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反自然的な
うつろな眠り

夜明けのまどろみ
夢ははかなく

消え入る夕暮れ
たどる空

目が冴え始める
宵の覚醒

明から暗へ
かつ暗から明へ

その境目に
 ....
目を見て
と言われる


視覚優位の
人体の脳

脳の統制は
ある種の幻想


見るためには
もはや目を開かない

涙のためにだけ
目を開閉する


耳で聞 ....
光がないから
影もない
のっぺらぼうの空気の
暗闇

夜の住人の
かわいた息
脳天のおくを這う
黒い質感

夜のからだを
闇にあずけて
優しさと厳しさが
混交する

 ....
ココロのコエは
悪夢のような
繰り返し
始まりは遠く
際限はなく

ココロのコエは
真っ白く
しろくしろく
燃えつきたけど
なおしずかにひびく

ココロのコエは
今ここに ....
死は
手のひらから
始まっている

広げて見る
手のひらは
侵されつつある

ただ
ひたすら
手のひらを見る




苦を
手のひらで
かみしめる

握るもの ....
僕らは暑い夏の夜
安い酒をあおっては
語らいつづけたものだった

僕はといえば
汗をかき
粘液質の肉体感覚に
いらだったりもしたものだ

君はといえば
汗もかかず
すっきり笑 ....
昼の
冴えた青い空
さらの白い厚い雲

夜は
深き濃紺
星の欲する空の闇

くり返しくり返す
するとするどく
光っている、見えないものが

見得ないけれど
見られるものが ....
土手道あるくと
草いきれ
生きとし生ける
名もなき命

あぜ道あるくと
緑の一面
稲穂ももうすぐ
あたまを下げる

あるく足取り
太陽のもと
呼吸とともに

あるくリズ ....
日々の中にある
偶然の一致の
意味深さに
迷う

不思議な力が働く
脳内の活動
畏怖すべき
何ものか

神経細胞の無数の足の
電位の迷走
その刺激によって
現る幻像

 ....
雨の降りかけた
曇天のした
網の目くぐり
どんどん進み

あすへと繋がる
扉のまえ
朝日へつづいて
飛びゆこう

安堵もつかのま
時は荒れ
暗示のしるしも
解きほぐれ
 ....
HALさんのシホ.Nさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
闇と光のあいだ- シホ.N自由詩219-12-26
心の目- シホ.N自由詩812-11-2
夜に住む人- シホ.N自由詩4*12-9-25
心の声- シホ.N自由詩612-9-21
- シホ.N自由詩4*12-8-22
夏の夜- シホ.N自由詩3*12-8-18
めぐりあい- シホ.N自由詩3*12-8-16
あるくリズム- シホ.N自由詩2*12-8-12
脳の神様- シホ.N自由詩3*12-8-10
開眼- シホ.N自由詩1*12-7-15

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