めずらしく
たったビール2本で
酔いが足をからませる
まっすぐ歩いているつもりが
どんどん道の
真ん中に寄っていく
ボワンとした視界に
でんとトラックが
踏み切り待ちしている
...
私はたそがれたいのだった
熱い紅茶をくちびるを湿らすように飲むと
赤い楓の葉がぼんやりと庭先に佇んでいる
胸がぐっと引き裂かれていくと
むき出しになった夕陽がじゅくじゅくとして ...
愛すには資格がいるって本当かな
教えてほしい 告白前に
ラブレター 書き上げたなら誤字脱字
偏差値上げて 出直してくる
目に届く 君のラブリー まぶしくて
やっぱりぼくは垣 ...
地獄の底で崇められた太陽は
私を罪ごと焼く
影は地獄へ届き
呻き声が溢れる
誰もが夢見た天国には
誰もいなけりゃ
花も咲いていない
不意に堕ちる
喧騒は大きくなる
感情の洪水
...
■様々な事がありしもこのように暮らすつましさほどほどの幸(さち)
頬を赤らめて手を振るんだ
二人はそれで
今日の所はサヨウナラ
また会う日まで
いつ会える?
できるだけ早く
そう願っている
空気が
二人を包んでいて
それは時には
黄色で
赤 ...
真剣に
俺が女で
あったなら
アタシは俺が
彼氏とか無理
フられたり失業したり
リアルに嫌な事があった日は
...
指先で蠢く明日の匂い
触れられないから
ぼんやりと
唯々ぼんやりと
眺めるしかできなくて
願ってみたり
祈ってみたり
いつかしたようなことを繰り返す
優しさで世界が溢れ ...
君は孤独なんだろう
死を刈り取って、集める日々
鎌のお手入れは行き届いてるかい?
備えあれば憂いなし
死に関して敏感な君は現場に赴くときはどんな手段で参るのさ
死に関して ...
自動販売機の 無骨な音は変わらないのに
近頃の 缶コーヒーは旨い
低気圧が近づいて 波が高い
海水混じりの風が 鼓膜を揺らし続ける
俺は 不味いコーヒーが飲みたかった
歯が溶ける甘味
...
悲しみを悲しみで打ち消すような
私たちの想いは重なりますか
思い違いしすぎて日が暮れて
まだ間に合いますか
方向おんちはなおらずに
あなたの元へたどりつけない
ナビの応答がいつからか
...
きれいな部屋
テレビから伝わってくる
澱んだ空気
...
小さな木の箱に
青灰色の小石が入っている
特別な宝石や鉱石ではなく
河原に幾らでもある
丸っこいありふれた石
箱の中に白い布が敷かれ
その上に置かれている
箱は石の為の棺だ
あの人 ...
こんなに好きなのに
こんなに陳腐な話ばかりしている
おまえはさみしがりやだ
おれはおまえのそばにいてやれない
社会制度の枠組みではいてやれない
嫉妬する気持ちなんてだれに ...
シェリーを2種類たのんだ
ふたりで飲み比べてみた
ちいさなグラスだった
おまえはそんなに食べなかった
麹町のスペイン料理店
チョイスがわるかったかな
四ツ谷までふた ...
胸のなかから顔をぬいて女はつよい眼で幸せになるからと、そう言うのだった
幸せとはなんであろう
家族をもち誰かと人生を歩いてゆくことだとでも言うのだろうか
きょうぼくらは幸せではなかっ ...
ともあれ危機は全力で回避された。
デーモンに追い詰められもう駄目だ、ついにおれもこのまま無残に死んでしまうのか、もう一度だけつるとんたんのうどんが食べたかったな、ヴェルチ飲みたかったな、などと諦 ...
看板の広い背中にすっぽりと隠れた二人は
サウナから出た時点で 遠回りするつもりだった。
遮断機のように通せんぼする右手。
タクシーが止まる、雪が降ってきていたのかもしれない。
交錯する足跡 ...
長い、長いあいだ一緒にいた。
何回も泣いて、何十回も中華料理を一緒に食べた。
何百回もわがままを言い合って、同じくらい抱き合った。
水族館。
おんぼろの原付。
昼間のコインゲーム。
は ...
天気の良い日だった。空はあくまで青かった。
限りない空間が存在していた、それはわたし
に手を差し伸べようと努力していた。一歩踏
み出す、その毎に、つま先から花が生まれる。
生まれた花は風に飛ば ...
