不快な夢を見たから仕方がない、とシェドゥムは自分に言い聞かせて酷い有り様の鏡を眺めた。そして自らの寝不足を示すその悲惨な顔をではなく、閉め忘れたドアの先の暗がりが映り込んだタブローを凝視し始める。それ ...
眠らないバスにのった
眠れないぼくは
あの野性化した雲といっしょに
あかるい夏の海辺をどこへむかっていたのだろう
写真でみただけの
マリアナ諸島の鮮やかなブル ...
「天使やね」眠る赤子の顔見つつ
悲願の子宝 友涙ぐむ
唇を 夢路の途中 ちうちうと
乳飲むしぐさ 愛らしきこと
100722
90日間で世界一周!
80日と君は言う
休みを入れない旅先で
10日間が惜しいのか
元気いっぱい歩いてた
どこかに消えた十日 ...
手拭を汗ふきとらむと思いてや万葉の歌涙をぬぐう
蕎麦食めば妻の与えし千円の中よりいでしそのそばの金
物乞いをなすと思わじ今朝の妻の与えし何がしかの金
芸術によって何をなさんやただ表面 ...
反響している>拍手はおめでとうという意味だったが <壁と壁を行き来して >徐々に薄まりもう残っていない <うすくしろいバスタブ >詮をぬくと水がつつぬけていく <逆方向 >ずぼずぼと音をたてる <反 ...
夏の暮れ
理性ヤられて
押し倒す
まるで動物
REST3000
地上に神話が生まれた頃
言葉は同じだったかもしれない
大陸が地球のいたずらで
いろんな形に変わっていくと
みんなの言葉も
いろんな表現に変わっていって
気がつくと百メートル先に立っ ...
悲しい時に 悲しい歌を 聴いちゃいけないよ
益々 哀しくなってしまうから
嬉しい曲でも いけないんだ
悲しみを 上手に
飲み込めなくなって しまうだろうから。
★,。・::・°☆ ...
そっと胸をなで下ろしてみる
今まで気付かなかったこと 塞いでいたもの
射していた日が見えていてもちゃんと呼吸をしていた
誰かのためにいたい だから肩で息をしてまっすぐ見つめていたい
今日く ...
浜辺に砂が少しまきあがっている。男には、アイスクリーム売りや、赤いパラソルの貸し出し屋、肩もみ屋、サンオイル貸し、サーフィン教室の勧誘者が歩き回っている。中古屋は、その手の中に何も持っていなかった。男 ...
柔らかいものをずっと
柔らかいままで残すためには
何が必要かなんてわからない
綺麗なものはきっと
綺麗なままではいられないのだと
そう思った
ただ そう思った
どんなに閉じ込めて ...
コインパーキングから出ようと精算したら、隣に止めていた車の
料金を払ってしまった。めげずに、もう一度コインを投入すると今度は
そのまた隣の―といった具合で、運転手たちはさまざまな母国語で、
あ ...
どうしたらいいのか わからなくなったときは 川の水を飲もう
全部飲んでしまえ
飲みきれない切なさ
常に飲んでいる
常にごっくん
喉は いったんもめんのように揺れている
川が喉に ...
【悲しみを乗り越えて】
私たちには悲しい思い出がある。
それでも今こうして生き続けている理由は
あの日、
あの時、
あの場所で、
死んでいった人た ...
何にもない手の
何ですらもない 路地で
ひとり 奏でる
つぶやきの中を 立ちつくす
緑色の 芝生の上に
楽器をなくした
誰かに 届くであろう
声を 私は持っている
何にもない手 ...
私の希望を思う言葉に知る
ひどくつぶやきに思わされながら
思う 私は 思いを
寂しげな憂鬱に浸っている
何もしない
そして 何もしないままである
私は遊ぶことなどなくいつも 音楽 ...
毎日繰り返される細胞破壊
それは儚い真実
大切なことも忘れてしまうのかな って
そんな風に感じる
あなたの言葉は
深く奥に刺さり
胸を貫いていくナイフ
優しすぎて
耐えられない
...
発声練習ですと
飛べない鳥が鳴いている
それがまるで哀れにきこえるのは
わたしの中に在る冷酷さです
もしかしたら本当に
飛べない鳥は哀れに鳴いて
飛べないことを嘆いていても
わたしはきっ ...
向かい合ってブランチタイム
オレンジジュースを片手に
店内はカップルで満席
僕達もその中の一つ
君は好きな物を最初に食べる
例えばショートケーキの上のイチゴ
唇に付いた生クリーム拭 ...
