皆が皆こぞって着たがる有名ブランドの流行服
季節毎に色を変える恋愛ごっこ
僕達にんげんは一人ではとても弱いので
くっついて抱き合って甘えごとをささやきあっていないと
砂糖菓子みたい ....
それは視聴覚室で。


理科実験室で。


密かに温めた恋でした。


けれど卒業は


総てを拭い去ってゆき


思い出も


交わした言葉たちさ ....
「怒」


怒れ
とりあえず怒れ

開けろ
風穴を開けろ

亀裂でもいい
そこから侵入しろ

浸透でもいい
じっとり考えながら浸透しろ

正義ではない
生活だ

 ....
財布とケータイだけ携えて、ひとり
夜道をドライブする
行く当てもなく、本屋にたどりつき
駐車料金と550円を支払って
本屋をはしごする、ひとり
夜道をドライブする
行き先どおりに、本屋にた ....
ロケットは飛び立った
ぼくは母に手を振りサヨナラを告げた

宇宙からぼくは
丸く青い夢にまで見た地球の姿に歓喜して
月や火星を探検した
月にはウサギがいたし
火星にはタコみたいな生き ....
今日も天気予報は
はずれた。
梅雨時の天気は
難しい。

最近は当たるように
なった。
科学の進歩
驚く。

流体力学の偏微分は
嫌いだった。
池の中の流れを
バスクリンで測 ....
{引用=   1.服を着ています
     私は分けています
     したがって私は健康です


   2.一房の葡萄を
     あなたに任せています
     何処に捨てる ....
6月の雨音が
少しずつ夏を連れてくる
色々の傘とあじさいの花
ゆっくりとすすむカタツムリ
ねえ
ほたるはもうとんでいる?

大昔のあの人も
時間をきっと持て余して
広い庭を眺めていた ....
愛する雨 自由を解釈させる雨

掘り下げても 憂鬱になんてさせない 自由を解釈させる

愛する雨

問えない芸術が化けてる細胞の核 

幸い瞬きに 遅いと感じる瞳

愛する雨 物語 ....
なぜか知らぬが 
私の目の前には 
日々ひとつひとつの穴が、ある。 

この両手に盛ったやわい土で 
一日、ひとつの穴をふさいで 
一歩ずつ、歩いてゆくならば 

ふりかえった背後に、 ....
まだやわらかくそこに満ちている輝きたちのこと
吐き出せない清さ

いま、翅をひろげ
とおい夜の鐘を抱き
光の矢を待っている

しろく灯す窓のふち
憎可愛さは罪ですか
嘘を染めて、ゆる ....
増毛剤カタログふえても髪増えず

亜麻色の髪の乙女に足踏まれ

夜が来る妻の叱咤の恐ろしさ

おじ散歩犬と一緒に立ち小便

借金のかたに妻をいらないか?

足摺岬とこずれの母思い出 ....
来年は 辰年だと云う

何となく 龍と 表現 したいなあ
そう 思いながら

年賀の文字は
簡単な方に してみたんだ

だけど 出そうか どうしようか
迷っているところもあって

 ....
ベイビーこんな雨の日は
ひきずるようなブルースをきくんだ
だから
ともだちになってよ

それとも懐かしい曲で
こころを満たすかい

ベイビー3弦がきれたよ
へやのすみには
弾かない ....
友よ
あなたがこれまで流した涙の量を
知る由もないのだが
これからは僕の頬を使えばいい

友よ
あなたがこれまで吐き出した怒りを
どこで燃やしてきたのか
これからは僕の手を焦がせば ....
光はあふれる
白亜の{ルビ建物=ビルディング}の上に
海鳥の白い翼に
青くうねる海原に
光はあふれる

光は波打つ
どこまでも続く青い穂波に
涼やかに流れる川面に
青い空と風の中に
 ....
 
