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03/9

自戒として、あるいは、第「二者」の言葉として〜

「お前の言葉とやり方は、
以前からわたしに吐気を催させている。
なぜお前はいつまでも沼地に住んでいて、
 ....
青い夕暮れ

か細いにっぽんの建物、電線、車の光沢

夕暮れの香

お寿司屋さん、お肉屋さん、お蕎麦屋さん

ふたりでそらが青くなるまで散歩をした

こんなことよりも大切なことなんて

ほんとうにある ....
瞳が心の窓なら

声は心の 色
だろうか

その大きさで
ささやきで
吐息で

微妙なトーンで
心の位置が
感じとれる

かんちがいだった

わかっていないのは
あたし ....
息も凍る 寒い夕
その仔は

少し積もった 雪の上に
ちょっこり乗って
ふるえていた

雪よりもグレーがかっている
もう
鳴くチカラさえなえている

そっと
手につつんだ

 ....
 NHさんの訃報に接して

 「こうしん君こうしん君、今朝のニュースみた?」
 わたしの友人・若きマルクス主義者の、彼谷行進(
かなたに・こうしん)くんのアパートのドアを叩いた。
こうしん君 ....
 
 
道路を丸めて食べる
どうしたら草の音みたいに
生きることができるのだろう
 
曲った色鉛筆
間違えないように覚えた言葉
値札の無い指の軌跡
並べることばかり
いつの間にか上 ....
羽を広げて歌ったり
髪を下ろして眠ったり
きみを観察して飽きることがない
しなやかな人形のようだ

内側にめくれて行く海の
遠い波音を聴くころには
月が高いところまで上り
僕はいつまで ....
それは
冬 限定の屋台

あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる

夕食前の
薄腹の空いた時間

銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
 ....
        うれしいじゃないか
   本曇りが薄曇りになっただけで

         歌おうじゃないか
   薄曇りに青空がのぞいただけで

         叫ぼうじゃないか
  ....
 
 
長いものに巻かれている
とても柔らかな
マシュマロに腰を掛けて

呼吸に合わせて
長いものが少しうねる
今まで大切な人と
大切なお話をしていたはずなのに
もう残りものの空し ....
トイレから出ると
首の長い女性が
宙に浮かんでいた
待ちきれなくて
こうなったのか

トントンって
ノックしてくれたら
途中で出てあげたよ
可哀想に僕のせいだ

フローリングに
 ....
あの7日間は
もう 治ったかと
思っていた

また
瘡蓋が増殖している

無意識に
引っかき 傷つけ
流血し

瘡蓋となり

また 傷つける

瘡蓋の数は
ココロの傷と ....
ひとつ

ふたつ

みっつ

ベッドで遊ぶ

光のダンスを

みつけた

ありがとうの

拍手を贈った
何が楽しいの 何が正しいの

そんな正義が必要なのかね

かわいそうだね 君たちは


薄っぺらい汚れた小さな世界の片隅で善人面して媚をうる
現実逃避した小さな世界の片隅で ....
いいから自分を可愛がりなさい
いいからジブンで自分をカワイがりなさい

言い訳なんていいから
理由なんて要らないから
そっと ずっと もっと
じぶんを愛してあげなさい
ゆっくり ふれて  ....
喜怒哀楽全てを共有し 将来を約束し合ったって
たった一通の「別れよう」 それだけで全部壊れた
いろんな要素が絡み合って 上手く出来てたはずなのに
たった一言の「別れよう」 それだけで全部壊れた
 ....
じんわりとバターのしみたトーストの上にあなたの奇跡が躍る


湯面には浮かんで匂う花たちの浸るおんなのやさしい胸の


公園でトランペットを吹いている野良猫を代表したひとが

 ....
駅前のデパートが閉まると聞き
短い帰省の間、立ち寄った
商品のない売り場と
間もなく解雇される店員たちの笑顔が
とても痛々しかった

逃げるようにエレベーターのボタンを押したとき
七歳の ....
雪の降る日には
わたしの手は凍えてしまい
擦り合わせても
擦り合わせても
ちっともあたたかくなりません

デパートで500円で買った手袋をして
いっしょうけんめい擦り合わせ
じっと火を ....
夕暮れに雑踏の影が行き交う
ビルの窓に
バスの車窓に
黄昏れの輝きが溢れだす
すれ違う人の視界にも

夕暮れの雑踏の影に紛れて
何だか行く先を忘れてしまったよ
そっと見上げていたら
 ....
汚染される超次元ステージ

醜くなった雛をみて

みえないふりをした

溢れた水銀が光をおびて核になる

ガンジス川では今日も

ピラニアが草食系

計画などないけれど

 ....
看板ばかりが大きな
古ぼけたシェブロン 
停留所のサインも なにもないそこに
長距離バスがやってくる

テール・ランプの冷たい光りの帯
夜の街は、行き場を失った静けさに満たされ
月の光さ ....
愛ってなんだ
ひとりにしたくなかった
愛ってなんだ
誰にも渡したくなかった
愛ってなんだ
体中と心はオレのだって
愛ってなんだ
かなしくなんかなかった
愛ってなんだ

繰りかえされ ....
暖炉に入れたのは不器用に割った薪と

友たちの笑い声

寒い、寒い夜、仲間が集まった

白髪を気にしながら集まった


薪を手に取る友の手の皺は深い

笑顔も皺だらけ

でも ....
彼氏がいて
同棲していて
相思相愛で
演劇で
2人でカップル役を演じて
仲のよさを
アピールするという
話をしらず
チケットをかって
しまったので
みにいっても
そうしそうあいぶ ....
  .
{引用=ぼくの中にふたりの人間がいる!そしてぼくは不幸にも、そのどっちがどっちを打ちのめすのか、見当がついてるんだ。
 ――エヴァリスト・ガロア}
  .
世界の隠された扉を開け放ちそ ....
ともだちの 定義ってなんだろう?

自分がともだち と
おもっていたら
ともだち?

双方のおもいが
かさならなければ
ともだち と
いえないの?

微妙にすれ違う
キモチとキ ....
翼をもぐ手は青緑
マフラー代わりの黒い髪
虚無への階段を昇天
しもやけた足の小指
「消え失せろ」の言葉にこみ上げる
笑顔は砂漠に否認され
欠陥者の烙印プレゼント
was sent
wh ....
青を知るくじらは
空を遠いとは思わない
美しく在ることをわきまえて
地球とともに命を謳歌する
視界を遮るあじの群れ
力強く求め跳ねる

ぶりんぶりん
{引用=
真夜中の森でひとり
花を散らす戸惑いのない指
(中心にある雌しべ)(囲むようにある雄しべ)
(覆う花弁)(支える萼)(茎)(光合成する葉)
すべてをばらばらに並べて
花のすべてを ....
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UNTITLED#2- 折口也自由詩3*11-1-30
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0.0000000000000000000000000000 ...- 6自由詩411-1-28
ラショネルマン・コニュ(識られた世界)- Giton自由詩3*11-1-28
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