さてね
何だっけ
真昼の太陽が
斜めに

今日は水曜日
何だっけ
ちっとも風が吹かない
秋は更けゆく

妻が本を読む
何だっけ
ハハギキホウセイ
よく売れそうな名だ
全ての音は
その意味とは別に
風としての役割をもっていて
幼気にも震えながら
あなたの声になり
そして歌となる

世界の空気を吸いなさい
それはあなたの前にある空気です
すべてが混ざ ...
ふんわり雲に抱かれたら
ぽかぽかあったかそうだけど
ほんとは凍てつく冷たさだ

騙されるな
氷つぶてを投げつけられるよ

やっぱり抱かれるなら
ふんわりおっぱいの女の子さ

晴れた ...
レモン色のチューリップが
それは雨天のせせらぎであって
顔は飛沫(しぶき)をはじいていたのです

あなたは最初の花ですか
植物図鑑のはじめですか
あなたは「赤」のはずなのに
あなたの夢み ...
          


          胡桃の中の絶唱を聞いたか、きみは、秋が永遠へと
          墜落する夕暮れの胡桃の中の絶唱を。この哀しみが
          どんな故 ...
美しくない
生き方をするのなら
おまえは
蟻んこ以下なのだ
田畑を耕し
土を作る
蚯蚓たちよりも
醜いのだ
おまえが実現することのできる
その精一杯は
美しく
生きることより
...
川の岩盤を流れる水は
岩盤の裂け目から
襞の入った白いレースのカーテンとなり
直下の岩盤に落下した水はまた元の流れとなり

水は岩肌を滑るように流れ
そのぬめぬめした岩底には
泡一つ遠目 ...
敬老の日に
長寿と書かれた饅頭を
仏前に供える

おじいちゃん
困惑気味の笑顔になる

夕食どきには
NHKみてた人だもん
きっと納得してくれるよね
敬老と長寿はセットになってるん ...
おれが悪かったよ
おれが悪かったんだ
おれが悪いんだ
許してくれよ


おれが悪かったよ
おれが悪かったんだ
おれが悪いんだったら
頭を下げれば気がすむのか


そうさ ...
ぼくの壊れた心のなかで
きみが音の出ないハーモニカを吹いている
空き家の隅に捨てられていた
埃まみれのギターをチューニングしたら
きみはあしたの曙光に歌を返すだろうか
悪いふりをすればするほ ...
情に割れた鏡
病む満月の下
碧い血は流れ
縄張りに疲れた狼は
静かにその役目を終える

月よ 虚仮
あなたの後ろ姿に隠れ
逆らって生きてきた
太陽が笑えば
針は闇と ...
がらん、としてしまった
食卓の上には
先程まで
私の口を喜ばせていたものの
抜け殻があって

半分
より、少し多い量を
残してしまったスープは
冷静な目をして
こちらをじっと見 ...
脳裏に浮かぶ、三角形、
円高介入、どうかしてるよ、
CDショップじゃ佐野元晴が、
ビリリと引き裂く怪しい音色を聞くのは嫌だ、


食器の壊れる音なんてもの、
労働よ僕には降ってこい、
...
海へ
いきたいと
いったら
つれていって
くれたかな

月が
みたいと
いったら
雲を
かきわけて
みせて
くれたの?

そこまで
しないよ
そこまで
しない ...
きみは、完璧すぎた。
だからきみは死をはかった。
きみは、完璧すぎた。
いらないものなどなかったし、ほしいものだってなかった。
きみは、完璧すぎた。
穴を掘り穴を掘り穴を掘りつづけて ...
 本歌取り採った歌人が重なってなにやら月も艶めいて見える なぜ 悪夢ばかり
みるんだろう


社宅に10年いた
暗黒の時代

圧制された 
会社の配列

同じ部屋
同じ間取り

真向かいに住む家族の
給料さえもわかってしまう
プ ...
待宵や遊びつかれて壇ノ浦 運河に架かる橋に立つ

とおく
離れた風景

それは空が広く
開放的な風景でもある

けれど
あるべきものが何もない

陽は
とおく
小さなビルの彼方に落ちて

地平の近 ...
 
