すべてのおすすめ
スライドする
月が笑う
夜の窓辺
憂鬱を孕んだ
胸が冷える鼻先
わたしはわたしの行方を
ポケットに押し込んだまま
吸い込まれる
終電の渦
たった1mgの錠剤で
繋ぎ ....
睫毛にひかる
指先の鏡
幾筋もの
昨日を靡かせて
球体空間を漂う
漂う影と影とが
結合すれば
軈てひび割れ
風の彼方へ消える
その現実に微笑むことが
あ ....
指先でたどる
過去の先端
二股にわかれ
ぼろぼろに
とけるように
消えていく
しなやかで
なだらかな鼓動が
指先から
血管にひびく
わたしは明日に向 ....
透明なかなしみが
ういている
逆さの世界に
歪んだ空の隙間に
そっと掌を忍ばせて
沈黙した重力の風を
わたしたちは
そろそろと飲み干す
風は影をまきながら
....
空から
風のなみだが
叫びとなって
堕ちてくる
わたしは
部屋の片隅で
目を閉じ
風に語りかける
もう少し、
もう少し、
待っていてね
あ ....
時折見せる
あなたのかなしい微笑に
わたしは茜の放課後をみる
琥珀に澄んだ
あなたの真直ぐな瞳のなかに
わたしはゆらめくさかなの影をみる
あなたは そう いつもやさしい
....
誰も何も
映さない鏡
昨日も明日も
今この瞬間も
映さない鏡が欲しい
何もかもが
映り込みすぎて
息が苦しい
誰も何も感じずに
通り過ぎていくだけなら
不透明 ....
遠くながい光よりも
今、あなたの目の前にある
一秒の光を
直視しなければ
あなたの壁は壊れない
あなたが逃げれば逃げるほど
壁の数は増えていく
わかってはいる、とあなた ....
BOOKENDさんのあおい満月さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『蒼の日』
-
あおい満 ...
自由詩
16*
09-5-17
『叶わぬ邂逅』
-
あおい満 ...
自由詩
2*
09-5-5
『眠る前』
-
あおい満 ...
自由詩
4*
09-4-26
『水割り』
-
あおい満 ...
自由詩
3*
09-3-22
『風のなみだ』
-
あおい満 ...
自由詩
6*
09-3-16
『父へ〜詩人・上手宰氏へ〜』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
09-2-15
『鏡』
-
あおい満 ...
自由詩
2*
09-2-12
『わたしへ』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
09-2-11
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する