スーパーに並べられパックに詰められた鶏胸肉の新鮮さと値段を吟味して500円玉一枚の重さと交換し台所に持ち帰ってまな板に引きずり出し切れ味の悪い包丁でぶつ切りにしてこびりついた赤にようやく気付く罪  .... 物の見方を変えるために
距離を置く

物の良いこと悪い事
その両方が見ることが出来る

俺はこの前

詩を書く事に

距離を置いてみた

自分は綺麗事を並べているだけなんだろう ....
休日のキッチンでイタリアンサラダを作っていると
天井から垂れ下がったホーテンベイリーが僕に囁く
「ちまきにしてしまえ」
しかし僕はちょうどその時
革命に参加しなかった無産階級のことを思っていた ....
あなたに会って
わたしひどく泣き虫になった

ふとしたことがかなしくて
ふとしたことがうれしくて

わたし、こんなに感受性豊かな人間だっけ?
知らないわたしが溢れて溢れて
あなた以上に ....
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん




*
きらきらした風のなかで
うつ ....
はだかんぼうのうたうたい。
寒々しく、背骨は軋むよ。
あたしがね、君の手を握るたびに
(思ったよりもね、きみの手は小さい)
守るべきは自尊心なのか、という自問自答が。
小さな手で守りきれ ....
日曜の朝
一人の娘が固まっている
俺の妻だ。
枕元に携帯電話が二つある
電池パックを入れ替え
その機種でしか出来ないゲームをするらしい
いまはモンスターハンターというのをしている。
雨が ....
あなたへの想い
ひとすくい
優しく掴み取ろう
それが全ての始まり

ぎゅっと
手で固めて
しっかりとした土台を
あなたへの愛の素を

ゆっくりと
転がそう
あなたへの愛の海で
 ....
反芻し過ぎて擦り切れそうな程ささいな逢瀬

回想から想像に変わる

あなたの表情より手のひらの感触が伝えてくれる

淋しい言葉は口封じされる

甘く甘くいるためには2人は申し合わせない ....
もしも ぼくらに子供ができたら
なんて名前をつけよう?
おとこのこだったら おんなのこだったら

もしも ぼくらに子供ができたら
宝ヶ池の こどものらくえんに行こう
BALの地下に行こう
 ....
夜を待つドライバーが眠る
黄色のタクシーが連なる駅までの道

すれ違うのはいつも仕事帰りの疲れた
サラリーマンかOL

しみったれたこの通りとも今日で最後なのだ

花束には真冬に不似合 ....
仕事の後に飲む酒はほんと天国だな
そう言い放ったあなたの黄色いTシャツにデカデカと
Go to HELL!と書いてあるのはなんとも粋なんだ。

最近腹減らないんだよなあ
そう言い放ったあなた ....
絵本の中に
入れたなら

ふんわりと
つつまれ

森の中

どんぐりをたどると

お菓子の国

ケーキの街を
クリームに
口づけしながら

歩く

ガーネット色の
飴だまが

キラキラキラキラ
絵本の ....
あしがいっぽんしかなくなって それでくるくるとおどります

すいそうのひろさは はじめから わからない

ひれにみたてたながいそでのふくは まわると とてもきれい

すそも まわるとまとわ ....
一日についた溜息の数
戯れに数えてみた

一昨日で七回
昨日で十回
今日は八回

忙しさに比例して
楽しさに反比例して
寂しさとは関係なく

溜息の数だけ
幸福が逃げるんだよっ ....
おまえはきいろいねとむかしいわれた
そういうあなたはびょうきみたいとしかえした
あうたびにだきあっていたから
わたしたちみえなくなってしまって
わたし
ひこうきでかえってきたの

きみは ....
病院玄関前に
雨上がりの路上に
いちばん風が吹いていた

折れたアンテナが 屋上で
ひとりでに揺れていた
午前5時37分、街灯が消えた

ヒューズが飛ぶように
鳥が飛び立つ
宥めす ....
忘れないで居ることが罰

そう言った私を、

笑った貴方は今
海に赤い灯をまだ燈して
どこで何をしていますか。


明日も忘れないよう、
罪を反復するのです。


黒い海をま ....
やってみたいことはたくさんある けれど、
やっておきたかったことも、たくさんあった

高く、空に流れていった最後の校歌と
旅立ちの、握りしめたら少しだけ痛い
金釦のような歌
それらをいいわ ....
スカートに挑戦してみたのは
昔からずっと憧れていたから
単純な理由じゃない?

