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喧噪の夢がわたしを包む
喧噪は連鎖になりわたしをぐるぐる取り囲む
もはや出口はない
頭に白い注射器を射し込み連鎖を中和させる
軈て霧が訪れ眠りへと誘う
太陽が瞼を撫で
眠りから醒めても ....
遠ざかるものよりも
進むものでありたい
あなたに向かい
深夜
雨に濡れた肩を抱く
あなたの手のぬくもりが
この背中に焼きついて離れない
赤い痛みが沁みていく
離れていて ....
スライドする
月が笑う
夜の窓辺
憂鬱を孕んだ
胸が冷える鼻先
わたしはわたしの行方を
ポケットに押し込んだまま
吸い込まれる
終電の渦
たった1mgの錠剤で
繋ぎ ....
真昼の月の窓辺に
通り過ぎゆく
硝子の世界
なにかが在って
なにも無い
誰かがいて
誰も居ない
ジオラマの影
週末の真昼の東京は
目を開けたまま
眠っている動物のように
....
風のぬくもりが
わたしの瞼を閉ざす
風のぬくもりが
髪を掬う指先を早める
風のぬくもりが
昨日の足音 響かせる
風のぬくもりが
終わらぬ唄を 呼び覚ます
風のぬくもりが ....
朝から
しゃっくりする
左の指
秒針を無視して
血管の縮れる音
何かに似ている
携帯の着信ランプ
あおい点滅の吐息
あなたの奥へ
踏み出せない ....
弄(あそ)ぶ指先
止まらない髪先のひかり
止まらないにわか雨
ふるえる唇から
零れる風の接吻
枯葉のぬくもりが
みえる窓硝子の彼方
近づく雲のノイズ
....
空を舞う白いなみだ
近く遠く
リフレインする
乳白色の風
手のひらに
あるものはすべて
目を閉じていても
哀しみは
感じない
だけど
何故だろう
....
夏嶋 真子さんのあおい満月さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『喧噪の連鎖』
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あおい満 ...
自由詩
5*
10-3-2
『背中』
-
あおい満 ...
自由詩
6*
09-9-12
『蒼の日』
-
あおい満 ...
自由詩
16*
09-5-17
『真昼の月の窓辺』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
09-5-9
『切迫』
-
あおい満 ...
自由詩
4*
09-5-6
『ユビオト』
-
あおい満 ...
自由詩
4*
09-5-2
『琥珀の刹那』
-
あおい満 ...
自由詩
4*
09-3-1
『雪の日』
-
あおい満 ...
自由詩
6*
09-2-27
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