恋には形があるからさ

だから、つくれるしさ

だから、こわれるしさ


 
{画像=120530012115.jpg}



この世の中には
幕間に控えて居る役者は
いっぱいいて
人が羨む役を貰えるかは
まことに運次第なのだと思う


人は与えられた役の ....
人間はひとりなのだと
思うようにしている
誰かを頼ることのないよう
自分で生きようと努力をしている

私はそうしたいのだ

家族がいても
私の人生は私のもの
一緒に住んでいるからと
 ....
夢から覚めると
午後は陽炎の中 寡黙に佇んでいた
翻る あなたの影だけが冷たい魚


見も知らぬ者同士 これが
いつかの夢ではないと言えるでしょうか


ひび割れた心象が決壊する時
 ....
白砂と
小さな世界が待っている
柔らかな海水が裸足の親指に触れる度に
小さな世界へと渦を巻いて引き込まれる
何度も何度も 行きては還り
還れば 行くの繰り返しを
日毎に重ねて そしてまどろ ....
どうかしたのと

問われれば

べつにとしか答えられない

どうかしたこと


狭い空

窮屈な大地

一点しか見つめられない

夕焼けの海

雲の色


どうかしたのと

問われれば

べつにとしか ....
ワーグナーの「指環」を思いだし
朝雲に隠れかかった光の源に眼鏡を挟み込む
何万年も昔の発光躰でさえ
懐かしさを運んで届く
時間の夢
ふとしゃがみこみ
亀裂に滲みたアスファルトの鏡を ....
こえなきこえをわがむねに
声に出せない声を
描いても描ききれない
キャンパスの白に圧倒されながら
呼吸を忘れた金魚のごとく
口先だけを水面から出し
日常な非日常を生きている

片づけた ....
深い海の底 暗い洞窟の中
スポットライトのように
光が差し込む ブルーホール
暗闇の中のただ一つの希望
暗闇の中でただ一つの希望

ホールから差し出される手をひたすら待ち続けて 
暗闇か ....
  元気がないから
  ぼくたちはただ
  夢のどこかに広がる
  だだっぴろい草むらに
  黙りこくって穴を掘ってる



  そんなような
  お別れの時がきて、
   ....
僕は
コトバに打たれ
コトバに追われ
コトバに泣く

今日も
コトバの色暗く
コトバの音重く
コトバの肌ざらざらと。

時に僕は
コトバへ逃げ
コトバへ叫び ....
雨降りの夜の街が黒かった

フロントガラスに霧吹きのような水滴

人間界を代表して愛されたこと

たぶん得意げで凛々しかった頃

ワイパーでいっぺんに消えてしまった

雨降りの街が ....
夜更けに植物たちの呼気が肺胞を満たし
ぼくはしずしずと座席におぼれていく
鶏頭の形をした虫みたいな小さな生き物が
呟きのように車内灯に集まり始めている

窓の外では乗り遅れた人が持て余し ....
ひらり おちる
消しゴムのかす

えんぴつを研いだ時の
木の破片

真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが

笑う 泣く 笑う

書いては消した 小さな唄
ちっ ....
朧月さんのおすすめリスト(1460)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
2012/7/5- 鎖骨自由詩412-7-4
視聴覚室で。- 永乃ゆち自由詩3*12-7-3
刹那的発泡詩_<_2_>- nonya自由詩22*12-7-1
夜道- 中川達矢自由詩312-6-30
ロケット- 自由詩212-6-30
気象予報- ペポパン ...自由詩3*12-6-29
詩の磁場(1)- 草野春心自由詩712-6-27
ある日の日記- 森未自由詩6*12-6-22
雨連なる- 朝焼彩茜 ...自由詩15*12-6-21
道_- 服部 剛自由詩6*12-6-21
とうめいな朝- 白詰ちゅ ...自由詩112-6-18
哀しみのおやじ- 梅昆布茶川柳1712-6-17
胃袋の中身- 藤鈴呼自由詩2+*12-6-16
ともだちになってよ- 梅昆布茶自由詩1912-6-12
友よ- 乱太郎自由詩16*12-6-7
- 未有花自由詩23*12-6-4
恋には形が- 殿上 童自由詩27*12-6-3
地に沁みる影が光を含むまで- beebee自由詩31+12-5-30
そうしたいのだ- 金子千冬自由詩4*12-5-29
心の向こうで絵を描いているあなたへ- ただのみ ...自由詩36*12-5-28
海岸線との境目には- 岸かの子自由詩5+*12-5-28
どうかしたの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-26
休息- takano自由詩4*12-5-21
抗う- 岸かの子自由詩2*12-5-21
ブルーホール- 無限上昇 ...自由詩812-5-17
小雨のあと- 草野春心自由詩9*12-5-16
僕はコトバに泣く- 御笠川マ ...自由詩412-5-16
雨降りの街- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-15
最終列車- たもつ自由詩812-5-15
文房具- 三奈自由詩31*12-5-15

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