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みえないふねが
でるころに
おまえはひとりでうまれたの
かあさんがそういいました
つじのむこうのとおりから
にもつをもって
あるいてきたと
にもつのほかには
なにもみにつけ ....
そして雪の中へ沈む
地上から十メートル
中空に横たわりながら
雪を待つ
冬のさなかにほおり出されて
わたしは海を夢に見る
深淵から
響いて響いて
波がわたしを呼ぶ
わ ....
せっかく色がついたのに
わたしにお声がかからないので、
欲望ばかりが成長しました。
(隙が無いといけない模様、本にそう書いてありました)
なので大きく育ったこのセイヨクを
ぷちん と ....
薄暗い午後、
部屋の中にひとりでいると
不満、不安が沸いてきたので
十糸子のように
オレンジを買い、食べる事にいたします。
服を脱いで、リノリウムの床に座ってオレンジを掴む
ぼんやりと ....
昨日 男が欲しかった
非常に発情しているのがわかるの、”らん”は左側から排出されていてよ。
けれども赤く、流れてしまった
あなたが早く来ないから、流れてしまった
お会いできるの ....
血の雨か破れこうもり叩くのは(違うわ)(違うの)こぼれる椿よ
万華鏡きれぎれになる私たちあなたはわたしわたしはあなた
万華鏡きれぎれになる私たちキッスを五回で魔法は解けるわ
....
あ あ
あ あ
あ あ
あ あ あ
....
誰も知らないところへ行って
私は黙って砂を掘る
気に入らないの と言えなかったから
砂にうずめてどこかに流す
浜辺はそんなものばかりで
私が知っているだけだけれど
あの子が立ってい ....
何が悪いか知らないが
朝から頭痛が続いてる
土曜なんだし
休日なんだし
遠くへ出かけてみたけれど
雨が午後から上がったせいで
人が多くて敵わない
子供が走るし喚くし泣くし
....
波が寄せる海から
風の吹く丘へと上がる
着るつもりだった服は皆
夜の内に焼いてしまった
毛皮をぬいでしまったから
私たちはすっかり裸
そうして裸のまま、手をつなぎ
丘をのぼる ....
「わたし あかいろがすき」
悪い癖で、また盗った。
チョークが二本とチョコレート
それが何かも分らぬうちに
それが何かを誤魔化されて
歌うくちびる
るるらりら
しょく ....