夜のなかの 鳥と楽譜
路地の壁に またたく音
ひとつとふたつを
くりかえす白
氷のはざまが
碧で居る
あともどりできない
くちづけをする
かさぶ ...
現代詩葬るを探偵する現代詩ホームズは犬。匂いで分かるの。
被害者は現代詩だって。なに? 誰が死んだの? いや別に。悲しくは
ないけれど。事件は会議室では起こってないみたい。静かだし。
みんなフリ ...
止まらない感情が ビルの隙間を通り過ぎていく
遮るようにして人が 慌ただしく歩いて行く中を
君は誰かと手を繋ぎ 去っていくのをただ眺めていた
立ち止まったままの僕は 一体どんな顔をしているんだろ ...
汽笛が鳴って観覧車が発車する
ゆっくりとした速度で空を進む
向かいの席に座った初老の女性が
リンゴを剥いている
いかがですか、と勧められ
親戚でも無いのに半分をいただいた
リン ...
少女はこともなげに言う
おばあちゃんがいなくなったら
私がしてあげる
老女は静かに笑う
いてもいなくなっても
あんたがやってくれるか
受け継がれるとは空気のよう
暑いなり ...
一日と十日ばかりの荷物を運転手に預け
夜行バスに乗る
運転手は脂臭い息で
人差し指と首を使い
乗客の点呼をとる
狭いシートにもたれかかり
後ろの客に会釈をしてシートを下げる
旗手はく ...
たとえば
すごいといわれるがわから
いうがわにまわったとして
それは
口座に10円を振り込む
程度のやりくちで
好転するという
ことらしいから
あまり
きにせずにきょうも
すごいと ...
ある日 目覚めると
世界は少し 変わっていた。
ある人は そう思って
すべてを好奇心の目で見る。
毎日 目覚めは同じで
世界はいつも 同じ顔をしている。
ある人は そう思って
...
地球は
幾重にも柔らかな網に乗せられていて
その網を
揺らしたり波打たせたりする幾つもの手がある
重力波は
透明な魚たちの形をしていて
青い球を
つんつんつんつんしている
歳差 ...
雪が降り
寒さが辛く
体に滲みる
凍える。
餅を丸めて
汁粉にいれ
体を温める
痛めた足を
癒す。
学問と共に生き
学問と共に死ぬ
人の命を助ける。
困っている人を
...
じわり、じわり
おぞましい何かが
昼寝のあとの
とろけたわたしに
迫ってくる
自分を嫌いになることは、
悲しいことだよ
きっと
きっと
とても悲しいことさ
冷房が最高に効い ...
言葉に鋭敏になろうとする僕は
言葉から復讐される
言葉で顕わになどできやしないと
世界は刻一刻と産まれ続けるだけだと
跨線橋の階段を登って行く
夕焼けは淡く世界を染めている
こ ...
死んだ魚の目
波打つことのない中心
辛いと言ったら嘘になる
楽しいといっても嘘になる
所詮は半端者
変わらない毎日が過ぎてゆくだけ
ときどき不意に我にかえりながら
口角を上げる
一人は「今日あの女来なくてよかったー!ま、消えてくれるのがあたしの望みなのよ」と言いました。
一人は「早く楽になれよ…逝けばいいんだよ…あほくさ」といいました。
攻撃してくる、他に ...
俺なあこの店をたたんだ後には
ドクターフィッシュの店やるんだよ
立川か国分寺あたりに店出すんだよ
踵の角質を食わせてやるんだよ
ドクターフィッシュは食うんだよ
食ったらみんな健康になるんだよ ...
俺は鶏を追いかけている
なんの意味もありゃしない
なんの希望もありゃしない
奥さんが冷めた目で見てる
俺は恥ずかしくてしかたない
なんで鶏を追いかけているのか
俺には全然わからないけど
...
鮭の眼球が恐ろしいから
私は切り身だけを購入する
鮭の眼球が恐ろしいから
私は切り身だけを購入する
ガスコンロの炎で炙り焼き
米飯のおかずにして食らう
米飯だってでも気持ち悪いよ
あんな ...
壊れた心がオイルのように血を流す。
皆が僕に死んでほしいようだ。
殺人的スケジュールを前に、
年内には胃に穴が開きそうです。
進め、進め、進め。
進むべき道なんて無いよ。
進め ...
{引用=
炎の涙が昇華し
散りばめられた光彩の
上空を切る高圧線の名は
一瞬に置き去りにされる
はなやぎの漣が広がり
煙の巨人は叫ぶが
底知れぬ闇は隠された
消えて ...
夏空からのさそいは、
手にあまる 光りの束
私は私が赤く錆びてしまわないように
少しばかりいばった母親の顔になって
子供達の好きなパンを焼く
summer’s kitchen
女の ...
