わたしは
鬼を育てている
小さくて可愛い
鬼を育てている
百年を わたしは三つに分け
大きいものは土に埋め
小さいものは火で燃した
一つ残った手まり程のを
わたしはするりと飲み ...
わかりきってることだけど
それがそこにあることが重要なのかもね
なにも言い切れないぼくたちが
届かないなにかをほしがることは必定で
それがそこにあるってことだけが重要なのかもね
あなたがたと
話したり
笑ったり
していると
こころが平べったくなるのが
よくわかる
あなたがたは
正直で
親切で
寛大だが
あなたがたと
話したり
笑ったり
し ...
すきだよ、とあなたが言えばそれだけで あたしはてんしになれるのだけど
「うそみたい、うそみたい ねえ」涙目で星降る空の下に立つきみ
ほんとうは何も知らない僕のこと 夏が過ぎても好き ...
渇く忘れ去られた庭に光があった
錆びついた鉄柵はきしみを告げる
ほしいままにはびこる夏草が
風を連れて通り過ぎてゆく
忘れ去られた庭の
土は乾いて陽盛りだけが
影を作り 思い出を形 ...
1+2=
「たけちゃん。
おつかいにいってもらえるかな。」
「うん。
いいよ。」
「みかんひとつとりんご二個買ってきてほしいの。」
「ひとつとふたつ・・・・。」
...
100909
箱の中から
取りだす石ころ
お弾きのように一列に並べた。
テーブルの上の石ころたちは
鈍い色を放ち
眩しそうな目をし ...
半音の半分くらいズレていたと思う
そのオルガンを初めて見たとき
音の鳴らし方が分からなかった
ようやっと曲が弾ける様になった頃
引越した先にオルガンは無かった
あれは楽しい音だった
未 ...
産婦人科の女医の
知り合いもいなければ
メメクラゲに左腕を噛まれた
覚えもありません。
しかし、左腕が痺れてます。
左腕の痺れは
ネジの絞めすぎだと
何かの本に書いてあったので、
...
僕がいつも
軽薄そうに笑ってるのは
僕の気持ちが
てれやさんで
表に出てきてくれないから
CDプレーヤーに入れていたサザンのアルバムを取りあえず私はもう一度流した。もちろん、再生ボタンを押してだ。リモコンを探すのがもちろん面倒だったので、そうしたのである。
そうして目覚めると、私 ...
失意の童話の王子様
白雪姫にキスする振りをして
吐き出された毒林檎を
もう一度飲み込ませてしまった
失意の童話の王子様
割れたガラスの靴を
貴方はシンデレラに履かせたの
...
考え方をシフトして、
例えば、日曜日に、女の子と遊ぶ。
というふうにすると、
じぶんの都合に合わせるので、当たりが出ない。
そうではなく、
女の子を選ぶことに、自分のシフトを合わせる。
そ ...
うすら寒い夜にはホットジュピター
地球人はずっと宇宙人を探していたので
まず宇宙人のいそうな星を探すことにしました
ぼんぼこ燃えてる恒星よりは
生命体には惑星だろうと
まずはカニ座の55 ...
トン
と音を
静かに
たてて
始まる
.
10m上に
既に
あった
開いたエントランス
飛び出したのは
黒い影
まあるい
ボタン
緩やかな残骸
マ ...
腹に固形物が入らない
変なドリンクだけで
晩飯済ます
腹へって
腹へって
とてもやりきれない
この飢えた狼のような獰猛さを
だれかに
向けようか
「ちょっといい加減にしてくれ ...
愛してるを
生きているうちに
どのくらい
伝えられるんだろう。
愛してるって
伝えられることの
素敵さや
大切さに
どのくらい気づけるんだろう。
...
僕の小さな右手が
君の頬に触れるとき
僕から君へ君から僕へ
受け渡される暖かさ
時としてそれは
他の何よりも効率のいい情報伝達手段になる
触れかた温度 微かな指の動き
無意識のう ...
水底にオルガンが沈む
鍵盤で遊ぶコオロギは
青い魚に捕食されてしまった
戻ってきました
ポソポソと語り始める
あなたの口元から
いくつもの砂がこぼれ落ちる
あなたの内に広がる ...
薄くめくってゆけば出口があると
思うのだろ
決めてるのだろ
片手を壁につけて
ゆくんだよと教えた
両手を水平に保って
おぼつかない足取りで
リズムにあわせてすすめば
ほらついた ...
