優しい人で良かった

この おじいさんは
何かが楽しくて
生きて来たんだろう

きっと 若者の暴走を
笑って見て居られる
そんな人なんだ。

ちょっと なまりの入った
とっても  ...
貴方を探して参ります。
どうか
私を探さないで下さい。
ゾウリムシを草履虫と書かれると
私のゾウリムシなのかどうかわからなくなる

私の知っているゾウリムシは
パラメシウムなゾウリムシ
繊毛で闊達な単細胞たち

サプリメントの広告を見たときに ...
CATV
虹専門チャンネル
天気予報サイトとは別に24時間
虹だけを映している

スタッフは皆、ヘビーデューティ
前線ごとにその雨上がりポイントを急襲したり
山間に低くかかる虹を車で追い ...
丸まってころがると
砂ぼこりがたちました
駐車場のブロック塀に
当たってやっと止まります

そんな乾いた場所でも
水は溜まっておりました
だから背中はこんなに汚れて
とてもすぐには ...
親しめばいつか尾を振り向こうからここ掘れわんわん言って来るかなあ

あれこれとやな事ばかり指図してよき関係の育つ筈無く

深々と眉間に皺寄せ近づけば何事やろかと尻尾潜める

立ち座り人の服 ...
ある夜
金平糖を舐めながら
階段を上っていると
月がけらけら笑うので
気分を損ねた僕は
ふっ!っと金平糖を月にむかって
吐き出した
すると金平糖は鉄砲玉のように
月を貫いた
ぎゃ!っ ...
古本をさがしに
町に出たのですが

足をひねって
歩くのがつらく

花屋の前に
すわりこんでしまい

どこからか来た
蜂の羽音に

彼の目的が
花だと思いながら

か ...
鼻濁音めいた目覚めが蛭のように耳の裏に吸いつくから俺は三時間あまりしかレムを貪れない、ターコイズ・ブルーの遮光カーテンのひだには読み損ねた言葉たちが潜み、「今度は上手くやれよ」と舌なめ ... {ルビ顎=あご}を上げれば ほら
水面が見える所まで
来てる

蒼い天辺で {ルビ揺蕩=たゆた}う
陽光の揺らぎが
手を犯してゆく 日を夢見て

砂を{ルビ踵=かかと}で慣らしながら
...
かごからあふれ出たものを、ひとつ、ひとつ取り出した。
白と、黒に、わけながら、それらをバッグにしまいこむ。

どちらにも行けないもの。

たとえば、グレーのTシャツ。
黒ほど着&#3024 ...
灰色の道を 千切れた
白い線が 刹那に通り過ぎ

目で追っては 疲れた瞼を
こすりもせずに 遥か地上の
景色を見下げる

椅子に座った身体は
いよいよ速度を 上げていき
目まぐるしく ...
ずっと知っている
甘酸っぱい腐葉土に降り立てば
ほら、夏に焼け焦げた体の
もうすぐそこへ含まれてゆく予感


夏はひとつの心臓として脈打っていた
どくどく、樹液の行き渡ってゆく空気へ ...
友が喜んでる
望むものを手に入れた友が
俺の手を握って笑いかける


これほどの憎しみは思い付かない
何もかも
全てあいつに奪われて
俺にはカスすら残さない


友が語り ...
If you are unhappy, I am happy

If you cry, I am happy

If there is you alone, I am happy

Bec ...
「お会計の方が、560円になります。」

私は慣れた手つきでクラフト紙を折り
ていねいに本を包み込む
20代のOL風の女性は
ありがとうといって去っていった

電車に乗る私は
君が ...
ラジオ体操の帰り
虹が見えた

堤防に登ったら
岬の向こうに 虹があった

診療所の前で振り返ると
堤防のこちらがわに 虹はある

おや
虹がついて来る

発電所の上で見ると
大すけ兄ちゃんちの横の畑 ...
 
