すこし
爪先立ちで
細かい雨のシャワーのような
ツクツクホウシの蝉時雨を
浴びながら
丘の上で
夕暮れの風を聴く
どこからか
夕餉の仕度の
幸せな匂いがして
ふと 空を見上げたら
『恋してるの? ...
たぶんあいつは生きている。
ニッポンにノラの黒猫なんてんのは
あふれてるんだろうけど。
あいつはちがってた、 ごめんよ。
...
明けがたに仕事を終えて
20分だけ男のひとに会った
くちの中に
たんぱく質の味を覚えながら
台所で立ったまま桃を食べた
うす暗く うす寒い からだのなかに
うす甘い桃が
ぬまぬま ...
オムニバスの森で
どんぐりを叩き割ろうとしていた 。
少年は陽が沈めば死ななければならない運命だった 。
あきらめかけた少年に
運命のひとつが味方をして
もう少し少年を苦し ...
下稲田の辻にくたびれた枝が
あちらと指をさすので見ると
地蔵の首がおちている
拾いあげるとちょうど
赤ん坊の頭くらいの目方で
どこかおもかげもある
枯野には犬とも猫ともつかぬ尾が
...
大きくて青い星があって なぜか僕らは青だといって
綺麗だとすがっているような気がするけれど
耳から血がこぼれおちないように泪で塞いだけど
短くいう お前がと
いつも細長い月を上見て
...
私は少女を愛している
屈託のない
あどけない貴き優美な微笑を愛し
共感と慈しみに満ち溢れた
優しき眼差しを愛し
月光よりもやわらかい
瑞々しくも伸びやかな身体を愛し
天の ...
徹夜明けで深い眠りのはずが
妻の巨大な鼾に起こされた
鬼の居ぬ間の洗濯…
そんな言葉が鼻先をよぎる
買い物ブギなぼくは
一日のうち5%程度はスーパーで過ごしたいのだけれど
鉄拳宰相はそれを ...
愛は優しさだけじゃないって教えてくれた
激情とも言うべき気持ちのぶつかりあいが必要だって
でももういいんだよ
穏やかな気持ちでいれば
闘わなくていいんだよ
空は広く
そして何処まで ...
突然着メロを歌った携帯電話が
静寂の中伝えたのは
友人の死だった
半年間
人工呼吸器に括られた彼は
むしろよく生きた方だと
母親の声が途切れ途切れに
電波状態のせいではないことが ...
暑かった今年の夏
やっと峠を越えるみたいです
お元気ですか
気圧
狂ってはいませんか
西風は去り
髪もようやくほどけてゆきます
あなたもわたしもなんとか乗りきりました ...
笛を吹いて
雲海を渡る
太陽ばかりの空を旅した
何処かの山肌を眺め
草原は遥か
笛を吹いて
湿原の広がる
空を反射させる光の伝言を ...
知らぬ間に 母がエアコンを入れている
こんなにぐっすりと眠ったのは 久しぶり
右の足元に星明り
首周りが心許なく タオルケットを深く被る
幾重にも重なる虫の声
「まだ夜中よ ゆっくりとお ...
炎に焼かれる
ジリジリと下のほうから
身体全体を・・・
苦しくもあり
喜びでもあった
焼かれている一瞬一瞬
あたしは灰になり
再生した
数ヶ月前とは
顔つきも違う
...
僕には複雑な日
多くの人の何にもない日 はっきりと
僕にとっては そんな気がする
僕の誕生日の 一日が 終わった
海の縁で
海水に疑似エサを垂れた
ラジオ局の 聞いていた
...
夜の尻尾
寝静まった公園を歩く
親知らずの街灯が目を突いて
星のインクがかすれて
孤独な湖の砂のように
清らかでないものは沈んで
私もそろそろ沈んで
もうたくさんだといって
朝 ...
君の名前を呼んでみた
小さな小さな声で
寂しいって言ってみた
そしたら涙が出たんだ。
好きだよ、好き
大好き、愛してる
君の優しい声が聴きたくて
携帯電話のアドレス帳を開 ...
妖怪よ 妖怪
どこいった
エシャロットの森のなか
たぬきときつねがコンバンワ
ついでにオイラも今晩は
素顔か真顔か梅花藻は流れ
おまえおまえおまえ
おまえさ
...
夕焼け色の空を見て
君は癒されるでしょうか
あの日、
海で見た
あの空のように
終わり行く一日を
溶かすように
僕らは終わったのでした
愛しています
と呟くたびに
コップの中の ...
やさしい気持ちは
赤子のむせび泣くそれに
似ているかもしれない
なにがやさしさなのか
わからなくなることがある
ただ強く抱きしめるだけのうそも
飴をひとつぶあげる掌も
好きという ...
