果てなく延びる灰色の路
どこまでも高くそびえる灰色の塔
無数の閉ざされた扉の列
漏れ出る弱々しい灯り
忙しなく動く膨大な数の体
頭上足下を駆け巡る不可視の奔流
照らし出される表層
生み出 ....
何も無い。ココには何も無い。
どこにも無い。僕の行くあてなど。
ただ・・・僕は・・・ココ以外、行くところなんてないと分かってたのに・・・・
 
何も無い。君もいない。
僕の心も・・・君といる ....
暗い
宇宙の夜に中に
最初の人間が現われる
途端に 宇宙の空は晴れ渡る
ように見えるが それだけだ
相変らず
宇宙は 際限のない夜に包まれている
最初の人間はぼんやりと坐りこみ
すべる ....
春だった
すきと思った、無理だった

駅で時刻表を見る
あのひとはなにをしているだろう?
昼休みのチャイムが鳴る
あのひとはなにをしているだろう?
宿題を片付ける
あのひとはなにをして ....
この日常...キミがいることで特別になる

キミを愛するボクはここにいるから

ボクはキミの傍にいつもいるよ...
ぼくにできることは
ほんのすこしのこと

だけどそのすこしが
ぼくやだれかをほんのすこし
うれしくさせられたらいいな


ぼくにみえるものは
ほんのすこしのもの

だけどそのすこ ....
背伸びもせずに
キスをした

照れくさくて
そっぽを向いた

君はまっすぐ
私を見た

少しだけ
君が大人に見えた
  こちら水飴通り178番地

  早朝 午前5時

  車も人も通りません

  風も想いも通りません


  空は快晴 雨降りの自分に問いかけた言葉


  誰かのため ....
はらり はらり
かさなる もり
おくふかく
かさかさ
あかい

かさねた びねつの
ほんとうは
まだ おくに
つながってて
ぐいぐい ひっぱって
きろうとしても
はだかにな ....
みずきは葉ばかりになり

新書は緑の香を帯びて

檸檬は哀色に光る

昼の通りは錯覚を落とし続ける



櫻の下から 流れるとも浮き出るともつかない声が

絶えず星に向かってい ....
年齢詐称だ。
いいじゃないか、「うなずきマーチ」を知ってる20歳がいたって。
ひょうきんひょうきんそれひょうきん♪ひょうきんパラダイスだっつの。

バイト先で、オッサンと先に仲良くなりますが、 ....
初めて会ったとき
アンタすごくドビンチョーレだった
あんなにドビンチョーレなのって
それまで見たことなかった
あんまりにもドビンチョーレで
壊れちゃうかもって思った
イッちゃうかもって思っ ....
巨大アパルトメント郡の厳格な質量に問う
「A!断頭台は何棟だい?」
      「アベル メメントとは?」
消防車の鐘 乃至薄布で顔を隠したあの光
幾何が気化して出来た夜空を慰める瓦斯燈
を ....
ごらん
あれはとても雨ににている
夾竹桃
その下に小さな蜘蛛がいて
そこにもやはり雨はしとしとと
濡れて
いるのだろうか

いい
匂いがする
また奥さんに怒れてしまった。
なぜ結婚後の女はこうも強くなってしまうのか。

俺が起きてすぐに酒を飲み出すのが悪いのか。
子供の世話を何もしないことが悪いのか。
悪いです・・ね。
俺は ....
牛カルビ焼が食べたいと昨夜

寝床で想い欲求

今朝

少々フラつきながら買い物に出た


はじめのスーパーで桃の缶詰

ほかに入用なものを探してカゴに入れて回るうち

空調 ....
あなたは私の姿を追い求めて
時を計るものの上をさまよい続けてね

私もあなたもお互いを知らないし
知らないのだけれど・・・

私たちの横はひどく                    だ
 ....
振り向いた寂しい目が精一杯に訴えていた
何が言いたいのかすぐにわかってたけど
目をそらして気づかないふりをした
誰も知らない二人だけの秘密だと
約束したから何も言わない
遠い海へ船出した君の ....
なんで 私が
あなたの詩が好きかっていうと
ソウルフル だからだよ