綺麗なものである
美しいものである
そうであった
それはもうない
小さな音で電話が震える
まるで鼓動のようだ
簡潔な4文字が暗闇に浮かんで
そして消えた
{引用=
しにたい
}
その振動に縋る為に
何度だって返すよ
だから
だから
...
私の率いる言葉の群れは
かなり暴力的らしい
運良く怪我をさせずにすめば
糖尿病にするら ...
あつかましいとか
じぶんをしらないとか
いうことだけはごたいそう
とか
...
ダーリン それは素敵な音楽だった
そんな気がする思いで 私はMTVをぼんやり見ていたのだろう
蛇口をひねっては あの頃の夢は
壊れた アパートの 何だったのだろう
あんたはだれだろ ...
最初の雨の火に焼かれ
槍や矢の血の頬を娶い
色なき泡を
曇へ放ち
海を消す火
ひかり鳴る海
寄せる片目
まばたきの波
黒円が重なる
白濁が白濁を射抜く ...
私があの娘と会ったとき
期待と歓びが全身を駆け巡る
神の前に在るかのような歓喜と畏怖
あの娘がこちらへと歩いてくるのを見て
微笑んでもらえると知ったとき
世界に我が敵はなかった
あ ...
宇宙はきっと真っ暗で
僕らが思っている以上に
光は寂しい存在で
正しさなんて儚くて
足元につくばう蟻と
天井から落ちた雨
雲泥の優劣なんて
誰が決めたんだろう
取り残された星に ...
金色のイングリッシュハーバーと
ほの暗い夜の、木造の波打ち際で
一線を越えずに囁きはさぐり合う
{引用= So move with me
With me removed}
エコーするハーバー ...
あなたはとても照れくさそうに笑うそれを見るとわたしは無性にいとおしい気持にあふれる
(わたしたちの愛に余裕はないのだから)
偶然だねとかいっしょだねとか聞くとどうもその手には弱いみたいあな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鬼を育てる
はるな
自由詩
2
10/9/9 16:11
わかりきってることだけど
〃
自由詩
1
10/9/9 16:09
対岸
〃
自由詩
0+
10/9/9 16:06
むっつ、夏がおわるのうた
はちはちよん
短歌
3*
10/9/9 16:04
緑の蝶
石瀬琳々
自由詩
7*
10/9/9 13:48
1+2=
乱太郎
自由詩
11+*
10/9/9 13:01
ぼんやり
あおば
自由詩
4*
10/9/9 12:41
鞴のオルガン
プル式
自由詩
4
10/9/9 10:41
ねじ式変身
……とある蛙
自由詩
12+*
10/9/9 9:40
てれやさん
寒雪
自由詩
1
10/9/9 6:18
今日一日を振り返ってみる
番田
散文(批評...
1
10/9/9 2:13
王子様
梨玖
自由詩
0
10/9/9 1:08
今日(水曜日)の女
はだいろ
自由詩
1
10/9/9 0:03
ホットジュピター
小池房枝
自由詩
6
10/9/8 23:12
.
Oz
自由詩
0
10/9/8 22:22
腹へって眠れない
花形新次
自由詩
1*
10/9/8 22:14
あいのおと。
Sa;
自由詩
1
10/9/8 22:05
人形(ドール)
ark-ey...
自由詩
0*
10/9/8 21:46
水底
たもつ
自由詩
7+
10/9/8 21:34
放浪癖
朧月
自由詩
1
10/9/8 20:58
無
三上あず
自由詩
0*
10/9/8 19:49
携帯する心臓
〃
自由詩
0*
10/9/8 19:41
削除王
鵜飼千代子
自由詩
5+*
10/9/8 19:21
そういうひと
〃
自由詩
3*
10/9/8 19:11
あのニューヨークの空のこと
番田
自由詩
2+
10/9/8 18:51
遠透季
木立 悟
自由詩
4+
10/9/8 17:25
四度の至福
一 二
自由詩
0
10/9/8 16:11
蟻も雨も
葛西曹達
自由詩
1
10/9/8 13:59
The Audience
瑠王
自由詩
0*
10/9/8 13:12
日向のころ
豊島ケイトウ
自由詩
8*
10/9/8 9:59
3826
3827
3828
3829
3830
3831
3832
3833
3834
3835
3836
3837
3838
3839
3840
3841
3842
3843
3844
3845
3846
3847
3848
3849
3850
3851
3852
3853
3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
3861
3862
3863
3864
3865
3866
5.77sec.