きちがいのきれいな歌声が
鞠のように転がる夜明けの街路
途切れた記憶が空気に触れて
朝露となってショーウィンドウでこと切れる
ぼくは眠れなかった
きちがいの歌声 ...
『ビュービューの実』の
俺は風人間
打撃も斬撃も
...
私は砂糖菓子で出来ている
科学者の興味で作られた
私の体は砂糖菓子で出来ている
誘え
誘えと
中から声が聞こえる
あまい身体で男を誘惑しては
愛されることに溺れていっ ...
俺は只
空を見上げて
こう思う
今日も『生きろ』か、、、
ハイ♪生きますよ
どうしても欲しい本があったから
適当な理由をつけて仕事を切り上げた
書店の前は長蛇の列ができていて
整理券は僕の少し後ろで配り終わった
それを確認すると並んでいた人達は一気に散らばっていった
...
おばあちゃんは パーマをかけてるの?
少女が触った髪
それは 髪、と言うよりも ごわごわの
大きなタワシのような 感触
昔は あなたみたいに
美しい 髪の毛だったのよ
ごわごわの中 ...
器
報酬に見合う働きしていれば白日のもと何を恐れる
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役員 ...
夏休み
坂の途中の煉瓦塀
遊び疲れて帰る途
突然、夕立の中
古いモノクロフィルムの
縦縞ノイズのような雨が降る
崩れかかった煉瓦塀の
裂け目から洋風の庭に
飛び込む
そこは荒 ...
こうやって、
毎日毎日絶えることなく
詩は生み出されているのに
ひとつとして同じものがないことに
人間の心の
多様さと
宇宙のような広さを感じて
驚きを隠 ...
それは
芸術家が作ったから“art”なのか
それとも
美術館にあるから“art”なのか
もし前者ならば
芸術家のまわりは………
そう、書き損じの一つでさえ“art” ...
蝉しぐれが猛暑をかきたてる
冷房は好みではないので
網戸からのかぜにまかせている
避暑が強制的でないだけに
それは それは ここちよい
世界は「生かされて在る」という
ウラノスからのメッセ ...
しなければならない事
それは
靴底を磨り減らす事
それは
足跡を固める事
それは
書簡を認める事
先に潜む物を
胸の奥深く捕らえよう
週末には
ビー ...
しずかに流れる時間
ゆっくりと確実に
きつくなる腐臭
これじゃあ
まるで愛しさが
溢れてしまったようで
だからとても
満たされている
ずっとこれから先も
隣に居てほしい
約束、した ...
ある真夏の日
万障繰り合わせの上
故郷の川で
友釣りを始めた
はじめに私を鼻に掛けて
流心に泳がせていく
すると懐かしい
あの顔とあの顔が
あの顔のまま針に掛かって
...
ノートなどを見るのであれば
私は白く綺麗なノートがいいのである
シャツを買うのであれば
とても白くて綺麗なシャツが欲しいという風に
広い海に入るのならば
浅瀬のない 遠くの深い海へと ...
手をつないじゃった
わたしほころびちゃった
言葉少なになった
ほうり込む飴玉
どこもかしこもとろけてる
目覚まし本人確認 奥底の
おでまし頬紅かんざし
遠目にわたし見たら ...
たとえば今日何もできなかったとして
明日も何もできなかったとする
そして昔も何もできなかったとすれば
無能だから
ボアズキョイに行くという
手紙を残して
違うところに行く
たとえ ...
期待以上の事は誰もできやしない
聞いてほしい
見てほしい
ない事ある事
すべてぶつけるよ
よほどの雨 平らなアスファルト 足早に歩く君 僕
濾過され ...
おばちゃんに先導されて何気ないビルをエレベーターで五階にあがった
ほそい通路をニ度ほど折れておばちゃんがドアをあけた
そこがコピーショップだった
数分のうちに千元のブランド時計が五百元になっ ...
ひとり部屋のはずがふたりでダブルになっているとかテレビがつかないだとか灰皿がないだとか部屋履きスリッパはどこにあるのかだとかを片付けているうちにもう夜が静かになっていた
NHKをつけっぱなしにし ...
きょうは雨曇りで涼しくてからだが楽だった
オフィスの窓に雨粒のしぶきが散らばっていた
ふがいない部下を怒りながらじぶんをダメ上司だと思った
なにこいつに、オレの自尊心傷つけられてんだよ、
...
