人の声がしていた
気のせいかもしれない
聞かなければ、
聞かずにすむのかもしれない

鬱蒼とした密林の獣道らしかった
薄日の差し込むそこは、鳥が時折 過ぎていく
朝ならばもう、あたしは学 ...
“これから”を知らないぼくがきみに書く最後のラブレターなのであります


大都会トウキョウのせいにしたいもしきみの余韻が消えてゆくなら


コンマ何秒の世界でまばたきの音まで聞 ...
追いかける バッタの姿を 
緑の息の バッタ 
空には 川が流れている 青い
青くない 赤い トマト 


飛行船 黄色い
地上の子供の 声がする 練習の
吹奏楽部も 走り抜ける 本番 ...
夜明けを待ち

闇とともに消え去る

我が魂よ

抜け殻の肉体だけが

賛も否もなく

ただ うなづくのみ


群れに馴染めず

術を知らぬ

愚 ...
 
 
母の家までいくと
まだ幼い母が
家の前でひとり泣いていた

なにか悪さして
家に
入れてくれないのだと言う

私は扉をたたいた
悪いのは
この娘ではなく
私なのだと
...
自分の好きに従えるほど

私は強くないから
妻が身籠った
『妻』だから当然僕の子だ
妻は強い女だった
いや今も強い女だ
その昔、彼女はこう言った

人は正しく死ぬ為に生きているの

その意味が分からなくて
でも彼女が死をおそれ ...
 
 
もう解約したはずの
父のメールアドレスに
メールを送る
すぐに返事がくる
なんだ
やっぱり生きていたのだ

Delivery Status Notification (Fai ...
ネス湖にネッシーがいて
くっしゃろ湖にクッシーがいるから
サンソンカルラスコにはサッシーがいる
という冗談が
あまりおもしろくないことは
わかる

という程度の把握力では
世渡りが危う ...
いまは夏でも秋でもありませぬ
軌道上のリセットスイッチを
昨夜、弾きましたゆえ
どうぞ、お持ちの未練など
そこな小川で流しなされ
間もなくこの野にも人が溢れますゆえ
どうぞ、お急ぎなされ
...
バスドラの響き
サイドシンバルの嘆き
ハイハットの規則性
スネアのアクセント

CRYするギターのうねり
むせび泣くキーボード
今度家に遊びに来てと言われる。
ライトハンド奏法見せるか ...
英語の歌詞だからうたえっこなくて
だけど今あたしのカラダになじんで
でたらめ英語でがあがあうたえば
気分は明日へゆけそう

ふいにバラードなんてかかって
座る場所すら確保しなくて
唖然と ...
らららららららららと空が笑った

らららららららららと君は真似る

 ストッキングも
 重いカバンも
 肩の上がらない窮屈なスーツも
 何も知らず持たない君は
 綺麗な声でらららと ...
久しぶりに実家へ行った
1年ぶりのことだ

改装したとは聞いていた

 ただいま

真新しい 木目の引き戸を開け
急な階段をずんずんと
上がっていった

あれ?
あたしの部屋で ...
とにかく感情的なぼくらは皮肉じゃない単純だ
エクストラな君を見ているのはぼくだけじゃない
君らもだ
朝の紫
虹色のオレンジ
コバルトの魚

一つのフレーズで新聞記者たちは世界を望む
...
誘惑に楔を打ち込んで
眠る時間まで起きていると
耳元で死に際を忘れた
昆虫が床に爪を研いでいる

仕事の量で計るものでは
ないのかもしれない人の生に
僕はまだ何も成し遂げていない
長い ...
 
 
水に汚れた草花
ヒトは抗弁を繰り返す
木漏れ日の中
黙とうの中
唇と弾とが交わる
契約は成立したのだった
外側からしか見えない
古い木枠の窓辺に
あなたが車椅子に座ったまま ...
腹へった
腹へった
腹へった
腹へった
腹へった
腹へった

はああああああ〜

らああああああ〜

へったあああああ〜
ガオオオオオー!!!!

