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母はいちごの好きな父が好きで
いちごが好きでない父が好きでした
   コーヒー、
それですべてが帰ってゆく



差し込む西日
差し込めなかった何かがあったことを
誇りに思う
ガト ....
朝 曇り
この窓はblue
  寂しくなる、
そうして一言は部屋に染み渡ったのでした
こうしてあのときの一言が
雨の日の漣みたいに


交差点を傘が彩り
沈黙はいつもこうしてこの街を ....
言葉の無さに落胆し 朝
早熟なインクの匂い
誰かの朝刊の紙面が
今夜は雨が降るという情報を私の頭に置き去った
いつかの記憶の隅でステンドガラスが少し光る
垂れ流したミルクのように走り抜ける電 ....
今朝の新聞は白紙であった
そして
少しのポエムが余白をさらに白くさせていた
誰も何とも向き合いたくは無かった
あるいは
とても向かい合いたいという気持ちが
無力さあまりの孤独を超えていた
 ....
鳥が羽を震わすリズムに合わせて
もう何度も見送った
じりじりと時を告げるメロンソーダの気泡
朝からは早速 猫が喉を涸らして狼狽

静けさのあまりに
静けさを這いながら
この部屋を伝う一定 ....
朝、鳥
群れが
一匹の鳥がついていけないでいる
どうしても次のピースは
此処でなくてはならない
気が狂いそうになる
そして夕暮れ時に描いた水の入ったグラスは
描き終えてから
ほとんどが ....
微光する灰皿に視線を落とし
きつく反射するレモン色が
まぶしい
そういえば
いつもこうやって
うずくまり笑った

静か過ぎてずっと
目覚まし時計の音が耳を触る
私が詩をかけなくなって ....
なんていうか、現フォはやる前はなんかいやだった。
知っている人の詩をよめる分にはいいけど、自分がやるとなると、んーという感じだった。
けど、やってみて思うことがある。
今まで知らなかった方の作品 ....
西日が記憶を泳がせる
夕刻
走る246
たとえば
高架下の隅っこで
あなたと膝を抱えうずくまって
いずれ
ふたりで金の粉になったとしても
私は、私として生きる勇気が
あれば
と、ひ ....
この街にも星はあった
どこか
小さな頃の痛みにもそれは似ていて
それでいて
世界中の貧困と苦悩と悲しみがどっと流れ込む隙間はなかった
-b±√b2-4ac
a=――――――
 ....
西日は傾くばかりで
傾いていた人らはそれをみてさらに傾き
結局はみな平面へとブレンドされ
じりじり沈む夕日を片手に
それはそれは玩具を手に入れた子供みたく
みな
愛しきひとを ひとり
空 ....
もう二本の指はたらりと垂れ下がっていて
それでも狂気は青々と垂れ流されている
よって、
手元には一本のペンと
鳩は羽をばたつかせるであろう
明日は晴れだ


あらゆる所在なら此処にある ....
悲しみや憎しみは引き伸ばされ
やがてhorizonとなり
緩和された振りをして張り付いていた


線の上は殺意であった
線の下は深く、愛であった
二度と巡ることのないよう
horizo ....
ホームに慣れすぎた鳩
繋いだ手は確かにふたりだけど
人間でいえばひとりぶんだ
音に成ることを知らず逝かれた言葉は
喉の奥で熱くなったのち
換気扇から抜けていった
せめて、と思い私は
吸い ....
見え透いたウソと灰白色のビル
冬の空の黒さとそのシガレットはどんな味がしましたか?
チョコはやっぱりビターだと思った
ふたつめからみっつめの星をカウントすればひとつめからふたつめへは
忘れるこ ....
見える?
あの一等星
私はここにいる


マフラーは優しく私を愛撫したし
たくさんの人たちの祈りは闇夜に染み込むよにしてよく似合った
言葉は研ぎ澄まされてやがて空になるという迷信は、未だ ....
わたしの生きた中で



いちばん会わなければよかったと思うひともあなたで





わたしの生きる中で




いちばん会えてよかったひとはあなたで ....
モリマサ公さんのa.u.i.さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オレンジの枠外- a.u.i.自由詩306-4-19
時と差- a.u.i.自由詩106-4-2
殺意、カシスグレープフルーツ- a.u.i.自由詩306-3-31
ここであるということ_ここにありということ- a.u.i.自由詩206-3-13
私ら- a.u.i.自由詩206-3-10
過ぎり色- a.u.i.自由詩306-3-9
あゆみ- a.u.i.自由詩3+06-3-5
たとえば言葉の力- a.u.i.未詩・独白206-2-26
ひかり_- a.u.i.自由詩206-2-25
隙間- a.u.i.自由詩406-2-21
生き、帰り- a.u.i.自由詩106-1-30
AM2:56- a.u.i.自由詩106-1-28
線を隔て- a.u.i.自由詩106-1-27
花束を- a.u.i.自由詩506-1-26
無き肩- a.u.i.自由詩106-1-26
この夜を取り巻く錯綜- a.u.i.自由詩106-1-26
こうふく- a.u.i.自由詩206-1-24

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