背中の曲がった老人が
夕暮れに向かって歩いている
歩きたいのだ
だれも
彼に杖を貸してはいけない
赤ん坊を抱いた女が
夕暮れに向かって歩いて ...
離れたくないといったのは、僕のほうで。
離れたいといったのは、君のほうで。
僕らの手は、最初っからみたいに。
空気を掴んでた。
離れたいといったのは、やっぱり僕のほうで。
...
一人暮らしにふさわしい30cm*30cmの机をはさんだ向こう側
君は寝息を立てて眠っている
とは言っても実際、デスクに向かう僕には寝息はとどかない
寝顔は見えて寝息は届かないそんな絶 ...
もしかしたらこれって些細な悩みなのかな
ちっぽけなことで躓いては立ち止まる
あまり不自由したこともないのに
何かが足りない気がしちゃうよ
もしかしたらそれってただのわがままなのかな
ちっ ...
公園でタバコをくゆらせていると
大胆不敵な白いヤツがやってくる
ニャンと甘えた声で
*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
俺はもてない。
だから女と付き合った事がない。
草食系とか異世界の話だ。
それどころか男ばかりの学校しか行かなかったので話もしたことがない。
女との縁は通学の際にすれ違ったりする ...
ぼくは一人で
柱の陰に背をあてている
柱の外の
広がる世界のそこここに
ヤスコとトシユキとマユミとアキラと
たぶん立ったり座ったり けがを負ったり
だれかの太ももをたたいたりしているけ ...
朝が来るのも、夜が来るのも
自分の目が覚めるのも、眠くなるのも
勉強があるのも、仕事があるのも
自分がいるのも、他人がいるのも
賞賛があるのも、罵倒があるのも
嬉しくなる ...
ただ、月を見上げる
なんでかな
ソンナニ嫌われる理由
親になったら
忘れちまったよ
東京に
人の意のままなる似せ
緑を造って
生きるってなに
マネキンが ...
自由を求めるあまり
僕は一人わがままになった
皆に僕の言うことを聞かせるため
ひたすらに頑張った
やればやるほど
皆褒めてくれるのに、どんどん遠ざかっていくようなそんなきがした
僕は一人に ...
もうすっかり真夏だというのに
町内を一匹の羊が歩いていた
川を探しているようだった
取り壊しが決まって無人となった団地が
フェンスと草むらの中に
数棟納まっている
淋しい幼 ...
桃ずきんちゃんは
その名の通り
桃色のパンティと
それがチラチラ覗く
超ミニのスカートをはいて
ズッキン ドッキン
ズッキン ドッキン
歩いてる
ある日
森のなか
熊さんと
...
ほんとうか
どうかわからない月がある
空を見る
隣に見える星は
月にむかって首かしげてる
歩く私の
影も吸い込まれた黒の空気に
命細々
永遠を夢みていた頃の映像を
心に ...
浅瀬の悔恨
波打ち際の羞恥
足もとの砂をさらってゆく喪失という名の波
これ以上
ぼくをなぶって何とする
これ以上
ぼくをあざけり何とする
冬瓜は夏の瓜
翡翠色に煮あげて冷やして食べます
石敢當さんの好物で
石敢當さんは
「これを食べると力が出るんだ」と
夏中ほくほく食べてたそうです
今では季節以外にも見かけるようにな ...
石の詩を書きたい
原石などではなく
その辺のただの石っころりんの
ひん岩とか、けつ岩とか、あんざん岩とか
まずその名前
貧血とか安産みたいだよね
それから
掘らなくても川原に転がって ...
{ルビ赫色=あかいろ}提灯が誘う、誘う
其れに似た色の林檎飴が
いかにも着色料使ってます、な感じで
艶めいていて笑う、笑う
{ルビ赫色=あかいろ}浴衣の女の子が走る、走る
...
電車は陽炎のレールを
すべるでもなくはうように
ホースの先を
つぶして持つ君の背中から
やぁ
と声をかけると
驚いた拍子の水を
よける間もなかった
光化学スモッグ注意 ...
横断幕を掲げて狐の団体が行進する
サクラマの山を下って
ミソグスの河を越えて
ブヒタナの街で尻尾を振って立ち上がる
嘖嘖 即即 黙黙
僕はヨシコと昼食の約束があるので
空に向 ...
跳ねるのどの熱さが手の平から伝わってくる
君は水面に顔出す金魚のように喘いでいる
昼下がり 西日は容赦なく目を射ち
閉じたまぶたで君を切断してみたい
どうしようもなく疑わしい 薄い影を踏み ...
もう絵はやめた
そう言っていたあなたが
鉛筆を一本買ってきた
照れ笑いを浮かべながら
これだけで描けるものを
それが今の気分なんだと
紙を忘れてしまったと
やっぱりち ...
