臭い息を吐きながらバスに詰め込まれて
長い坂道を登りまた降りてゆく
雨に濡れた路面と涙を含んだまつげが
ブレーキのたびに摩擦で軋む

日々は流れる水のようでいて
なにも清浄にすることがない ...
お月さまみたいだ

昼間もうっすらと感じています

夜は突き刺さるように感じています

これ以上書いたら

また嫌われるようなことして

困らせるからやめるね

ここまでなら大 ...
散るために咲く花の 年々

洞庭湖の晩 暗く 俯き 
薄氷の光を踏む

木立の沈黙 彩か鳥の姿まだ帰らず
君の歌声 一遇 銅琴の音 華やかなりし頃 
遠く 
宮廷楽人 詩酒の会

...
適切な一秒を
わたしにください

わずかに
ずれることもなく
適切な一秒をこの身にください


 この目に
 何かを映すなら
 光か影のどちらかを

 耳に何かを残すな ...
かってわたしは煙の精を葬った
そして色の精も片づけた
今や酒精も遠ざけようと思う
なかなかのやつで骨が折れる
金もかかる
楽しくやっつけよう
濃厚なやつ淡いもの
色精とよく似て手ごわい
...
ふと そっと
戻る気がして
よみがえる温度が
足にいつでも釘を打つ

約束とは記憶
言葉でできた格子

だがそこに
自分を残し
置き忘れては
出掛けていけない

連れ立つのは ...
時計の針がチクチク鳴っていて
私の脈が皮膚を打つのがそれよりも少しだけ早いのが心配だった

{引用=ある晩黒い大きな家の影に
キレイな光ったものが落ちていた
むこうの街かどで青いガスの眼が一 ...
冷たい銀色の刃を
白い腕にあて
力を入れてスーッと引く
白い皮膚に赤い筋がつく
なぜだかわからないが
心が落ち着く

けれどすぐに不安にかられ
再び刃をあてて一気に引く
何度これを繰 ...
いつもの道に背を向け
瑠璃色の闇、校舎に明かり
ぎゅっと瞳を閉じれば
何度も涙があふれ
絵に変わっていく思い出

いつのまにか追い越されてた身長
ちょっと昔のこと
すぐに消えては浮かぶ ...
転んで擦りむいた
歩くたびに
ズキンズキンと
痛みが伝わる

小さな傷が
私は生きている
私は生きている
と叫んでいる
なぜか痛みが心地良い

どこかいとおしいその傷は
独り転 ...
{引用=

光沢をみせる
明かりが窓からもれ出ています
街辻に面した旧い教会は、十字をかかげ
黒い街灯は、とがったその四角い頭をおもたそうに
旧さの中に時を埋めてしまう
子どもがくれた葉 ...
君は夕暮れ朱色の雲の影を追い掛けて
何処か知らない遠くの国へ迷い込んだんだ
此処には君がいなくなって少し寂しいけど
何処か知らない遠くの国の子供が踊っている

いつか君の背中には
大きな獣 ...
耳元で囁く I love you
貴方が少し照れたように微笑むから
私はとても幸せで
泣きたくなる


微かな機会音が貴方の命を繋ぐ
誕生日まであとふた月
指折り数えているけれど
病 ...
消極的に一晩中
消去していたが
どうにもこの方法では
心の皮膚が元に戻らない
いっそ
千切ってしまおうか
柘榴、また実がなるかな?
とか思ったが
それも夢のまた夢だろう
僕は
あわ ...
君は突然
僕の心の隙間に入り込んだ…

ちょっぴり強気な君がさ
僕に膝枕
真下からのアングルに心が揺らぐ
どうやら君が気になるみたい

ちょっぴり強気な君がさ
ねだった腕枕
君の寝 ...
何もないのなら、
何かにしていたい、
何かを見てきたことにー
髪の毛が束ねられた、束ねられた髪としての舞う
見ていたいものの、束ねられた思いを失う
失われた思いの、言葉
言葉の認められなか ...
何も詩など
知らないのなら一番だ
得る物も家で作らなくていい
家で寝ていれば寝ているのが
自分の中でないだろう生きていけばいい
声を潜めていれば
全ては奏でられていくだろう
 愛する男のもとを去った女がその後の人生をその男との美しい思い出にすがりながら生きるというような話しがある。

 僕などは若い頃にはこれが理解できなかった。男の幸せを願って自らは身を引いてしまう ...
{引用=


もうこの海から月は見えずに
溶けきってるわたしのりんかくは掴めずに
今日の、その感覚が
痛いって 知ったの、知ったの
痛いって。

(たべたい)