「彼女からの伝書鳩を心待ちにしたものだ」
前時代的な。そう思う俺は、彼女からの手紙を待っている
「彼女からの手紙を心待ちにしたものだ」
前時代的な。そう思う俺は、彼女からの電話を待っている
...
僕はそのままの姿勢でいたかった
分度器ではかったような角度をたもったまま
もう起き上がらないでいたかった
まっすぐでいることは
まるで奇跡のようです
光は希望のたとえとして瞳の水晶に ...
【SURVIVOR】
戦闘機が飛び交う空から
太陽を背にしてクラスターボムが落ちてくる
泣き叫び逃げ惑う人々の中
屍に躓き逃げ遅れた男は天国へ逝った
...
暑い日には
「アイス」ではないかと思い
なるべく皆がたくさん食べられる
しかも
私の好みの
バニラにチョコクランチのを
買って帰ると
「おやつはなにか?」と
ドタバタと二階から降りてく ...
人と言うのは
慢性化
しやすいからね
道に 人が来ない
今日も 来ない
そうすれば 人は
その道を
人が 通らないと
思うんだからね
★,。・::・°☆。・:*:・° ...
白色でもない意味を
内容として 見つめている
大気の流れを 抹消する
深夜の時間の 彼方として
塊の内部として
手にしたばかりなのは しおりだった
胸に抱いたのは 人間
紙ぺらとして ...
ただ
遠くへ行きたいと
願った。
それだけのことなのに
こんなにも
おそろしい
碧。
突然だが、自分の居るのはいつも辺地だ。と、最近あらためて思った。君はどう思う。数百年の歴史を持つ、世界有数の人口稠密地に暮らす君には、ちょっと迷惑な話かな。
各自にとっての中心は各自自身だとする ...
︱{ルビ淡々=あわあわ}と、それはとおく
ほうほう
紅いろ帯びた西域は灼け
あれは記憶に薄れゆく
旺盛なる高温期の名残りか
あるいはまた
時の{ルビ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まるでおだやかな宿命みたいに
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
10/7/20 22:09
自然系(ロギア)の悪魔の実
TAT
自由詩
2*
10/7/20 22:07
砂糖菓子少女
梨玖
自由詩
1
10/7/20 21:51
神様あの野郎
TAT
短歌
5*
10/7/20 21:51
義務と権利
1486 1...
自由詩
1
10/7/20 21:46
ごわごわ
藤鈴呼
自由詩
2*
10/7/20 19:59
雲の壁 3
眠り羊
短歌
0*
10/7/20 15:48
お化け屋敷
……とある蛙
自由詩
8+*
10/7/20 12:59
ほら、今だって
くろきた
自由詩
3
10/7/20 10:19
屁理屈
〃
自由詩
2
10/7/20 10:15
忘れた夏(九)
信天翁
自由詩
2+
10/7/20 9:36
逆襲
寒雪
自由詩
2
10/7/20 7:47
指切
杳
自由詩
1
10/7/20 3:10
友釣り
小川 葉
自由詩
8+
10/7/20 3:03
外車で
番田
自由詩
2
10/7/20 2:00
牙付きデート
坂井ハナ
自由詩
4
10/7/20 1:18
何もできないのは無能だから
a
自由詩
1
10/7/20 0:38
聞こえる
木製金属
自由詩
0
10/7/20 0:26
洞窟にかける鍵
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/7/20 0:21
洞窟のそとで
〃
自由詩
0
10/7/20 0:19
ひかりに照らされた洞窟
〃
自由詩
3
10/7/20 0:18
SFのようなもの
R.F.
自由詩
0*
10/7/20 0:04
「屈折」
ベンジャミン
自由詩
2*
10/7/19 23:49
SURVIVOR
綾瀬たかし
自由詩
1
10/7/19 23:47
ただいま
蒼木りん
自由詩
1
10/7/19 23:46
*プライド
藤鈴呼
自由詩
2*
10/7/19 23:20
とある画家としての、夜
番田
自由詩
2
10/7/19 22:43
碧
李伍 翔
携帯写真+...
1*
10/7/19 22:35
手紙
「ま」の字
自由詩
1
10/7/19 22:32
遠山
〃
自由詩
6
10/7/19 22:25
3843
3844
3845
3846
3847
3848
3849
3850
3851
3852
3853
3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
3861
3862
3863
3864
3865
3866
3867
3868
3869
3870
3871
3872
3873
3874
3875
3876
3877
3878
3879
3880
3881
3882
3883
9.12sec.