勝手に大きくなったように
自分を自由に扱う
好んでここにいるんじゃないと
すねた瞳で横むく
夜に救われたがる
星にこたえを求めて
みんな同じ
だとか大丈夫だとか
そんなセリフに ...
≪テーマ ; ポロシャツはダサいか≫
関東びと 「はい、襟があるとこがダサい」
近畿びと 「襟はパリッとしてませんとな」
東海びと 「釦もだせゃ〜で。駱駝のシャツみてゃ〜で」
九州びと 「 ...
スタンドは
一人一体
さぁ抜きな
どっちが速い?
試すとしよう
...
かきなぐりの愛でカタメタ君の名を
ずっと扱いている そんな時代だった
時の形は虹色の草木
花瓶に子供をいれて傷口にキスする
爪の美しい君でいてくれたらなあと 思った
そんな時代だった
...
何だか美しくて人目を引く冒頭と
斬 ...
おしっこ漏れそう おしっこ漏れそう
おしっこ漏れそうな感じで生きて
その生きる勢いでお前をロックしたい
お前はおしっこ漏らしてOKだ
イッちゃった後の平和を江戸時代よりも長くお前に味わ ...
あなたを信じて
涙降る
もう来ちゃいかがと
カッコウが鳴く
カッコウ♪
カッコウ♪
ああ
京急デパート
大きいサイズの紳士服専門店
「5L以上は取り扱っておりません」
...
ラストノート彼女の香りと音楽とルーズリーフの最後の一枚
引き出しの記憶の奥に「ユトリロの白」とだけ画家の絵も知らないのに
猫よ猫、抱き上げた目の奥行きよ、あんた脳みそあるんかい?ニャー
...
熱があったから、君は恋をしてたんだろう。
ダメだと言っても、聞く耳も持たずに。
うなされるように、狂うように。
君は、恋をしてたんだろう。
秋の夜みたいに、急に冷めたのは、必然 ...
そんな「 準備 」など
僕にはもちろん、
できていなくて
覚悟なんて
どこ探しても
見あたらない。
ちぎれるくらい手を振る
笑顔で。
またね。っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋する 空
雨音些末
携帯写真+...
3
10/9/10 19:08
さっさと ね
サワメ
自由詩
2
10/9/10 18:55
落下する桃
はるな
自由詩
3
10/9/10 18:30
どんぐり
アラガイs
自由詩
2*
10/9/10 17:31
松を焼く
古月
自由詩
3
10/9/10 17:21
声がいう
十二支蝶
自由詩
1
10/9/10 16:34
ソフィア
一 二
自由詩
0
10/9/10 16:15
オレンジ色の関係
紅糸
自由詩
1
10/9/10 15:56
鎮魂歌
うずら豆
自由詩
3
10/9/10 8:11
Go On
寒雪
自由詩
3
10/9/10 7:56
詩翔
アラガイs
自由詩
2*
10/9/10 4:54
笛吹き
ヨルノテガム
自由詩
2
10/9/10 4:02
新涼
アマメ庵
自由詩
0
10/9/10 3:56
炎
森の猫
自由詩
3*
10/9/10 3:28
誰かとバースデー
番田
自由詩
3*
10/9/10 2:44
深夜徘徊
七氏
自由詩
1
10/9/10 2:30
憂鬱
恋飴
自由詩
1
10/9/10 1:37
妖怪
アラガイs
自由詩
1*
10/9/10 0:54
夕焼け、秋
真山義一郎
自由詩
19
10/9/9 23:56
九月は誰もが遠ざかる
みぞるる
自由詩
4
10/9/9 23:53
底辺の陽
朧月
自由詩
1
10/9/9 23:24
ラコステ遊(すさ)び
salco
散文(批評...
8*
10/9/9 23:16
平成二十二年九月九日の短歌
TAT
短歌
3*
10/9/9 22:09
大げさなヒステリック
マサトシハラ
自由詩
0
10/9/9 21:48
アパッチの雄たけび
TAT
自由詩
0*
10/9/9 21:40
汚い詩
新守山ダダマ
自由詩
1
10/9/9 21:25
上大岡で逢いましょう
花形新次
自由詩
2+*
10/9/9 20:34
括られた九月
小池房枝
短歌
2*
10/9/9 20:20
創書日和「平熱。」
狠志
自由詩
1
10/9/9 19:51
また、ね。
Sa;
自由詩
0
10/9/9 19:51
3825
3826
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3828
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3830
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3850
3851
3852
3853
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3855
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3857
3858
3859
3860
3861
3862
3863
3864
3865
加筆訂正:
ラコステ遊(すさ)び
/
salco
[10/9/10 1:46]
試合追加しました
7.81sec.