中指 ...
良い係会をしていた
わたしにはいつもビールが足りなかった
九条葱の鍋を頼むには予約が必要だった
足りなかったのはいつもビールだった



架空に計上された注文票が
どこか遠 ...
抱きしめて存在を確かめる
あなたを温かいと感じたとき
私はきっと冷たくて
私を温かいと感じるとき
あなたはきっとこごえて
ふたりは
春と秋を重ねて
交互にめぐる季節
あなたに暖められな ...
 左手が塞がっていたので手袋を噛んで引っ張ると一緒に伸びすぎた中指の爪も引っ張った。手を抜くときに歯の合わさる、ガチン、という音が頭蓋骨の内側に響く。
携帯電話を右手でいじりながら電車を乗り継いだ ...
お嬢さん、ハンカチ落としませんでしたか

なんか懐かしいよね

それから腕時計しているくせに
いま何時?とちゃっかり左手首隠しつつ尋ねてみれば

そうねだいだいね♪

あの頃のあなた ...
日に焼けた肌には
あせもで何度も引っ掻いた部分がある。

かさぶたを作っては剥がしていく事を繰り返したそれは
白い斑点のようになって、小麦色の腕の中、目立っていた
その周りには皮膚が ...
高校時代ラグビーをやったなあ
そんな奴いっぱいいると思ったら大間違いや
社会人になったら
クラブチームにでも入らんかぎり
そんな奴はほとんどおらんかった

ラグビーボールって、あれすごい切 ...
あなたを深く想えることで
私はとても幸せそうです
心の奥のもっと裏
今にも涙が出そうです

あなたと出会えることで
私はとても嬉しそうです
冬空には飛んでいる鳥
今にも頬 ...
あなたの描く世界はさ
何処か酷く切ないね
そんな絵、私は嫌いだよ
あなたの心と重なります

そこに、ぽつんと
私の言葉も添えてみて
その絵に詩と呼ばれる言葉
私の心も重ね ...


は記号ではなく



は詩だ

よく尖った鉛筆で

白紙に



を打つ

この奇跡を

この大事件を詩と言わずして

いったいなにが、詩であるという ...
寒い風が
とても寒い雪風が
ほほにあたり
ほほをやぶる
じわじわやぶられた
くるくると・結晶が、つんざいて
ぴいぷうと容赦を
しない

疲れても疲れても膝さえ抱えれば
憑いたものは ...
甘いものが欲しくって


沁みるものが欲しくって



・・・
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
音楽の立体造影瀬崎 虎彦自由詩210/1/26 18:19
天体観測吉岡ペペロ自由詩310/1/26 18:15
落花の季節楽恵自由詩6*10/1/26 17:18
精密機械千波 一也自由詩7*10/1/26 16:06
春の野の草花の如し生田 稔自由詩310/1/26 15:39
戻る日テシノ自由詩110/1/26 15:25
ひびく佐藤真夏自由詩3*10/1/26 13:25
包丁綾瀬のりこ自由詩510/1/26 12:57
卒業コード相羽 柚希自由詩0*10/1/26 12:07
綾瀬のりこ自由詩710/1/26 8:37
冬の声月乃助自由詩13*10/1/26 6:31
知らない子供智鶴自由詩210/1/26 3:21
I love youまさたか自由詩310/1/26 2:24
君にキッス真島正人自由詩3*10/1/26 1:58
夢枕逆鱗社長自由詩1*10/1/26 1:12
本当は番田 自由詩010/1/26 0:49
ポエム自由詩210/1/26 0:49
人生の一般的構造A-29散文(批評...1*10/1/26 0:35
今日もきみにたべられたいあぐり自由詩3*10/1/26 0:22
メロウねことら自由詩110/1/25 23:30
ねむりたくないつめたきよるたりぽん(大...自由詩210/1/25 23:12
スライムなき散文(批評...1*10/1/25 23:08
尋ねるひと恋月 ぴの自由詩19*10/1/25 22:44
皮膚山岸美香自由詩2*10/1/25 22:40
ラグビーボールの切実吉岡ペペロ自由詩210/1/25 22:37
2月15日秋助自由詩1*10/1/25 22:27
ダブル・パレット自由詩0*10/1/25 22:22
点と詩吉岡ペペロ自由詩610/1/25 22:18
かんぷう唐草フウ自由詩4*10/1/25 22:05
三行自由詩2*10/1/25 21:26

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加筆訂正:
Re: 先   日 は/あすくれかおす[10/1/25 23:13]
akfen→akufenに訂正
尋ねるひと/恋月 ぴの[10/1/25 22:49]
引用箇所あります…たぶん(^^;
5.48sec.