どんな アプローチでも 言葉も形
完璧じゃない

音や みてくれから くるものが
ほっとけない感じなんだ
 ....
イメージの中では ブルーの球体

1枚 膜をへだてて

違う時間を 生きるしかなくて


イメージの外では

灰色の なんでもないもの

あちこちの隙間から 入り込んできて

 ....
私の見えている
見えていない
神の住まう処でない場所で
黒猫が鳴いていた
それは確かに墓地で
決して泣くこともなく
林を歩き
ただただ此処へ来た
来てしまった
独りの自分に
笑って ....
さびついた
すいどうのじゃぐちを
ひろってきてくれたひと
さぁて きせきとやらを
おこしてみようか
ぐるぐるうでをまわしながら
ほんとなんにもないなあ
おしいれやどうぐばこをぶっしょ ....
ゴトゴト、と音がした
「ん?」
何かを踏んだかな
例えば
空き缶とか。いやそんな大きなものじゃなくて。
ゴトゴト
音が大きくなった
「え?」
焦ってきた

がたんがたん!!
「わ ....
ほんの
わたしがあなたを好いている
っていうことを
他の誰かとおんなじような言葉に変換したくないせいで
いろいろと言葉をいじくってるのです

つまりは
わたしがあなたを好 ....
ねえ おねがい

あなたが持っている
わけのわからないネタ帳の
一番大切な詩は
どこにも公表しないでほしいの

誰かが大きな声で
その詩が良いと言ってしまったら
きっとみんな同じ事を ....
いつだってただ生きるためだけに眼をこらしているけれど
たしかにあの頃はそうして寝転んだまま泣いてさえいたら
おいしい物だとかやわらかい声だとかあたたかい手だとか
そういうものはいつもかたわらにあ ....
天井に頭がつきそうなあなたと
どてっ腹に穴のあいた私は
どこか浮かれた心地で手を繋ぎます
やがて日暮れて
子どもたちはそれぞれのミノに潜りはじめる
私たちも
アンゴラのマフラーを身につけま ....
指のあいだからこぼれてゆく、
アルファベット、
ひらがな、
漢字、
カタカナ、
見覚えはあるけれど読めない象形文字、
もしかしたらヒエログリフ、
言葉になる以前のかけらたち、
さりりと ....
男が一人
過去を闇に弔うように燃やしてる
空からは舞い落ちる人々
幸せは降ってはこないけれど

昨日、私は死にました
たった20余年の短い人生
明日からは新しい名前で生きていこうと思いま ....
ね マナちゃん 今日はいっぱいおひさまがいるよ

母はわたしの名前を間違えたのだ 公然と 間違えたんだ
肩を抱くと 猫と同じにおい がする


今日の朝ごはんは 半分くらい食べたんだよ
 ....
朧月さんのおすすめリスト(1460)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
迷宮_または仕組まれた幻- 紫音自由詩2*05-5-28
ココにはいない。君はいない。- 天使自由詩105-5-26
人間- 岡部淳太 ...自由詩6*05-5-24
誰にも言えない恋だった- 逢坂桜自由詩4*05-5-22
傍にいるから- ひで自由詩105-5-15
ほんのすこし- 松本 涼自由詩8*05-5-12
年下の彼- ANNA自由詩2*05-5-6
水飴通り178番地- 蝶番 灯自由詩205-5-3
もり- 玉兎自由詩3*05-4-26
オケラ哀歌- びわ自由詩1*05-4-24
リョウ氏が33歳なのに20歳だと言い張る件について- 虹村 凌散文(批評 ...5*05-4-11
ドビンチョーレ- 大覚アキ ...自由詩4*05-4-11
A.P- 六崎杏介自由詩505-3-26
夾竹桃- 浅見 豊自由詩7*05-3-25
小舟までの距離感- 瓜田タカ ...散文(批評 ...13*05-3-23
マスクしましょう- 蒼木りん未詩・独白4*05-2-26
モラ/___/___third- ふるる自由詩7*05-2-20
銀河鉄道の裏- 一筆自由詩2*05-2-18
詩の言葉- 砂木自由詩12*05-2-13
イメージ- こむ自由詩5*05-2-12
- 梼瀬チカ自由詩105-2-6
もしもし- アンテ自由詩805-1-29
パンク。- 千翔自由詩105-1-24
訳す- ________自由詩4*05-1-23
一番大切な詩- みもる自由詩1005-1-11
カラスは仰向けに- 望月 ゆ ...自由詩5*05-1-8
トーチカ- 嘉村奈緒自由詩1505-1-3
涸れ井戸スコープ- 佐々宝砂自由詩705-1-3
モナリザ- 快晴自由詩5*04-12-31
窓と庭と病室- 吉原 麻自由詩8*04-12-27

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