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雪を土の上に敷いていく その道を
スノーダンプに雪を積んで 水辺まで運ぶ

降り積もった雪の塊 
昼の熱にとけて したたり落ち
夕暮れに 冷め 夜に凍り 
朝には スコップもささらない
 ....
小枝の別れめに すごした雪が溶けかけている
のしかかられた小枝は いつも 問いはしない
さまよいながら 降り募る 重さにただしなり
折れたら落ちる 回る季節に巡りを てばなし
花芽を ひとつ連 ....
木の皮に こもった熱が
少しづつ 雪を溶かし

陽射しが 波紋のように
幹の根元を まるくあゆむ

溶けた雪は水となり 土にしみ込む
しみこめない水は 雪の下をたぱたぱ流れ

水の膜 ....
錆びた釘 カンの切れ端 木屑をめくれば虫
雪で潰れた物置小屋の腐らない破片をさらう

小さなスペースに散らばっている小石
両手で包み バケツに集める 

土台と共に 捨てられる礎
 ....
裏山で雪に潰され 折れた枝を集める

曲がった杉の木に足をかけて 
土と雪を這い上がり 山道に出ようとすると
蝉の抜け殻が
木の根元 小枝にまじってあった

雪溶け水の下る 
山道 ....
砂利についた 貝ガラ どろどろ
黒く吐いた あぶくに うちあげられ

ヒレの息づく爪のかけら
まるい黒い斑点に交じる
夜毎落ちていく指噛む昼

まわした儀 どこからか溢れて
 ....
仕事をとられたといっても
それはポジションをとられたって事で
経験をとられたわけじゃない
継続が終わっても持続する力
相手はあなたであってあなたではない

与えられたポジションはいつかは消 ....
用事で呼び出されて実家に行くと
車を外に出して 車庫に雪を入れている

雪の階段を五段 降りて玄関に入る
家の前のパイプとトタンでできた車庫は
軒下の雪を登って 屋根に登れる

家の ....
届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く

ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている

影で隠している
風の遊び道具

石に座っていた凍り ....
体が渡っていく
時というものをとらえている
内で揺れている思いは
木霊のように 降りている

次のよりどころはあるのだろうか
でも先の事を知って なんになる

ところどころに私が居る
 ....
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている

十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
空丸ゆらぎさんの砂木さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
麦わら帽子のスノーロード_- 砂木自由詩14+*14-4-7
巡花芽- 砂木自由詩16*14-3-30
陽_波紋- 砂木自由詩17*13-4-14
長靴のホコリと- 砂木自由詩15*11-5-20
巡礼- 砂木自由詩14*11-5-4
こ_ぐ- 砂木自由詩8*11-2-13
現場にて- 砂木自由詩7*11-2-3
雪の居場所- 砂木自由詩9*11-1-30
捧げる- 砂木自由詩15*11-1-3
日々- 砂木自由詩5*10-12-31
林檎もぎ- 砂木自由詩14*10-11-21

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