あなたにはさみをいれて
いかれて
飛びでて
じゃじゃじゃじゃーん
「恋は目から入るもの」
さしも見事にゆきちがい
なじりぶって遁走かたじけなく
音楽室に飾ってある巻毛男にぽあん
石にキスするようにお ....
この三角地点の定義を持ち合わせていないから、光がクロスする辺りから眩暈が飛んで来る。この位置に私がいることを誰も望んではいないのだ。灯台への坂道は紛れもなく点だ。高さを手渡されても、私は硬直するこ .... {引用=



 満月の夜には
 外にでてはいけないと老婆はいう
 ふらふらと外にでて
 川を遡上
 青い山に囲まれた
 いちばん星空に近いその湖に行ってはいけないと

 ゆらめ ....

夫があまり鋭く見つめるから
わたしはしだいに削れてゆく
夫と婚姻関係を結んでからのわたしは
もう余程うすっぺらくなったらしい
強く手を握られると
きしゃり と指ごと潰れるから
か ....
ぼくはきみにいそがしくて

きみをやきつけられなかった

マリーちゃん、かぜがよくなった、会いたい、

ぼくも会いたい

来週むりやりじかんつくって・・・

じかんなんかぼくにつくれるはずなかろうに
 ....
い 色恋は風の道
ろ ロケットは落とすもの
は 恥知らず有頂天
に 妊婦忍耐 産んでも忍耐
ほ 星の数よりヘボ詩人
へ へカテ元アフロディテ
と トイレはシステムの始まり
ち 痴漢の ....
あしの爪を剥がしながら
もくもくと呪文をつくっている

ぼくは
だれにも
うそをつきたくないんだ
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします

持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから

知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
空は青く澄み切っていた。叱られて泣いた。
そして涙に色があることを知った。
甘酸っぱいというのは嘘だ。
貧相の旅人のように生活をぐるぐると回っていた。

遠近法を駆使してみても、古着の記憶だ ....
開けた窓から
今朝も差し込む
眩い輝き
静かなささやきに
手を伸せば

置きっ放しの夢の種
芽がちょっぴり顔を出し
出合い頭で鼻をつつかれる
通りすがりの薫りが  ....
「久しぶり」

「うん」



実家に帰ったら、従姉妹がいた。年下の俺は小さい頃から彼女と一緒に過ごしていた。毎年会っているものの、彼女の成長具合というか大人になる加減があきらかに ....
道端に 雪をかぶって
うち捨てられた人形は
さぞや寒かろ さみしかろ


あの日も
おなじくかがやいて 
うなる風に 耳をすませたら
ぼくがぼくであるための
拍動の 確からしさが
 ....
{引用=



 こんなにもかなしくさびしい目をした
 青い犀は
 かつてみたことがない

 霜月はじめ
 いや
 ぎりぎり瀬戸際のこの師走のおわりの
 月さえ凍える
 しろい ....
 SF作家や
 だれかによって手渡された
 未来のそばで
 ぼくらは生きている