はらへった

はっ? ...
心を切り刻まれ
首も動かせない
フェイクの心をもつ
人を恨み恨まれ

耳鳴りがする
頭がボーッとする
放心状態
話しはまた明日

全てが満たされている。
好きな事好きなだけできる ...
打ち寄せる波
引いては押し寄せる波
強く弱く泡を立てる
絶えず休まず続ける。

良い物は残り
光り輝く
心を清ませる
右に行ったり
左に行ったり

修道院にでも入ろうか
俗世間 ...
滴り落ちる朱が
脳の闇を呼び覚ます

隠れていた魔物が
『逝けよ 逝けよ』
と騒ぎ立てる

ネジの緩んだ僕の体は
ぎこちなく葬送ワルツを踊り出す

ここにはない何かを求めて
魂は ...
君に愛されなくなったら
あたしの心臓も
止まってしまえばいい

君の目が 声が 手のひらが

あたし以外を愛おしそうに触れたら

その瞬間

まるでオーバーヒートするみたい
体中 ...
娘が幼稚園に入るまでに
通園バッグを縫わなければならなくなった 我が家では
まず 寸法を測って キルト地などを裁っては

思わされる 間違って絶ってはいけないと。日本語があまり
得意ではない ...
ぼくの話を聞いてほしい。
女の子の話で、
タイガーウッズでもないのに、
なんらかの依存症のはなしだ。


日曜日に、指名料をけちって、
フリーで呼んだ女は、最低だった。
気に入らない女 ...
尻尾を隠せ
あなたと吐き気
踏み躙られる前に
尻尾を隠せ

あなたに罪ばかりあげてしまいたい
白と黒を混ぜない
あなたの薄い膜を
誰でもいい
破ってみてはくれまいか

疼ぐ小指と ...
文字で吐き出してカタルシス
落ちる曲、飲酒、無謀運転、愚痴り合い、他人の不幸、自分の不健康、カフェイン、散財、ネット、号泣映画、
左耳から流れ込む君の声
聞こえないふりが上手くなりましたね。
...
 ――知っていただろうが、

銀のフォークに刺したその柔らかな一切れが
まだ焼かれるまえには紅く鮮血が滴っていたのを
そして屠られるまえに荒く息をし、
「お願い、どうかやめて!」と叫んだのを ...
時計を壊しても
流れる時間は止められない

時間は無限に過ぎてゆく
でも僕の時間は無限ではない
いつか終わりが来るのだ

せめて目一杯あくびをして
時間を吸い込んでやろう

笑って ...
悲劇のヒロインを助けに行くの?
王子様

死ぬのがえらいんか
犯されるのがかわいそうか
病気が心配か

おまえが行ってどうなるの
死ぬ死なないがやりたいのならよそでやれ

小さい頃 ...
完璧な森  深い緑色
完璧な埋葬 残酷な金色

完璧な・・

森、埋葬、そして墓標
額縁、衣、カンナビス

矛盾・・
贅沢な墓標


(ひとごろし)

///・・・
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
密林からの月乃助自由詩11*10/9/8 6:19
伝えたくて、伝えられなかったこと春日短歌110/9/8 3:35
片田舎のどこか番田 自由詩110/9/8 2:59
愚かさ故にポー自由詩1*10/9/8 2:18
風の記憶小川 葉自由詩510/9/8 2:00
さよなら風音携帯写真+...010/9/8 1:11
妻である彼女智哉自由詩010/9/8 0:47
メールアドレス小川 葉自由詩810/9/8 0:26
サンソン カルラスコa自由詩010/9/7 23:54
刈取り農夫西天 龍自由詩2*10/9/7 23:52
フェデラーの嘆きペポパンプ自由詩3*10/9/7 23:33
おどろう朧月自由詩310/9/7 23:10
雨と無知222自由詩2+*10/9/7 22:51
帰れない森の猫自由詩3*10/9/7 22:50
「搾取」の言葉も知らないあの娘マサトシハラ自由詩0+10/9/7 22:49
等しく星は瀬崎 虎彦自由詩210/9/7 22:28
契約たもつ自由詩410/9/7 22:12
メシ食えないのは自業自得花形新次自由詩0+*10/9/7 22:03
マズロー〜五段階層説〜ペポパンプ自由詩2*10/9/7 21:56
ラブロック〜ガイヤの夜明け〜自由詩2+*10/9/7 21:56
漆黒うずら豆自由詩610/9/7 21:55
熱中症愛心自由詩5+*10/9/7 21:27
—縫い合わされるもの—N.K.自由詩6*10/9/7 21:16
明日の女はだいろ自由詩310/9/7 21:10
グレーを笑うひち自由詩0+*10/9/7 18:38
回復薬むくげ自由詩010/9/7 17:31
Sacrifice ★atsuch...自由詩15*10/9/7 14:51
あくびうずら豆自由詩110/9/7 14:37
刺すYouカチキ自由詩110/9/7 14:33
金色はるな自由詩010/9/7 13:50

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