死に向かい命に向かいどこへ向かう兵士は何も考えられない
今すぐに私は僕に戻りたい大人のままで子供でいたい
生命を君にうつしてみることで私は私を終えたかったのだ
葉を落とした木々のトンネルを抜けて
半島の北側を走る私鉄の
絶え間ない線路との軋轢を
心地よいささやきの様に夜毎耳にする
秋は未練を払い夏の毒素から解放され
今ひとたび人間を愚かにする静 ...
僕は殻を破って
やっと外に出た
そしてまず最初に
やったことは
自分の殻を
作ることだった
今度はもっと頑丈な
簡単に破れないような
そんな殻を
作ることだった
...
少女の横にかたい夢をおいたら
爪を立ててくる人が増えたよ
雄の人の横に旗をかいたら
腕になんかかいたよ
検査課のパグ似のオヤジ「タカサキ」の
つぶやく声する 今日も「バカバカ」
人様の ミス見つけては小躍りで
バカがバカがと 嬉々としながら
仕事はね ...
ああ せいしの片足をあげて 嵌り付いた窓の雲の景色をみて
真っ青な雲にみえるまっしろなくうも
動けがからだをゆさらせほぞかしている あったたかいちつつば
ああ なだいかんおけの衝撃と衝熱と唾を
...
父がテレビを見ていて
「昔は良かった」とつぶやく
おそらく白黒テレビの時代だろう
私もテレビを見ていて
「昔は良かった」とつぶやく
だけどそれはカラーテレビの時代
父は「いしだあゆ ...
あなたは今
この手紙をどんな気持ちで読んでいるのでしょうか
ぼくには想像がつきません
でも
あなたがこの手紙を読み終わった時
ぼくの想い伝わっていると嬉しいです
始まりがな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
帰り道
草野春心
自由詩
1
10/7/24 1:04
創書日和「出会い。」
狠志
自由詩
0
10/7/24 0:38
Dear Friend
元
自由詩
2*
10/7/24 0:19
パズル
1486 1...
自由詩
1
10/7/23 23:49
ニャンコ色
殿上 童
自由詩
10*
10/7/23 23:38
俺の探検
日雇いくん◆...
散文(批評...
4*
10/7/23 23:30
かくれんぼ 2
オイタル
自由詩
1*
10/7/23 23:16
我が世とぞ思ふ
jam-O
自由詩
0
10/7/23 22:28
すぃ
〃
自由詩
0
10/7/23 22:21
独立願望
蒼木りん
短歌
1
10/7/23 22:19
トゥービーコンティニュード
jam-O
自由詩
0
10/7/23 22:12
パラボラアンテナ
たもつ
自由詩
4
10/7/23 21:57
桃ずきんちゃん
花形新次
自由詩
1*
10/7/23 21:49
路地裏事情
朧月
自由詩
2
10/7/23 21:18
去年(こぞ)の海
非在の虹
自由詩
0
10/7/23 20:06
冬瓜売りと石敢當
海里
自由詩
3
10/7/23 19:51
石と詩
〃
自由詩
2
10/7/23 19:51
イマジネーションパレード
梨玖
自由詩
0
10/7/23 19:14
よこしまなにじ
AB(なかほ...
自由詩
2
10/7/23 17:58
行進
乱太郎
自由詩
8*
10/7/23 17:19
『肖像』
東雲 李葉
自由詩
3*
10/7/23 16:40
にがお絵
まひ
自由詩
9*
10/7/23 16:39
Journey from me to last
きらく
短歌
0
10/7/23 16:25
旅客
瀬崎 虎彦
自由詩
2
10/7/23 14:51
脱出
くなきみ
自由詩
1*
10/7/23 14:11
ふみこめずやぃもゆ
十二支蝶
自由詩
0
10/7/23 11:11
タカサキ
雨音些末
短歌
2*
10/7/23 11:07
ごみ箱
十二支蝶
自由詩
0
10/7/23 10:59
昔は良かった
空美
自由詩
6*
10/7/23 10:24
許し
寒雪
自由詩
0
10/7/23 7:47
3822
3823
3824
3825
3826
3827
3828
3829
3830
3831
3832
3833
3834
3835
3836
3837
3838
3839
3840
3841
3842
3843
3844
3845
3846
3847
3848
3849
3850
3851
3852
3853
3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
3861
3862
加筆訂正:
紙としての灰色に
/
番田
[10/7/23 20:48]
修
あのライカのこと
/
番田
[10/7/23 20:22]
修
オレアイダ
/
瑠王
[10/7/23 13:39]
修正
4.81sec.