あっちのほうに
君のいる街があるんだと
いつまでも
温かい気分で佇んでいた
あの道路標識の前で
景色よ、さようなら
君はいつも僕の心だった
景色は、送電線に絡みつく風
海の上にある匂い
君は特別に美しいわけじゃあないし
劇的な魅力があるわけでもない
ただ気安さと、気長な優しさとが
 ....
彼はサンドイッチを食べる
彼はサンドイッチを食べない
彼はサンドイッチだ
彼はもちろんサンドイッチではない
彼はサンドイッチ屋さんになる
彼はサンドイッチ屋さんにならない
サンドイ ....
運動の継続がいつからか快楽を産んだ
回り続けることを繰り返すうちに
どうどう巡りの道筋をすら不思議とは感じなくなった
漕ぎ始めた自転車のように
慣れ親しんだ道を慈しむように
昨日の苦悩と今日 ....
あの大きな事件であなたの失ったもの

欠落した性格を受け入れるだけの抱擁

あたしがどれだけ説明しても

あなたの傷は一生治ることのないもの

あたしの病にもにているけれど

自然 ....
オレの説明書は

そう、藍いろの空

アンティーク店の

黄いろい光輝く

古本屋のまえに

クルマをとめて

な、気にするな空

藍いろのカルテに

全部書いてある
夜は夜のままずっとそこにあって
満ちていくほんの少し前で静かに息を潜めてる
キミの予感は外れたみたいだ
だから安心して眠ればいい
それくらいのことならオレだってできるよ
だから先に目を閉 ....
  昔からの友人が
  タバコをやめることにして
  最後の一本を吸った
  けむりだ
  僕は朝方のベランダで
  でたらめなCMソングを歌い
  世界のはじまりを祝福した
 ....
早朝
台風の影響か
東の雲はとても分厚く暗く
灰色の上空に視線を回すと
西の空にすみやかな光源が
薄雲を満たしていた
それは
まだ記憶に新しい
昨日の光景を再現していた
坂の上のミラ ....
空中庭園の夜で
零れそうな月が
溶けて朧に霞む
夜は秋みたいに
更けてゆくよね

いつの間にやら
緑が赤に変わり
枝から剥がれて
足元に転がって
粉々に消えても

何も変わらず ....
心臓に星型の穴が空いた
星型はあの子しかもっていないから
世界でたった一つの特効薬は
二度と手に入らない

人と別れるということは
四角や三角や楕円なんかの穴が
心臓に空くということ
 ....
 
あら、どうも
はじめましての
ごあいさつ
 
 
お久しぶり、と
云うべきですか?
「自動販売機に並ぶ 
 ペットボトルの色水達は 
 どうも買う気がしないねぇ・・・」 

そう友達に話した昨日は 
蝉時雨の降りそそぐ
残暑に湿った一日でした 

翌日一人で出かける僕 ....
 ここに歩き疲れた兵士が独り

 ただ前を見て歩いてきたけれど

 突然前が見えなくなった

 暗い闇に引きずりこまれて

 ふと気付くと

 ただの独りぼっち

 友人も ....
 
誰も知らない
丘の上に
時計台があった

誰も知らないから
動いても
止まっても
知らないのに
時計台は
時を刻み続けた

真夜中
僕らが見てる
夢の時を
正確に
 ....
生きているのが辛い
でも死ぬのは怖い
君を、想えなくなってしまう

わたしがどれだけ泣き叫んだところで
世界は何一つ変わらない
世界は変わってくれない
そんなことを考えることさえ
意味 ....
ペン先に積もる黒い雪
世界は四角い
丸くない
背中の違和感
なんて静かな夜だろう
夏の夜の静けさのなかには震える孤独な生き物がいる
そいつは虚無と星の光の混合物だ
いつまでもいつまでも震 ....
今 空を見上げたタイミングが
一緒だったらよかったのに、なんて
ベタなことを考えた自分を嘲笑った
(だってそれだけで僕は今日を生きれる)

