逃げ惑う足首に
絡みつく春の鬱
転ばないように地面を
踏みしめているのに
白い鬱が生えてくる

小さな芽が双葉を広げようと
隣で眠る鬱に声を掛けた

まだ孤独であるうちに
秘密の儀 ...
二三度壁を叩いてみたけれどが、そのどれも返答は無く沈黙に僕とすれば親指の付け根で擦り切れて下ろし金でとどめだどうしていつも助走に遅れるそれは運動会マラソンに使うピストルが馬鹿みたいにわめくからだによく ... 詩が歌っていることが
実際の出来事であったりはしない
詩はこころの事件なのだから
実際の出来事であることのほうが
少ないはずのものだから

いちの海がある
せんの海がある
正しいことが ...
トキと同じ死因

レイと同じ死因

丈と同じ死因で

力石と同じ死因

DIOと同じ死因で

アブドゥルと同じ死因な俺は

花京院と同じ死因で

イギーと同じ死 ...
からだじゅうが
水ぶくれ
じんわり
なおってゆくための
たいせつな液体でまもられる
ありがたいこのからだ

快復しようとする
おぎなって力すべてあつめて

どうにかして
いきよう ...
公園の水たまりが
薄くひらいて
境界線が
ゆらいでいる

記憶も

楽しかったこと
寂しかったことが
薄くひらいて
たとえば
晴れた日に
振り向いたとき

もう
あなたは ...
どうか力強さを
君の吐く咳のくだらなさを
形無しの詩の都合良さを

灰色の空気を漂って
遠い空の向こう側へ
丁度東京から名古屋くらい?
いや、もっと
もっと

火星にタッチ
翻っ ...
ジャーナリスト田中宇氏の記事『官僚が隠す沖縄海兵隊グアム全移転』がJapanFocusというサイトに英文で掲載されている。

http://www.japanfocus.org/-Tanak ...
イマジンや
マインド・ゲームも
楽しんでいただろうし
たまにはポンコツのスバルで
真夜中を突っ走っていただろうけど
「ひ」なのか「し」なのか
最後まで分からなかった父親

女は世界の奴隷でないことも ...
{引用=
遠い
耳奥で
汽笛が鳴っている
心臓が激しく
波打って
僕は行く当てもない
切符を手に入れる

ポケットに残った
微々たる残金は
駅の構内で眠る
浮浪者の
明日の食 ...
波がことばをもぎとっていく
三週間と三日 高熱が続いた
ロビンソン・クルーソオはふと
自分が黒人になって巨石文明の
栄えたアフリカの奥地で
平和に暮らしていたのではないかと
確信を得る
...
私は

歩いて走って揺さぶられて

変わらないものを探した

第一に人間は除外

なつかしの味も朽ちていく

建造物も壊れては

人間がつくるもの大抵

それならましてや見 ...
 
 
わたしの妻になるひとは
どこにいるのだろう
漠然と考えていた
頃があった

もしわたしがこの街に
来なかったなら

あなたはもっと
幸せな人生を
歩んでいたことでしょう ...
君の目が 僕を射抜いた日を思い出した
季節には似合わない雨の日に

アーリータイムスの琥珀色に溶けるように 静かに一滴
陽気な笑い声の中 ぶつかり合う氷の音よりも確かに

君の深い視線が  ...
 
 
きゅうじつ
のっぱらにねころんで
そらをみている

くもが
すこしずつ
かたちをかえながら
いそがしそうに
そらをながれていく

あれはあれで
しごとをしているのだ
...
あるサイトが
あたしとあなたを
結ぶ 唯一の
場所

あなたの書くものを読み
あたしは 詩を書く

詩はストレートに
自分のキモチを
伝えられる手段だ

あたしにとっては・・・ ...
月が綺麗ですね

と、めくらの蜘蛛は言った

その晩蜘蛛は
首の無い木々が出迎える小屋で
厭世的な予知夢を見た

翌日
音の無い花を食みながら
蜘蛛は言った

...
 二ペイジ――ある光たちが生まれ寄り添い、
限りない凝縮と拡散を繰り返す。永遠を覚悟
していた闇が解き放たれ。

 三二六ペイジ――まだ足らないのかもしれ
なかった。それでも満足していた ...
あそこらへん ほら
崖にでかい南無阿弥陀仏が彫られてるだろ
何百年も前から難所でなぁ
道が狭いっつうのもあるんだが
化けものが出るとか出ないとか
まあ昔から危ないところなんだわ
五十年前に ...
お風呂上がりで椅子に座る 
目の見えないハルさんが 
ドライヤーで髪を乾かす僕に、言いました。 

