと見 ...
今生の別れを告げよう

グッドバイ

さらばだみなさん

グッドバイ

さよなら さよなら

グッドバイ
グッドバイ

グッドバイバイ
おやすみの、後の 跡

夢の中では丸裸

情熱がさめきらない朝が来て

火照りきったパジャマと ひみつ

焼け終わったトーストは甘い香り

漂わせて 塗りたくってあげたい

口 ...
噛みしめる土の
味は自分の
「これはあなたのために裂かれたわたしの」

追われる獣の足の打ちすえる
大地のたわみが五体をひしぎ
蓋がれた目に緑に赤に灰色に
やまず眼窩を巡る体液の囁き
...
ピンク色のサラマンダー
ウーパールーパーのライフサイクルは
いろいろです

おとな、こども、おとなこども

おとなこどものこども
おとなこどものこどものおとな
おとなこどものこどものお ...
豊洲から有明へ
ゆりかもめ沿いに

豊洲駅を東へ歩く
すぐに現れるガス資料館を抜けると
広大な空き地が広がる

新開地とはこんな
空っぽの場所を指すのだろうか

遠景は遠すぎるが故 ...
空っぽだったボトルビン
今はゴミ捨て場のホームレス

生まれ変わるまでの
待合所なのだ、と
顔を曇らせたまま 転がっている

緑黄色の足は
海水に浸りすぎたせいか
ふやけていそうで
...
おいらは地球の絵を描いた
どこもかしこも平和だらけ
みんな笑顔の地球を描いた

だって平和がすきだもの
だってそれを目指すんでしょう?

おいらはみんなの夢描いた

困っている人助け ...
カルテに書き込まれた
真実

けれど君は
世界を愛して止まない

ならば私は
君が愛するこの世界が
壊れぬよう

言葉で
視線で
抱擁で

君に一枚の
フィルターをか ...
歯を食いしばって壁を撲った
撲ったことにすっとした
撲った右手が腫れていた
本当は私は誰を撲ったの


腫れた右手に湿布を貼った
湿布は冷たく気持ち良かった
剥がれないように手袋をした ...
昨日にさようなら

今までの全てに

全ての関係に

さようなら

いつかね

またね

もう



から

関わる

事は無い

けどまたね

明日 ...
カーテンを閉め忘れたらゴリラに追跡されて仕舞った
ゴリラはウォークマンで掛かって居る音楽の内容を
遠隔探知出来るらしく私の興味関心をそそった

道路をゆっくり走って居たら
家の前の曲がり角で ...
夢とやら希望とやらがない場所に

袋に詰められ

ぽいっと投げ出されてしまったよ


夢とやら希望とやらを喰らって生き続けてきたからさ

飢え死にしろってことなのか

しかも袋詰 ...
みつけてほしい。  昼飯に外でラーメンを食べた。
 その店の餃子はあるテレビ番組で日本一おいしい餃子というタイトルを獲得したのだと、その店先の看板にも謳われていた。私は特にテレビ番組の評価であるとか日本一であるとか、 ...
祖父が死んだ

ほんでもえらいわ
そう言って祖父は私の手を頼りに起き上がった
寝ているままでいい
そう言う私を制し

それは昨日のことだった

いつものようにコンビニで
祖母のおに ...
コスモスがコスモス色に咲いてて
ススキがススキのように揺れてる
土曜の朝
私鉄沿線の住宅地を
ぼくとたあくんは歩く

めずらしく陽が射している
建物の影が舗道をおおって肌寒い
ぼく ...
雨の音に気づいて、
薄暗い転寝からわずかに目を醒まします
ひざのうえには猫がいました
雨は屋根から滑り落ち、壁をつたい、
床を這って、そして、
じわじわをわたしの胎内にしみこみます
ぴちょ ...
夏のかすれた孤独のいろは

黄色いキズだらけの女の顔

ひとりかそけき偽物の怒り

哀しみが募集されている

夜の電車が紙を震わせる

カレの家を見に行くほど

俺はイカレテい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
衝動綾瀬のりこ自由詩510/1/24 8:50
ぬくもり自由詩710/1/24 8:36
あらわせる人はちはちよん自由詩7*10/1/24 5:29
道をわたらなかった声水町綜助自由詩510/1/24 5:25
メリー・ゴー・ラウンドゆびのおと自由詩210/1/24 3:27
ユウコトイサオブライアン散文(批評...210/1/24 3:22
単純な物語に回収されてはならない 1真島正人自由詩2*10/1/24 2:57
胎内回帰アキヨシ自由詩210/1/24 2:55
ひかり番田 自由詩110/1/24 2:12
世界を言葉で殺しにかかる(喉元にのびる手) 無名の、しがらみ ...ヨルノテガム自由詩210/1/24 1:37
岐路次元☆★自由詩010/1/24 1:26
ひとこと浅井実花自由詩210/1/24 1:11
グッドバイいのせんと自由詩1*10/1/24 0:56
夢見る少女は女になりたい窓枠自由詩3*10/1/24 0:56
土から生まれるCinna自由詩110/1/24 0:47
たくさんの海の色を知っている海里自由詩210/1/24 0:33
湾岸/都心/新開地kauzak自由詩17*10/1/23 23:58
航海士窓枠自由詩1*10/1/23 23:50
嘘つき絵描き朧月自由詩310/1/23 23:16
息子スカイゴウ自由詩310/1/23 23:14
壁の穴なき自由詩1*10/1/23 23:12
さようならユダ自由詩0+10/1/23 22:45
ゴリラデイズ間村長自由詩210/1/23 22:18
夢とやら希望とやらオンガシ自由詩6*10/1/23 22:13
夢追十二支蝶自由詩010/1/23 22:02
TVで味は伝わらないふくだわらま...散文(批評...010/1/23 21:09
憂愁の瓦朧月自由詩1010/1/23 21:07
花の名前をおぼえられない角田寿星自由詩15*10/1/23 21:02
雨、しみこむ石黒あきこ自由詩210/1/23 20:53
ひとりかそけき吉岡ペペロ自由詩510/1/23 20:45

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