生物学的には男らしいけど
ピンク色や化粧が好きなんだ
別に普通じゃない?
趣味は人それぞれなん ....
みんなに忘れられ
でも咲いている
ひとりぼっちの
青いムスカリ

小さいけれど
顔をあげ
通り過ぎる君に
話しかける

ぼくはここにいるよ
春がやってきたよ
青い空を夢見て 目を閉ざし
僕は ずっと待っていたんだ
春が僕のもとへ やってくるのを

春が来て あたたかな陽と優しい風が辺りに満ちたら
その時 僕は目覚め 大きく花開こうと思って ....
僕は

君の存在が永遠で

ずっとずっと僕の側で

微笑み続けてくれる事を

信じてきたんだ

だから

暖かい言葉や

甘い言葉を

言わなくてもいいと思ってきたんだ ....
彼に捨てられたんだって?


二股かけられて遊びだったって言われたらしいね


泣いてるの?もしかして傷ついた?


本気だったんだ?


馬鹿だね、お前は


ほらこっ ....
混沌の中で

古ぼけた

言葉を

ならべて

煤けたダンスを踊る

明日のことは誰かが?

目の前で

見せつけられても

僕は首をふる

子供みたいに

膝 ....
不思議だね

見ているだけで 胸がいっぱいになる

その笑顔は 元気と涙をくれる

ただ

触れることのできないことに 

慣れてしまうのはヤダ
左目から涙がこぼれた

ぼくは寝返りを打ち

涙は左目に戻る

涙の行方も

時に気まぐれ
ひとはせつなくなりたくて

ちいさな過ちを犯してしまう

せつなくなりたくて

きょうもひとは旅を続けている


今宵

僕らそれぞれに瞬く星が

いい星でありますように
 ....
海は凪いで
時折水面の灯りが膨らむ
こんな場面に身を置くと
ゆめを見たくなる

会いたい、の裏側にある
まだ微熱を残した感情から
目を背けずに
鞄ひとつぶんの希望を詰め込んで
夢のつ ....
                  2007/02/10

ぶり大根のように
生臭くて
柔らかい物が好きなんですよ
歯がないお年寄りのように
笑顔を漂わせて
見知らぬ人が挨拶するから
 ....
朧月さんのおすすめリスト(1460)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
食事- 東風自由詩107-4-7
距離を置く- テルテル ...自由詩3*07-4-5
ホーテンベイリー- シリ・カ ...自由詩4*07-4-3
泣き虫- ことは自由詩407-3-31
はるにきくおと(ノート)- 青色銀河 ...未詩・独白907-3-28
背骨の化石- R自由詩407-3-25
石神井日誌- 馬野ミキ自由詩16+07-3-25
恋だるま- 美月朱恋自由詩407-3-24
もっとも甘い砂糖- 猫のひた ...自由詩6*07-3-23
もしも_ぼくらに子供ができたら- 北大路京 ...未詩・独白19*07-3-18
take_off- マッドビ ...自由詩3*07-3-18
粋。- もののあ ...自由詩19*07-3-17
絵本の夢- 鈴鈴自由詩8*07-3-16
- ミゼット自由詩6*07-3-15
溜息- 松本 卓 ...自由詩2*07-3-11
しろいはだ- ミゼット自由詩7*07-3-11
/病院玄関- プテラノ ...自由詩7*07-3-10
贖罪- 明日葉自由詩3*07-3-6
第ニボタン- Rin K自由詩31*07-3-3
トランスジェンダー- 1486 106自由詩12*07-3-2
青い花- weed & s ...携帯写真+ ...3*07-3-1
「春待ち」- 和 路流 ...自由詩6*07-2-28
桜の木- yoshi自由詩407-2-19
馬鹿だね、- 自由詩207-2-18
ひとつの現実について- ジム・プ ...自由詩3*07-2-18
ガラスの向こう- 空 春色自由詩2*07-2-18
寝返り- 自由詩2*07-2-17
せつない星- 吉岡ペペ ...自由詩507-2-15
マリンタワー- 銀猫自由詩19*07-2-10
お金が欲しい- あおば自由詩7*07-2-10

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