森林をそこらじゅうに
フジテレビをつけながら
遠くのアメリカ大陸にあるのだと 木造船の中で 凝視する
古雑誌をめくり 大いに 凝視している
大王イカが 瞑想する
木々を 子供の部 ...
一日が終わると
浴室で安らぎの時を過ごす
さまざまな匂いがたちこめ
すべてを忘れ
バスタブに身をゆだねる
独りは淋しいけれど
一人は自由だから
疲れきった顔が
薔薇色に染ま ...
ぼくは ぼくは ぼくは ぼくは ぼくは きみ
はじめましてもさようならももう意味がない
はしっこもまんなかも距離もかたちもあいまい
ふたりは観測者 やりようによっては創造者
どこへ ...
きょう楽しくて
たくさん笑ってしまったから
きょう死ななければならないな
と
おもった
したしい浴槽に
清潔なおゆ
わたしのからだは黒ずんで
おおきな澱
しっている
海はも ...
なぜかはわからないけれど、世界はとおくにある。
朝顔の花でつくるいろ水や、
海辺でひろう角のとれたガラス、
いいにおいのする果物の皮
そういう、心地よくて意味のないものになりたかっ ...
足を開いて見せつける
ここがお前の帰り道なのだと
「サア、オカエリ」
お前の帰りを待っていたんだ
開ききった肉をぶら下げて
渇き切らない血を匂わせて
...
高い店の女だからと言って、
いつもの店の女よりも、
相対的にいい女がくる確率が高い、というだけであり、
たとえば今日の女のように、
まあ、普通だなあ、ということも、ある。
悪くはなかったけれ ...
見失った?
そらしたつもりなかったのに
突然消えた
目の前にあったんだ
今は何もない
あるのは孤独
無いのは意味
酷く歪んで
馬鹿馬鹿し
手離した?
離すつもりなかったのに ...
そらのうえのうみは
いつもさらさら
かぜのおどるうみ
くるぶしのあたりで
さふさふ ささふ
くすぐったくて
つめたい あおいろ
あめいろのひかりの ...
あいしてる
るてし、いあ
ていあい、る、し、
いる、し、て、、、あ
こんなふうに
散らばっていっても
君には通じるかな ...
ゆらめいて
いくつもの色がゆらめいて
地上に暮らす僕は
少し先の陽炎に
夏を見る
そうしているうちにも
流れてゆくすべてが
今日を何処かへ運んでしまうので
僕は何か大切なものを ...
ともだちはきれいな、大きい粒の星が見たい
眼をキラキラとさせて言うのだった
ある日
あの娘が他の男と愛を確かめていることを
僕は知った
がらんどうになった胸の内が
発熱し出して ...
帰り道、あまりにも星が綺麗で、立ち止まって、見上げた夜空。
車が、横を通り過ぎて、雑音の一つとなる。
こんなにも、綺麗な夜空が見えてないのかな、なんて心配をして、もう少し見上げた。
...
夏の風物詩と言われる
花火を
無感動に眺めながら
りんご飴を食べる。
がりがり、がり
やっぱり小さい方にしておけばよかった、
なんて考えて後悔して
爆発音はわたしを揺すぶらないの ...
ぼくの胸のなかには
夕ぐれのかたまりが埋まっている
まだ少し青い
おさないトマトのような
ゆううつを潰していく
苦笑いに似た音をたてて
きみ ...
あなたには
いつだって
会いに行くよ
うつくしさ
いらない
ここには
すべて
夢ならいいのに
虚ろな階層で
落ち窪んだ眼を見開いて
小鼻のあたりをうろつく
蜉蝣のような情熱を追いかけていた
窓には汚れがあり
隣人は頭がおかしかった
サイケデリック、を ...
そのころ
灰色の頭部をした
理知的な蛸のやうなものが地上を統べ
うつくしい名画さながらに平原を
ナナめに逃げ惑うひとびとを捕らえては
おちこちのしかかっている
(すぐれて理性的な蛸の あ ...
夜眠ってても、蝉時雨が消えない。七日たてば、おさまるのだろうか。
高齢化進む集落で
早死にの父母の帰りの盆の中
蒸し暑い昼間を避けての掃き掃除
誰がやれとも言わないが
休みなく働いて
疲れていてもやり遂げる
遺伝に ...
彼の部屋にあるティシューは やわらかい
アレルギー性鼻炎
花粉症
年中 くしゅん くしゅんしては
豪快に鼻を噛む 彼
大王製紙エリエールのローションティシュー
他の類似商品では駄目だ
...
統計的に晴れることが多いという日がある
八月六日もそうなのだと思う
エノラゲイは晴れた空からしか投下しないと決めていた
その女はどんな人生を生きているのだろう
人間に思いというものがあるならば ...