胸が苦しいよ
君に会いたいよ
そこにはほんの少 ....
いろんなものを詰め込むと

結局最初にもどっていく

真っ黒と真っ白が同じなように

実は僕ら

常に始まって

常に終わっているんだ

僕がここにいるとして

君がそこに ....
電線を流れる夕焼け



僕の身体には巡って来ない
手元にある一枚の写真
空はモノクロ、
下のほうはほとんど黄色

真ん中を女の子が何気ない顔で走ってる

赤毛のアンみたいな格好で
麦わら帽子に
色のうすい髪
一枚のエプロンみ ....
大海原
ただ海だけが広がる海に
降り注ぐ日差し

何処から渡ってきたのか風
今ここで
生まれたものか風

まどろんで
飛沫
ふと舞い上がってしまう
水蒸気たち
塩粒たち

 ....
 僕らが死んだとき
 その手に握られたものを
 そっと次の人へ手渡す
 リレー選手のように全力疾走できないけれど
 手渡した瞬間
 思いも
 願いも
 約束も
 希望も
 全部託 ....
楽しく生きよう
毎日大切に
色々試そう
直そう

勇気を出して
困難にぶつかる
安楽を避け
小さな喜びに浸る

トボトボ歩いていると
声をかけてくれる
苦労は買って出よ
逃げ ....
どこでもドアがあったなら




ダイエットして
新しい服を買って
メイクをして
キレイになって


君の街まで。


きっと、君の街は広いから
簡単には会えないだろうけ ....
車が好きだ。

それも改造車が。
一般的には嫌われる
改造車が好きだ。

親父も
そんな改造車に乗っている。

うるさいエンジン音。

本人は気持ちがいいんだよ。
好きなものに ....
あまりよく、覚えていない

ふらふらと適当に帰りついた夜
白く重たいドアの先で
お父さんが
ガチガチに冷凍されていて
あれ、しっかり保存されていたんだ
そうドアの前の過去に
気が付つい ....
メールに添付された
君の写真ばかり眺めていたけれど
「さっきはごめんね」
そのメッセージが 愛おしい そっと
撫でた

そうやってぼんやりしていたら
ノートパソコンはいつのまにかシャ ....
今日やるべきことを終えると
はるか銀河に旅する

銀河のあちらには
君がいる

こちらは
遠くて

話せない
抱きしめられない

それでも
おたがいの瞳の輝きは

銀河の ....
銀河の星々よ
教えて欲しい

いつの時代も
男と女は
男と女なのか

出会い
見つめ合い
惹かれ合い
愛し合い
別れあう

それが
心の根深い傷になるというのか

そし ....
朧月さんのおすすめリスト(1460)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
道路標識- ゆきこ自由詩308-10-18
景色- HTNYSHR自由詩708-10-13
詩食- ヨルノテ ...自由詩208-10-13
ローテーション- HTNYSHR自由詩208-10-12
あなたの隙間- yoyo自由詩208-10-11
気にするな空- 吉岡ペペ ...自由詩508-10-8
できる事ならこのままがいい- BOOKEND自由詩3*08-10-7
死にぞこないの朝- 露崎自由詩1008-10-5
夕の坂道の朝- ススメ自由詩408-10-2
空中庭園- 皆月 零 ...自由詩7*08-9-26
- naru自由詩708-9-24
ごあいさつ- こすもぷ短歌208-9-7
(_無題_)_- 服部 剛自由詩408-9-5
兵士- 星月冬灯自由詩208-8-28
夢の時計台- 小川 葉自由詩308-8-28
あたたかい手- ゆず自由詩2*08-8-27
夏の夜に萩原朔太郎を読みながら- ぎよ自由詩608-8-10
自己満足- ゆず自由詩3*08-8-8
優しい透明- t__y_k_自由詩208-8-2
悲しみ- ぎよ自由詩408-7-25
菜の花畑- 長谷川智 ...自由詩4*08-7-25
まだ生まれない台風- 海里自由詩308-7-23
バトン- doon自由詩108-7-19
貴方に捧げる歌- ペポパン ...自由詩5*08-7-16
もしもの話- 三奈自由詩8*08-7-13
ちいさなエンジン音- xたろおx自由詩308-7-13
- 二瀬自由詩16*08-7-12
Happy_Birthday- くま出没自由詩608-7-12
@銀河_Ⅲ- 貴水 水 ...自由詩108-7-2
@銀河_Ⅰ- 貴水 水 ...自由詩108-7-1

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