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ある日のディナーは
皿に憎しみが盛られていた
ナイフとフォークを器用に使って
切り分けてみる
憎しみは固く怖気がするような酷い臭い
一切れ口に運ぶと毒の味がした
私は一切れ分の怨念となり
 ....
あなたが嫌いだから
あなたとは距離を取りたい
あなたといると
私が私じゃなくなる
あなたと一緒にいたら
耳が聴こえなくなった

あなたは私を支配する
あなたのために微笑むことはもうない ....
雪に閉ざされた街で
何をすることもなく
ただ雪見風呂に入る贅沢
貧乏性の私は
そんな生活を忌み嫌う
雪に閉じ込められて何もできないこと
ただ歯痒くて
ただ悲しくて

雪国に舞い降りた ....
旅に出るなら
天使と一緒に
そこには平安があるから
気ままな1人旅
退屈も楽しもう
お喋りの相手はいらない
ただ深く自分の中に沈んで

雪の中を行くなら
天使と一緒に
不安を抱える ....
波の音が聞こえる
私の心はざわつく
どこかで天使の泣き声がする
安らぎはこない

無茶な要求ばかりを押し付けられて
すっかり嫌気がさした頃
どこかで天使の泣き声がする
平安は何処?
 ....
暗くなる前に帰ってきて
そんな願いも空しく
無情にも日は暮れる
私の期待は尽く裏切られ
白い骨しか残らない

はらはらはら
白い骨は崩れて落ちる
どうか私を探さないで

夕闇に包ま ....
眠りに落ちるまでの
時間を持て余す
今夜はどんな夢を見よう
眠れない夜は更けていく
不眠と過眠を繰り返し
私の日々は過ぎていく
王子さまのキスでは目覚めない
目が溶けるまで眠っていたい
 ....
運転手のいない車の助手席で
心細さを感じてる
エンジンはかけたまま
独りぼっちは悲しい
目当てのものは買えなかった

独りぼっちだから
静かに明日を待つ
運転手はいないから
この車は ....
こんなに怒っているのは久方ぶりで
自分自身の感情をもて余している
昇華できない恨みの念
殺意さえ覚えるほどの
赤黒い怒り
荒れ果てた大地に立つような
荒んだ狂気

この怒りを忘れてはな ....
背骨がぐにゃりと歪んだ私は
いつも体が右に傾く
立っていても座っていても
どんどん右に頭が落ちる
曲がった背骨は治らない

落ちた頭を拾っては
嘆き悲しみ背骨を恨む
泣いても喚いても
 ....
湖まで続く長い道を
杖をつきながら歩けるわけもなく
途中でギブアップするのが目に見えている
命の賞味期限はもうすぐ切れて
私を置いて旅立ってしまう人
あんなに愛していたのに
おそらく涙も流 ....
文句だけなら誰でも言える
それなら、あなたはどうするの?
やってみてから文句を言って
それなら納得できるから
口先ばかりで何もしない
本当にうんざりしてるのよ

そんなにイライラしないで ....
秋晴れの日に大事なものを失くした
でも、優しさに救われて
生かされてることを改めて感じる
失くしものは見つからなくても
愛情は見つけた
大きな秋の収穫

時々、独りぼっちだと泣くけれど
 ....
不機嫌な子供の無意識の悪意
自覚がない分、質が悪い
機嫌をとるのも疲れてしまう
自分の機嫌は自分でとるもの
子供にアドラーは通用しない

そもそも心理学なんて
100人いれば100通りの ....
朝が来なければいいのにと眠りにつく
そして明日がやってくる
その繰り返しが毎日で
苦悩と嘆きは取り除かれない
だけど生きていることは奇跡
もう立ち上がれないと思っても
天使が手を差し伸べる ....
不安という重荷をおろせば
溢れてくるのは感謝
恐怖という重荷をおろせば
溢れてくるのは喜び
危機は去り
つかの間の平安の中で
天使たちの声を聞いている

新たな火種がすぐに来る
死神 ....
私は明日、泡になる
私は彷徨い露となる
希望の欠片拾い集めて
儚い夢を探し求める
ついに審判がくだされる時
私は哀しく散っていく

私は今日、泡になる
波に揺られて消えていく
すべて ....
私は不安を詩にする
想いを昇華させるため
愚痴といってもいいだろう
心のバランスをとるために
私は言葉を紡ぐのだ

私は怒りを詩にする
悲しみも喜びも詩にする
心が死んでしまわぬように ....
終わりのないものなんてないんだ
終わらないんじゃないかと思うだけで
いつか必ず終わりの時は訪れる
山積みになった書類の整理も
果てしなく溜まった洗い物の山も
手を休めず進めていけば終わりが見 ....
逃げ道を探してる
俯きながら探してる
今夜はどこで眠ろうか
老婆が生きる術はない
天使たちが飛び去ってしまったから
まだまだ青い雑草の群生
ベッドにするには役不足

夜通し歩いて迷子に ....
今の私はネガティブで
未来のことなど描けない
ポケットにナイフを忍ばせて
自分の喉をかき切る覚悟
骨を拾って欲しいとも思わない
この世にさよならしたいだけ

命あるもの生きようとする
 ....
生活費を入れてくれないのはざらで
生きるために必死に貯めたお金を使っては
その場しのぎをしてきた過去
今でもその癖が抜けなくて
最低限のものしか買わない、買えない
経済を回すのはお金持ちの仕 ....
降りやまない雨の朝
喘息の咳で目が覚める
珍しいことではないけれど
ひゅーひゅーという呼吸音が
息苦しさを物語る
空しく酸素を求めてあえいでは
金魚みたいだと自嘲する

大人になれば自 ....
寒い、寒い
冬は嫌いだ
暑い、暑い
夏は好きだ

季節は廻って終わりがない
人の命は限られている
命の躍動
死の静寂
廻る季節を越えていく
いつか地球が自転をやめて
命が絶えるそ ....
こたきひろしさんの無限上昇のカノンさんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憎しみという怪物- 無限上昇 ...自由詩721-3-31
私の嫌いなあなたへ- 無限上昇 ...自由詩521-3-12
- 無限上昇 ...自由詩120-12-19
天使と一緒に- 無限上昇 ...自由詩220-12-14
天使の泣き声がする- 無限上昇 ...自由詩320-11-27
晩秋の日に- 無限上昇 ...自由詩320-11-27
眠り姫- 無限上昇 ...自由詩320-11-19
独りぼっち- 無限上昇 ...自由詩820-11-4
この怒りを忘れてはならない- 無限上昇 ...自由詩420-11-3
背骨- 無限上昇 ...自由詩420-10-31
現実- 無限上昇 ...自由詩320-10-31
今日の感情- 無限上昇 ...自由詩120-10-26
収穫- 無限上昇 ...自由詩520-10-26
機嫌をとる- 無限上昇 ...自由詩420-10-24
その1歩が明日を繋ぐ- 無限上昇 ...自由詩420-10-23
平安の中で- 無限上昇 ...自由詩620-10-18
泡になる- 無限上昇 ...自由詩220-10-16
私の詩- 無限上昇 ...自由詩220-10-15
終りの時- 無限上昇 ...自由詩320-10-14
逃げ道- 無限上昇 ...自由詩220-10-13
ネガティブ- 無限上昇 ...自由詩320-10-11
夫を愛していない- 無限上昇 ...自由詩420-10-10
喘息- 無限上昇 ...自由詩320-10-10
冬が来る- 無限上昇 ...自由詩220-10-8

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