ぼくが死んでから分かったことだが家族はばらばらだった
じぶんの死よりそっちの方が悲しかったぐらいだ
ぼくはママやおにいちゃんやパパといつもいま一緒だ
時空をこえるというのはこういうことを言うんだ ...
バスを降りると
そこは広場だった
時計台
ハムを売っている。
パン屋に入り
鏡をのぞくと
沢山の自分がいる。
親は2枚の鏡に気づく
またバスに乗って
夜中に走っていく
噴水 ...
スプリングのいかれたベッドで
海にいけないかわりに
ジーンズは水着に 頭にシュノーケル
ここなら溺れる心配なんていらないさ
自由気ままに 泳いで潜れる
いますぐシャツを脱ぐなんてため ...
君にどう思われようと構わない
知ったこっちゃない
私は私で、隠し様がないのだから
あなたに嫌われようと私は私をしか貫けない琴線を
紅茶越しにそんな目で視ないでくれ
だけれど ...
不思議だね
目を閉じないと
見えぬもの
蛍光灯の
残光と、 あと
気合もろとも
弾ける
空に
バッタとは
よく名付けてくれたものだ
宙に跳ぶ瞬間を
実に巧く音に写しているではないか
気合もろとも
爆ぜる
空に
この細い脚だから
気合 ...
夜汽車が乾いた舌を出して
すべての生き物の上を
通過していく
右手にいる花崗岩の軟体動物が
左手に移りたがっているのに
左手はまだ
公園の砂場で遊んでまま帰ってこない
雨上が ...
あのひとから詩集が送られてきた
僕は
よく読んでる詩人の詩集に
何ページか付箋して
あのひとに送った
ごめんなさい
詩集だって
あのひとのほうがもっと沢山
読 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
船の揺れる中で
番田
自由詩
3
10/8/9 2:59
バスタブ
れもん
自由詩
0
10/8/9 2:02
自慰
鎖骨
自由詩
3
10/8/9 1:55
きょうの仕事
はるな
自由詩
3
10/8/9 1:34
憧れ
〃
自由詩
7
10/8/9 1:27
おかえり
ala
自由詩
0
10/8/9 0:48
いい女とは
はだいろ
自由詩
3
10/8/9 0:20
透明人間
逆鱗社長
自由詩
0
10/8/9 0:19
てんごく
鮎
自由詩
4
10/8/9 0:14
桜
H.美紗子
自由詩
0
10/8/8 23:54
「虹」
ベンジャミン
自由詩
7*
10/8/8 23:45
ほしとともだち
うめぜき
自由詩
0
10/8/8 23:22
帰り道。
狠志
自由詩
3
10/8/8 23:12
りんご飴
ゆず
自由詩
1*
10/8/8 23:11
ゆううつ
草野春心
自由詩
4*
10/8/8 23:09
箱庭
杳
自由詩
0
10/8/8 23:06
保存しますか?
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
10/8/8 23:05
雲
「ま」の字
自由詩
2
10/8/8 23:03
真夏
ハイドパーク
短歌
0*
10/8/8 22:34
はかれない砂時計
yoyo
自由詩
2
10/8/8 22:31
ティシュー
アマメ庵
自由詩
2
10/8/8 22:09
八月六日はいつも晴れている
吉岡ペペロ
自由詩
3*
10/8/8 21:49
ぼくの役目
〃
自由詩
3
10/8/8 21:25
これは○○○んだ!
ペポパンプ
自由詩
3*
10/8/8 19:39
海にいけないかわりに
永島大輔
自由詩
2
10/8/8 19:09
琴を弾く女
H.美紗子
自由詩
2
10/8/8 18:32
なぞなぞ ─大人の休日倶楽部□
佐和
短歌
4
10/8/8 18:07
バッタ
曲がり屋レオ...
自由詩
6
10/8/8 17:13
夜の虹
たもつ
自由詩
2
10/8/8 15:03
愛の詩集たち
藪木二郎
自由詩
1*
10/8/8 12:50
3820
3821
3822
3823
3824
3825
3826
3827
3828
3829
3830
3831
3832
3833
3834
3835
3836
3837
3838
3839
3840
3841
3842
3843
3844
3845
3846
3847
3848
3849
3850
3851
3852
3853
3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
加筆訂正:
ブラック・コンディション
/
乾 加津也
[10/8/8 22:38]
最後から5行目を修正
ご飯が二人前
/
くれいじー・こすぎ
[10/8/8 20:44]
進もう歩いて⇒進もう歩もう、必ずダシじゃ⇒必ずダシは、思った矢先⇒思った矢先に
6.19sec.