暗い岩陰で炎々と青が光る。
一粒の青。
その青い粒は
輝きの絶頂で突然、
光るのをやめた。
残ったのは、
闇。
微かに見えるのは
黄色くぼやけたその残像。
やがてそいつは
再び輝き ...
イッテキマス
90ねんだい 好きだから
迷子になるより
先に恋して
頭のてっぺんから落ちていく。
なぜこのような状況になったのか
自分の身に降りかかる災難を
深く知る余地もないが
下へ向かって、
何かにぶつかることもなく
ただひたすら沈んでいく。
底があるのかど ...
其処にあなたはいるのに
イラナイ
と云ってしまう喪失感
自分のペースを
取り戻し
師匠と話す。
楽になる。
世の中が
好転した
人は先生先生と
よってくる。
苦しみは消え
耐える。
君の笑顔を
見たいから
彼らの歌に嫉妬する
あまりに上手に歌うから
僕の歌は群集に掻き消された
もう歌う場所すらない
『お前は産業廃棄物』
『ギシギシ軋むのがお似合いだ』
嘲りの歌が聞こえてくる
そ ...
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue
}
あしたてんきになあれ
ふたりでデートにいこう
きょうは週末ハッピー土曜日
いっしょにあそぼっ ...
あなたとわたし
二人だけ
誰も入ってこないよう
内側から鍵をかけた
ロンリーハート
凍えそうな夜とも
今日でさよなら
ああ
密室の恋
あなたとわたし
骨になるまで
...
あの日、あなたは逝ってしまったと
聞いた
ぼくはドーン・グロウの朝焼けを
小さな宝石にして
ポケットにしまった
憎しみは残り続けるかもしれない
しかし、憎しみとはなんと
陳腐 ...
起きぬけに 聞こえ驚く 蝉の声
*
蝉の声が 珍しい 訳じゃあ 無かった
地元でも 聞いていた 筈だった
だけど 起こされる迄の 大音量は
初だったので
思わず 録音スイッ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜羽行
木立 悟
自由詩
3
10/8/21 23:15
現代詩葬る
キリギリ
散文(批評...
0
10/8/21 23:14
心
SEKAI ...
自由詩
0
10/8/21 22:40
汽笛
たもつ
自由詩
4+
10/8/21 22:31
少女の手
朧月
自由詩
4
10/8/21 22:22
夜行バス
スタイナーシ...
自由詩
1+
10/8/21 22:21
五六六九九九九〇〇〇
a
自由詩
0+
10/8/21 22:20
新しい あるいは 同じ世界
美琴
自由詩
1
10/8/21 22:03
さなかさかさまのさかなたち
海里
自由詩
2*
10/8/21 20:59
ONLY TO LEARN
ペポパンプ
自由詩
3*
10/8/21 20:51
「只今飼い主募集中です」
ゆず
自由詩
3*
10/8/21 20:23
鈍い感覚器
kauzak
自由詩
4*
10/8/21 20:18
半端者
ゆず
自由詩
1*
10/8/21 17:56
NECとSAPジャパン、中堅企業向けのBI領域で協業
akb48
自由詩
0
10/8/21 17:55
三多摩
セガール、ご...
自由詩
2+
10/8/21 17:48
十姉妹
〃
自由詩
1
10/8/21 17:47
マカロニ
〃
自由詩
2+
10/8/21 17:46
洞穴ポンプ。
菊池ナントカ
自由詩
0
10/8/21 17:33
夏の楽譜Ⅱ
まどろむ海月
自由詩
4*
10/8/21 16:50
さくらんぼ
月乃助
自由詩
14*
10/8/21 15:55
星が空にのぼる
惟壽
携帯写真+...
3*
10/8/21 15:53
音楽回帰
佐和
短歌
3
10/8/21 14:58
光の差すところ
惟壽
携帯写真+...
1*
10/8/21 14:08
喪失
れもん
自由詩
3
10/8/21 13:15
ワルツ
ペポパンプ
自由詩
2*
10/8/21 13:00
みんなのうた
うずら豆
自由詩
1
10/8/21 12:18
てんき
にゃんしー
自由詩
2
10/8/21 11:30
密室の恋
花形新次
自由詩
0
10/8/21 10:50
朝焼けの葬送
真山義一郎
自由詩
27
10/8/21 10:36
夏帰省
藤鈴呼
自由詩
2*
10/8/21 8:56
3805
3806
3807
3808
3809
3810
3811
3812
3813
3814
3815
3816
3817
3818
3819
3820
3821
3822
3823
3824
3825
3826
3827
3828
3829
3830
3831
3832
3833
3834
3835
3836
3837
3838
3839
3840
3841
3842
3843
3844
3845
加筆訂正:
さくらんぼ
/
月乃助
[10/8/21 16:06]
誤字を訂正
5.94sec.