 どこかがイビツでなにかが不適切なこの
 だれかの未来は
 あるいは
 使用方法をあやまっ ....
されて



ちがい

ちがわない

どうにもここにも

きになる






(2010・12・27mixi)
一撃で嬢はマットに沈んだ

「き君、大丈夫か。」
「しゃ社長、た助けてください。」
「よっしゃぁー、と言いたいけど。
一つ聞かせて欲しい。」

じじいよ
ゴジャゴジャ言わず
早く助け ....
来年からの学費と生活費を捻出するため
隣町で道路工事のバイトをした

ギリギリ専門学校に受かり
あまりの嬉しさに
現代詩フォーラムで報告する
くらいの学力しか持ってない俺でも
家が土木建 ....
からっかぜ

おもむく

西から

からまりかえる





(2010・12・26mixi)
私はしまい過ぎて失くしてしまう
大切なものほど奥へ奥へ
しまい込んでしまう

いざ必要な時が来ると
どこにしまったかオロオロする
探さなければ間に合わない

記憶のかけらを
ひとつひ ....
橋をあるく

瑠璃いろの底は

すこし黄ばんで透明な水いろ

ぼくらは影絵かも知れない

なんの影で

だれが見る絵なのだろう

橋をあるく

ぼくらは瑠璃いろの影絵だ
 ....
窓がとぶ
屋根がとぶ
全裸のマネキンが宙をとぶ
狂った風が吹きやがる

傘がとぶ
帽子がとぶ
純白のパンティーが宙をとぶ
狂った風が吹きやがる

笑いやがれ、
笑いやがれ、
笑 ....
するからこい





(2010・12・25mixi)
金木犀の香りが鼻をくすぐって
また季節は繰り返す

押し込めた空気が徐々に流れだして
遠くの方で笑ってる

ひんやりして
嗅覚を奪っていく風が吹いたら
心は再生するかしら

止まったまま腐敗していく姿 ....
とまれない夜






(2010・12・24mixi)
 
 
青い空でした
どこまでも澄んでいました
こちらの方が戸惑うくらいに
名前がありませんでした
形がありませんでした
ありがとう、も
言うことができませんでした
ごめんなさい、と ....
確実に
接近する影が
日々
つれなさを増す
現状に虚無感。


至って普通の
諸々の生きざまに
心が
揺さぶられるのです。


虜にさせる術など
ありふれているだろうけど
所詮  ....
もう絶対二度と会わないから

未来永劫会わないから

たましいレベルで確信してる

俺のたいせつなひとを

たいせつにさせてくれないたましいに

用はないから

もう電話かけてこないでくれよ
冬の寒さに身を委ね
凍れる唇に物を言わせようと
北風の中歩き疲れて
坂道の途中

針の枝振りの銀杏並木を
ゆっくり北風に煽られながら
今年の冬も歩きづらく
また疲れて坂の途中

歩 ....
寒いから 鍋に水張り温めた

湯気が立ち登る前に 火を止めて

都合のいい熱さを手で底に注ぐ

粘着し、離れることを繰り返して

ほら、と壁に呟くようにする。
ここにいない
私はここにいない
振り回される師走の風の中
私はどこにもいない
騒がしい高齢社会の中
私はここにいない

意思も意見も持たないから
只のエゴだと言われ蔑む
 ....
朧月さんのおすすめリスト(1460)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きれいな眠り- 阿ト理恵自由詩5*11-1-7
灯台- 花キリン自由詩2*11-1-7
青い湖畔のシカ- 石川敬大自由詩24*11-1-7
dissimilation.- 吉田ぐん ...自由詩4911-1-6
マリーちゃん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-1-5
大人の事情がるた- salco自由詩24+*11-1-3
しびれた手と足で描く半円、いびつな夜もよう- はるな自由詩111-1-2
抱負- 月乃助自由詩22*11-1-2
ベンチ- 花キリン自由詩211-1-2
Happy_new_year- 乱太郎自由詩1511-1-1
いくつもの嘘を隠していた- ayano散文(批評 ...310-12-31
冬の日の即興- 橘あまね自由詩1510-12-31
雪の往還にたつ青い犀___ーー_堀晃の絵画を観て- 石川敬大自由詩19*10-12-30
未来への処方箋- 石川敬大自由詩6*10-12-29
- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*10-12-27
ダイアモンドチャック__WHOレッドデータ編- ハイドパ ...自由詩2*10-12-27
師走に思うこと、成長したのかな- 一 二自由詩710-12-27
ねこのぞき- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*10-12-27
お片づけ- 小川麻由 ...自由詩4*10-12-26
橋をあるく- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-26
狂った風- atsuchan69自由詩24*10-12-26
すなねこ- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*10-12-25
近く遠い- AquArium携帯写真+ ...110-12-25
STOP- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*10-12-24
童話(空)- たもつ自由詩710-12-23
R指定- AquArium携帯写真+ ...110-12-21
電話かけてこないでくれよ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-12-21
老人と犬- ……とあ ...自由詩7*10-12-20
張る冬- 山岸美香自由詩210-12-19
『防衛戦線』- 木製金属自由詩110-12-19

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