 
大家族から核家族へ
核家族から核個人へ
人は自由を求めて
分裂を繰り返してきた
原爆のように
大きなものを
小さな核が分裂して壊し
残ったのがこの街だ
...
貴女が逝ってしまい
一ヶ月余り

今でも貴女を思い出さない日はありません
日々弱っていく自分をどう受け入れ
どんな思いを残して旅立っていったのか

貴女の胸のうちを察すると涙がまた一筋
...
北西からの冷たい冬の風
少し青空が覗けているけれど
私の頭上、分厚い雲はまだ去らない
大人だから、辛いときも耐えなくちゃ、ね

誰もなんにも言ってはくれないけれど
守られる前に守ってもらう ...
暑い日の中で
シーツは 眠りにつこうとすると
部屋から ひどく遠いように
とても思える

煙草の煙を見つめながら
色々なことを 考える
自転車を こいで
ギターを弾いている

...
一個の詩を思いながら
何もないのだろう 私の言葉を
日は 知っている
暮れている 私が 私の夜を


そんなため息の中で
ものごとを そして ひとつ描きながら
わからないことに は ...
目の前にいるあなたを見ているようで
私は遥か先の縁をジッと看ている
それは近い先であり
ずっと遠い過去でもある
繋がってしまうから
まだ体が在ったころ
「まったくキリがないよ」
お気に入 ...
ひとめぼれをして買ったお護り代わりのパレッタが
一年程見当たらなかった
こどものゴムや100円ショップのクリップで間に合わせていたけれど
落ち着かないので 誕生日の自分へのお祝いに
昨日 新し ...
壊れた心、臓物のように引きずって
子供たちが地下鉄から降りてくる

例えば
真夏の入道雲や
金平糖の角
モクモク伸びて
ピカピカ光り
妙に尖がっていて
先っぽで転がっている

そ ...
いま、帰って行った女の子は、
高級店の女の子。
いつものお店より、2倍近くも高い。
いったい、そんなお金をかけたら、
どういう女の子がくるのか、
経験として、知りたかった。


ぼ ...
夜が大きく手を伸ばして
落ちかけた太陽を捕まえようとする
呑み込まれそうな藍色に
目の覚めるような橙
空は虹色に染まる


笑っちゃうだろ
もう何千年も
同じこと繰り返してるんだ
「愛をください」
そう張り出して何年も経ち
今やそれは
誰も気にとめない風景となった


年月がたつと色あせる
看板の前に立ち尽くし
皺だらけの手をしばし見つめた
「いいえ、信じない ...
崖っぷちに建つ古びれた館のまえで、サイボーグの首なし馬車を降りた。
死神博士の案内でオーロラの門をくぐったとき、人魂ならぬ様々な色形のプラズマライトが宙を舞い、そして仄かに灯って私の足元を照らした。 ...
夜の夏に迷って
昨日の夏をたどった
歩きつかれて座る
椅子は今日もある

太陽は沈んで
君を隠してしまった
星の君は優しくみえる
ほんとの君みたいに

過去にもどされてみたかった
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
*二輪車藤鈴呼自由詩1*10/7/21 21:18
退廃した汽車に乗って梨玖自由詩210/7/21 19:45
わたしのゾウリムシ海里自由詩2*10/7/21 19:23
虹の足元に居合わせる。自由詩1*10/7/21 19:23
日暮れの頃まひ自由詩1*10/7/21 18:20
言の葉茶釜短歌110/7/21 17:22
新月國朗自由詩310/7/21 16:29
反応まひ自由詩5*10/7/21 16:22
デッド・フラワーズ(7の月)ホロウ・シカ...自由詩010/7/21 16:14
水面下の塵薬堂氷太自由詩210/7/21 15:28
せんたくものchick自由詩1*10/7/21 14:43
瞬き薬堂氷太自由詩210/7/21 14:04
かぶとむしA道化自由詩510/7/21 10:52
Disclaimer寒雪自由詩010/7/21 10:13
私はあなたがMかわ自由詩010/7/21 10:12
ブックカバー結城 希自由詩2*10/7/21 9:00
虹の付け根アマメ庵携帯写真+...110/7/21 7:25
核分裂小川 葉自由詩210/7/21 1:42
貴女の想い@ショコラ自由詩010/7/21 1:22
曇りのち晴れかのこ自由詩310/7/21 1:20
私の夏の夢番田 自由詩210/7/21 1:18
詩の白いノート自由詩210/7/21 1:17
サンドリンク秋也自由詩010/7/21 0:56
imac(イマック)鵜飼千代子自由詩6*10/7/21 0:50
金平糖の角西天 龍自由詩010/7/21 0:41
火曜日の女はだいろ自由詩4+10/7/21 0:38
夕暮れ三上あず自由詩110/7/21 0:19
看板さき自由詩110/7/20 23:24
死神博士のお化け屋敷atsuch...散文(批評...5*10/7/20 23:22
夏の夜朧月自由詩310/7/20 22:54

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加筆訂正:
総武タイムライン/伊織[10/7/21 15:28]
表記違いの箇所を修正
7.26sec.