「新しい靴もねぇ、 
 毎日々々撫でてやったら 
 だんだん馴染んで来るんだよ・・・」  ...
自宅の階段で転び 
{ルビ痣=あざ}で膨れた顔になり 
10日ぶりにデイサービスに来た 
杖をつく、お婆さん 

手のひらの神経が痛み 
昨日の深夜に目が覚めて 
寝不足のままデイサービ ...
かなしみの果て
絶望のふち
そういう言葉は力を持たぬまま
波間を漂う海藻の切れ端

近くなればなるほど恐怖は
足元から冷気のように立ち
悔し紛れに吐いた言葉の中で
今逃れられぬものと対 ...
キコキコ、と
鳴る音で目が覚めた
薄目を開けて見ると
夫が一生懸命に
わたしのねじを巻き戻している

なにをしているの? 、と
聞くと
どき、とした顔で
こちらを見る

大丈 ...
ぼくが
何をしてきたとしても
何を望んできたとしても


今の
ぼくの心を 信じて下さい
ぼくの心を 許して下さい


もし 
あなたに信じて貰えないのなら
あなた ...
椿の葉は 硬い

椿の葉は 強い

花は落ちて 屍をさらす


強く かなしいものたち
           その

           せんじょうを 
           ゆるやかにたどる

           双葉にゆるりと
           人さし指をひとつた ...
ママが、ガン検診から帰ってきた

ガンかも、しれないと

腫瘍が、みつかったんだと

足が、宙に浮いた気がした

脳みそが、縮んだ気がした

ぼう、として

え、としか言えなか ...
股の左側が痒い
その言葉だけを残して
君は消えてしまった

黙っていたけれど
僕は右側が痒かったんだ

ひょっとすたら(訛ってみました)
心が通じあえたかもしれないのに

もう君は ...
故意か否か、“努力”という文字が上半分だけ見えるように放ってあったメモ書き

条件反射に背けた視線で過敏に“怒り”をそうぞうした

母ひとり子ひとり、テーブルと椅子のいびつな互換関係に、穿った ...
自分を変えてみようと思った

所謂
イメチェン

前髪を短く切り
後ろ髪すこしパーマをかけた

受験生でしょ!って
どんなに時代が変わろうが
古典的で身だしなみにうるさい母に
大 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春のウツwithin自由詩5*10/4/29 16:08
よぞうはるやま自由詩010/4/29 15:32
ほんとうのことを吉岡ペペロ自由詩710/4/29 13:21
竜がTAT自由詩2*10/4/29 12:04
カ・ン・シャ美砂自由詩2*10/4/29 11:22
拡散uminek...自由詩4*10/4/29 11:00
very, very, very…Oz自由詩110/4/29 10:37
英語訳された記事『官僚が隠す沖縄海兵隊グアム全移転』をめぐっ ...A-29散文(批評...2*10/4/29 10:30
インスタント・コーシーnonya携帯写真+...6*10/4/29 10:20
放浪高梁サトル自由詩9*10/4/29 9:53
波がことばをもぎとっていく瀬崎 虎彦自由詩210/4/29 7:28
a constant.marica...自由詩110/4/29 7:27
小川 葉自由詩610/4/29 4:30
深くウデラコウ自由詩310/4/29 3:44
くも小川 葉自由詩510/4/29 2:17
メール森の猫自由詩2*10/4/29 1:25
翌日散布すべき薬...自由詩4*10/4/29 1:01
絵本石黒あきこ自由詩310/4/29 0:57
鬼に聞いた話春日線香自由詩310/4/29 0:29
靴と嫁 服部 剛自由詩610/4/28 23:41
今日という日の、カルカッタ。 自由詩1+10/4/28 23:31
人にやさしくあれ瀬崎 虎彦自由詩210/4/28 23:08
生きて、死にいくものたち小原あき自由詩3*10/4/28 22:24
手紙 / ****'98小野 一縷自由詩6*10/4/28 22:11
椿ゆびのおと自由詩210/4/28 22:00
その・鵜飼千代子自由詩10+*10/4/28 21:57
わたしのこころくろきた自由詩310/4/28 21:41
ごめんね花形新次自由詩7*10/4/28 21:24
『すげないは、いつの あの頃』Leaf自由詩1*10/4/28 21:04
四月廿八日cass自由詩110/4/28 20:04

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