とてもまぶしいあおい空だった
ひとさし指とおや指のファインダーで切り取った
わたしの空は
ただそれだけの
とても小さな
ソラでした
あれだけ涙を流したのに
今日もまた溢れ出す涙
小さい頃の思い出はアルバムの中
大きくなってからの思い出は心の中に
貴女の寝顔を見て
ひと時の安らぎを感じる
別れの準備をする為に ...
天体望遠鏡を覗き込んで
名前の無い星を探していたんだ
そこにいるかもしれない住民に思いを馳せながら
空想の成分のうち過半数は欲望
心はいつまでも年を取らない
信じていたあの頃からずっと
...
何も考えずに済む 静かな日々が待っている
それが望んでいたこと 筈だった
月明かりの下を歩く 潮騒が流れ込む
満たされた音を抱え 胸の奥に滴る情動を
なぞ ...
頬にキスした
彼女は顔を赤らめ
愛を叫ぶ
野暮ったいから
舌を絡ませ
口を閉じた
彼女は
教室の隅でいつも
ポツンと座っていた
友達がいない訳ではない
多分。
自分の時間を大 ...
行き過ぎて ふと振り返る 向日葵の黒
路面電車の響きにそして 忘れるということは
始まり 終われなかった 風のまにまに
匂う いつも通り過ぎてから気づく
ほかに ほしいものなんて な、い
並 ...
夕涼みに
かげふみをする
耳元に低く
音楽が流れていく
横切ってゆく鳥は
背中から胸への
青い輝石
角
のことだけを秘密にして
七時に
会いたい、かげふみの背中
を
めくる鬼
...
{引用= ︱大切なものをなくした日は
見るものすべて新しい}
いち日の折り返しを前に
いつまでも夢みたように在る
うん、そ ...
朝日は僕を照らし
僕の影を落とす
光は僕に燦燦と
新しい景色を輝かせる
影は僕を支配しようと
死に向かって歩き出す
朝日は回転するビー玉
何層もの光で
僕を混乱させる
...
お晩でがんす
むじな似のおんな魚選る夜五つ
閉店後精肉売り場よぎる牛頭
三叉路で人待ち顔の地縛霊
お嬢さん背中に手形ついてます
タクシーが女客拾わぬ上り坂
ウシガエル田んぼあぜみち ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
シェドゥムのための習作
有末
散文(批評...
1
10/7/22 18:36
うつつと夢の間を縫うバスに乗って
石川敬大
自由詩
19
10/7/22 17:21
睡
雨音些末
短歌
0*
10/7/22 15:23
十日間
あおば
自由詩
3*
10/7/22 13:22
汗と涙
生田 稔
短歌
3*
10/7/22 12:34
バスタブタスバ
さわ田マヨネ
自由詩
2
10/7/22 11:48
ウスバカゲロウ
TAT
短歌
1*
10/7/22 9:58
バベルの塔
寒雪
自由詩
0
10/7/22 9:23
*白い砂粒
藤鈴呼
自由詩
3*
10/7/22 9:06
聞こえる。
十二支蝶
自由詩
1
10/7/22 4:07
あのライカのこと
番田
自由詩
2
10/7/22 2:28
無題
三上あず
自由詩
0
10/7/22 2:03
精算
プテラノドン
自由詩
3
10/7/22 1:50
川飲み
八男(はちお...
自由詩
1+
10/7/22 1:38
悲しみを乗り越えて
綾瀬たかし
自由詩
1
10/7/22 1:32
緑の言葉
番田
自由詩
2
10/7/22 1:22
紙としての灰色に
〃
自由詩
2
10/7/22 1:22
Cell
相羽 柚希
自由詩
0
10/7/22 1:02
「飛べない鳥が鳴くように」
ベンジャミン
自由詩
2*
10/7/22 0:58
strawberry on a shortcake
1486 1...
自由詩
0
10/7/22 0:57
わたしのソラ
いのせんと
自由詩
5
10/7/22 0:17
別離…
@ショコラ
自由詩
1
10/7/21 23:54
未確認飛行物体
1486 1...
自由詩
1
10/7/21 23:23
何も考えずに済む/静かな日々が待っている
kauzak
自由詩
4*
10/7/21 23:16
僕らは、
Oz
自由詩
0
10/7/21 22:33
【連詩】 星降ると、繭
古月
自由詩
2*
10/7/21 22:25
【連詩】 半身
〃
自由詩
1*
10/7/21 22:24
洗濯
「ま」の字
自由詩
1*
10/7/21 22:16
Good Morning
うずら豆
自由詩
0
10/7/21 22:08
金鳥の夏 …
salco
川柳
7*
10/7/21 21:36
3824
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3847
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3849
3850
3851
3852
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3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
3861
3862
3863
3864
加筆訂正:
七月の朝に降りてゆく
/
within
[10/7/22 12:29]
最終に一連付け加えてみました。いかがでしょうか?
4.87sec.