 
ため息が
カモメとなり
秋の空高く羽ばたいていく

ヒツジ雲のせなかで
羽を休めていると
ヒツジたちはみな
おなじどこかから
もうひとつのおなじどこかへ
歩いてきたことが ...
偽りのやさしさを振りまいてきた

悲しみも知らないし

よりそうこともできないくせに

見せかけの安い言葉を並べてた

ずっとずっと本当にずっと

抱いていて欲しかった ...
ごめんね


そんなふうに


わらってあげられない



せめてどこかに


やさしいことばが落ちていたら いいけれど
デリヘルの女の子を選ぶとき、
いちばん気を付けなければいけない言葉が、
「清純」!!
である。
男は底抜けの馬鹿なので、
「清純」この二文字で、沈没ゲームの青い玉だ。
だが、諸君。
はっ ...
鏡のリイザ

すきまの国で

暴れん坊の大嵐


携えているものは

櫛とゴーカート

ほかにはすこしの

誠意とパンくず


鏡のリイザ

浮き目の闇で

...
チャペルの鐘の音 
ハレルヤのゴスペルの響き


祝福の音色を浴びてキラキラ輝くのは
淡いパステル色の金平糖
小さな羽根を羽ばたかせ
あなたのキューピッドが運んでくる。


甘い砂 ...
スーツに袖を通し髪をセットして











バナナリパブリック




...
毛が生えているというのはあきらかにほめことばで
毛があると格があがる
にんじんとか

たとえば重大な局面で
ごみじみたものしかてにはいらなかったばあいでも
毛が生えていれば
リカバーでき ...
西の国での日没は遅い
けれどもやがて
海にも陸にも火がともる

夕闇の中
黒々と大きなシルエット
あれは火力発電所

もう止められて久しいけれど
取り壊されない
原発に何かあった時 ...
ホタテの貝柱は
何故太いか知ってるかい

ホタテは死んだら貝柱を天に伸ばして
天空を支える役目があるんだよ

でもほとんどのホタテは
寿命が来る前に食べられちゃう

だから天空はその ...
今夜も
Shaggyの声を背に
夕食作るよ


昨日よりも
美味しく
なりますように

お尻
ふりふりふりふり


パパちゃん
美味しく
食べてくれますように

お尻 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
なんにもない生田 稔自由詩210/9/22 13:39
ひろがりきることのなきsk自由詩110/9/22 13:13
うそつき雲うずら豆自由詩210/9/22 12:30
レモン色のチューリップが乾 加津也自由詩14*10/9/22 12:23
スケッチ 3 (胡桃の中の秋)るか自由詩110/9/22 11:50
美しくないふくだわらま...自由詩310/9/22 11:15
吹割の滝……とある蛙自由詩10*10/9/22 10:22
敬老の日朧月自由詩210/9/22 9:41
謝罪寒雪自由詩010/9/22 7:36
チューニングGiton自由詩2*10/9/22 6:24
午前零時の碧空アラガイs自由詩1*10/9/22 5:22
閉口山中 烏流自由詩1+*10/9/22 4:02
失業の街角番田 自由詩210/9/22 3:03
圏外アンダーグラウンドゆうと自由詩1*10/9/22 3:00
自由詩0*10/9/22 2:57
藪木二郎短歌010/9/22 2:06
社宅の記憶森の猫自由詩2*10/9/22 1:47
帰路A-29俳句010/9/22 0:03
とおく離れた風景kauzak自由詩6*10/9/21 23:59
偏西風小川 葉自由詩2*10/9/21 23:47
孤猫三田九郎自由詩110/9/21 23:26
ひとりあるき。自由詩310/9/21 23:13
火曜日21時の女はだいろ自由詩010/9/21 23:12
鏡のリイザ自由詩010/9/21 22:54
sweet wedding sweets(祝福の歌)渡 ひろこ自由詩20*10/9/21 22:06
きょう、ぼくは、、、TAT自由詩2*10/9/21 22:06
毛が生えているのは属性が上a自由詩010/9/21 21:53
ひとのひ海里自由詩210/9/21 21:05
ホタテうずら豆自由詩210/9/21 20:01
BGMはこころゆくま...自由詩210/9/21 18:49

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加筆訂正:
聖奠/黒い翼[10/9/21 20:29]
クモは交尾でなく交接です、と
6.18sec.