私は寝ころび空を見上げる
病床の窓を通して
流れゆく雲は次第に形を変え
何かに似せては崩れてゆく
また、青は
濃淡で季節を告げ
気がつけば鮮やかになり
気がつけば冷めてゆく
雨 ...
晴れた日はどこか居心地が悪いから
少しうす曇りくらいがちょうどいい
平日はどこかよそよそしい雰囲気だから
週末の土曜日くらいがちょうどいい
昼時はそれでもどこかあわただしさを隠せな ...
キリンと戯れたい
軽く叩いてみたり
あだ名をつけて呼んでみたり
紋様をなぞってみたり
同じ目線に立ってみたり
たまにリンゴを与えてみたり
鼻と鼻を合わせてみたり
背中に乗っかって ...
バラの花が落ちてきて
キラキラきらめいて
スネアドラムの音
ハープの音
チェンバロの声
ブランデー入りの紅茶
メルヘンの世界
ハモンドオルガンの清らかさ
今日も外は雨
テレビ ...
おまえは馬鹿だ
本物の馬鹿だ
この世に何をしに来たのかも忘れて
くだらない時間つぶし
人生とは
自分で自分の首を絞める
その力を少しずつ少しずつ
強めてゆく
やがてじりじりと
...
金網、
地軸と同じ傾きで立つ僕ら
毎日、相談するような、探るような、臆病な、笑い声
いとも簡単に共倒れる覚悟だけが
信頼、のような
美空
君の腕が、僕を抱きしめるように柔らかく覆い、
...
あと何年したら自由になれるだろう
この部屋の三角の天井に
ひらかない天窓
こんなはずじゃなかった
あたしが欲しかったのは
青い天にとどく窓
猫の息子が鳴くから
もうすぐ部屋に行 ...
孤独は貴方にとって
最良の友だ
なぜならば貴方は
詩人なのだから
■役割を銘々決めて分担し果たす幸せ心穏やか
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
酔っ払い
森の猫
自由詩
11*
10/8/28 0:01
たそがれたい
うめぜき
自由詩
2*
10/8/28 0:00
初恋
あまね
短歌
5
10/8/27 23:46
忘却
tam
自由詩
2
10/8/27 23:36
家の人たち 3
波乃
短歌
0*
10/8/27 23:27
可愛らしい二人
Oz
自由詩
1
10/8/27 23:20
自明の理
TAT
短歌
0*
10/8/27 23:17
臆病な俺は一等ギラギラのナイフをヤフオクで落として安心を買う
〃
自由詩
1+*
10/8/27 23:12
傍観者
もずず
自由詩
2*
10/8/27 23:02
死神
しょうた
自由詩
1
10/8/27 21:57
缶コーヒー
アマメ庵
自由詩
2
10/8/27 21:54
いつかの日まで
朧月
自由詩
2
10/8/27 21:28
3人で押す1つのボタン
ゆず
自由詩
3*
10/8/27 21:25
創書日和【箱】小石の棺
大村 浩一
自由詩
10*
10/8/27 21:09
おれはおまえのそばにいるのか
吉岡ペペロ
自由詩
2
10/8/27 20:09
四ツ谷まで
〃
自由詩
5
10/8/27 19:54
幸せよりうえは楽しいってこと?
〃
自由詩
2
10/8/27 19:38
チューズディ・サンダー
捨て彦
散文(批評...
1
10/8/27 18:53
夜の二人
プテラノドン
自由詩
0
10/8/27 17:38
すこしむかしのこと
はちはちよん
散文(批評...
1*
10/8/27 16:38
東京、渋谷ハチ公口に
石黒あきこ
自由詩
1
10/8/27 15:31
病床の窓辺
モリー
自由詩
4*
10/8/27 14:27
土曜日の夕立
山口清徳
自由詩
0
10/8/27 14:10
キリン
葛西曹達
自由詩
0
10/8/27 13:17
Friday night
ペポパンプ
自由詩
2*
10/8/27 12:22
馬鹿
ふくだわらま...
自由詩
1
10/8/27 12:03
男の子と、夏
アオイリョー...
自由詩
1
10/8/27 11:58
コスモス堤防
蒼木りん
自由詩
3
10/8/27 11:38
孤独
ふくだわらま...
自由詩
2
10/8/27 11:25
家の人たち 2
波乃
短歌
1*
10/8/27 10:48
3844
3845
3846
3847
3848
3849
3850
3851
3852
3853
3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
3861
3862
3863
3864
3865
3866
3867
3868
3869
3870
3871
3872
3873
3874
3875
3876
3877
3878
3879
3880
3881
3882
3883
3884
5.33sec.