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今日、ふと気づいた事があります
空の色や雲の色 月の形に
文句をいう人はいないな、と
それは何故かと思考を巡らせてみれば
すぐに答えは見つかりました
長い間一緒にいすぎて
....
その人には顔がなかった
ゆっくりと動く喉仏
見なくても分かる 嗤っている
高い位置から嗤っている
私の苦手な目をして
私の苦手な言葉を紡いでいる
その人には顔がなかった
....
夜の次には
朝が来ますように
春風が貴方のもとに
届きますように
空が晴れていますように
温もりが涙が笑顔が
貴方と共にありますように
そして何より
どくん ....
世界が声を失くしても
消えない音符と手を繋ごう
脳が奏でる
たった一つの音楽
外国語よりうんと近くて
私が使う日本語より
少し遠い言葉達
その歌の中に自分を見た
その人 ....
「有害な空気を生み出す煙突のようだね」
そう呟いたのは、他でもない私の心でした
体内をぐるりと回り行き場を失くした有害物質は、ため息と共に吐き出される
透き通った冬の空気
吐いた息は煙 ....